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理論を貫いて実践に生き! 実践を通して理論を究め! 前へ前へと進もう!

繊研新聞の“サタデーセンケン”にメルマガ登録しよう!

2009年10月03日 | アパレル放談
いよいよ繊研新聞の“サタデーセンケン”がスタートしました。
一回目の配信なので内容は今後に期待するとして、まずはおめでとうございます。
出来るだけ多くの人がメルマガ登録して新しい情報源として期待しましょう。

今日は“サタデーセンケン”は、昨日銀座にオープンした「+J」の紹介記事がトップでした。
柳井会長のコメントと共に佐藤可士和氏のことも出ていました。(私は氏をどのように敬称したら良いか分からないので一応“氏”と敬称)
佐藤可士和氏のことを知ったのは、3、4年程前のことです。
携帯電話の機種変更をした時に偶然買ったのがNTTドコモのN703iDという機種でした。
私は携帯は電話とメールの機能ぐらいしか使いこなせていないので、あまり機種に拘っていなかったのですが、偶然買ったのが佐藤可士和氏のデザインのものでした。
その後、マスコミで佐藤可士和氏が有名になってその偶然を知りました。
シンプルで機能的なデザインでアクセサリー的な感覚で満足しています。
佐藤可士和氏のデザインのUTブランドのTシャツは、さすがの私も着こなせません・・・・。
+Jにジルサンダーがどの程度に拘わっているか知りませんが、+Jの商品を気に入って買ったのがジルサンダーだったというのが望ましいのではと独り善がりをしています。

ユニクロ! ユニファ?

2009年10月02日 | アパレル放談
“ながら族”でこのBlogを投稿しています。
決して仕事をサボっている訳ではありません。
夕方のニュースバラエティー番組は、コペンハーゲンのIOC会議の東京オリンピック招致に関する話題やユニクロの東京銀座の店のオープンに関する話題です。
オリンピックの招致の結論は今夜に決まり、それほど興味があるわけではありません。
快進撃を続けているユニクロの銀座の「+J」の新ブランドの発表は大いに興味があります。
テレビのバラエティー番組で、詳しく商品紹介をしていました。
「+J」がジルサンダーとのコラボレーションのことや商品を一点一点試着してコーディネートスタイルも詳しく映して紹介していました。
パリ店のオープンに800名の客が行列したとも伝えています。
ファッション業界のプロが店視察を行う前に、お客様側が情報を早く得てしまうという奇妙な現実です。
5兆円のグローバル企業を目指すユニクロの成功は、日本のファッション産業に要求されている将来のビジネスモデルのグローバル化のひとつと考えられるからです。
日本企業が全てこのビジネスモデルとはいえませんが「ひとつのビジネスモデル」となると考えていたからです。
私は、ユニクロの成功に少し懸念することがあります。
前からBlogに投稿してきた「矛盾」を感じることがあります。
先日の繊研新聞のコラムに柳井会長が「歴史に習え!」と力説されていました。
ユニクロのブランドの由来は「UNIQ CLOTHING」から始まったと私は解釈しています。
ユニクロの成功は、ベーシック単品=衣料(Clothe)を、究極価格の生産の仕組みとロジスティックスで展開し、メディアミックスとVMDの駆使と、規制緩和と日本デフレ経済下で、トップのカリスマ性と強い意志によるダイナミックな展開が消費者の強い支持を受けたといえましょう。
テレビの情報番組や紙上の広告から受ける感じは、クローズ(衣料)から「UNIQ FASHION」へ進化したイメージを強く感じます。
「UNIQLO」から「UNIFA」とブランドが進化!?しています。
ベーシックな単品=衣料からユニクロ(ユニファ)のファッションスタイルへの進化しつつあります。
10年ほど前にユニクロがファーストリテーリングにCIを行いましたが、ファーストリテーリングがグローバル企業への発展の時期といえましょう。

ユニクロの成功事例の研究を「偶然性と必然性、独創性と模倣性、右脳性と左脳性」等の観点から考察しても面白いのではないか?
最近読んだHarvad Business Review(当然日本語版!)に面白い論文がありました。
その中に「ファッション業界にイノベーション体制を学ぶ」とコラムがありました。
H・B・Rの8月号の不況期の経営力の中の「乱気流時代のイノベーション戦略」の論文の内容に付いては、後日、Blogに投稿しようと思っています。
私が興味を持ったのは、「先進のアメリカのビジネス界が、アメリカのファッションビジネス界のイノベーションを見習うことを提唱」していることです。
日本の成功企業のイノベーションの歴史を知ることの重要性を示唆しています。

繊研新聞の“サタデーセンケン”

2009年10月01日 | アパレル放談
繊研新聞の土曜日版が十月より休刊になるようだ。
厳しい業界状況下では、ある意味理解できます。
最近の広告欄を見ていると業界の広告も少なくなっており、空欄が目立っている。
比較的他の業界紙に比べ、購読収入を強化する営業努力をしてきておりその先見性は評価できるのではないかと思っています。
中国での繊研新聞の発刊や英字の繊研新聞など新しい取り組みにもトライしているようです。
IFFはじめ各種の業界イベントも取り組んでいるようです。
政治の変化・混乱、産業界の不況・混乱の状況下にあります。
当然、ファッション産業界も同様に不況・混乱の状態にあります。
歴史的にみて、混乱期には既存勢力のイノベーションと新規参入のベンチャー的な起業によって発展してきました。
歴史に習えば、既存の維持戦略は衰退を意味します。
われわれは、最近政治世界でこのことを痛烈に体験しました。

その意味で、マスコミも同様のことが要求されているのではないでしょうか?
繊研新聞が業界紙のリーディング紙であるならば、そのイノベーションは業界にとっても大きな意味を持っていると考えられます。
ファッション産業のジャーナル紙的内容を強化して、業界のイノベーションの重要性とベンチャー的な起業者に的確なメッセージを発して欲しいと期待しています。
今週の土曜日から休刊に変わって“サタデーセンケン”のインターネットによるメルマガが企画されました。
登録を早速行って、今週末を楽しみにしています。
たぶん最初は試行錯誤ではないかと思いますが、紙面では制約がある繊研新聞さyとしての“社説・論説”のような内容記事もいづれは取り組んで欲しいと考えます。
インターネットの双方向性も生かして、最前線情報投稿コーナーも企画して幅広い情報収集も面白いのではないかと勝手に想像し期待しています。
細分化、分散化している情報は既存の情報チャネルからではなく、末端の情報への窓をいかに持つことが重要と考えられます。
インターネット配信の“サタデーセンケン”支持を受け、“エブリデーセンケン”の有料登録サイトになる位に発展することを期待します。
このBlogをお読みいただいている読者の方は、ファッションビジネスの将来に夢と希望をお持ちの方が多いと信じています。
是非、登録をされて今後に期待しましょう。

追伸
最近アクセス数も増え、一日200長のアクセス(訪問者)数になってきました。
1週間合計も1500超のアクセス数です。
閲覧ページ数は1日500を越える日もあります。
Gooブログランキンは、総数130万のうち3000台のアクセス順位になってきました。
私のBlogの性格上あまりアクセスう数やアクセスランキングはあまり気にかけてはいませんでした。
最近、初対面のお若い方で、私のBlogの読者の方が多くなりました。
実にうれしいものです。
時々Blog投稿をサボりがちですが、そんな方に出会うと投稿の意欲がわいてくるものです。