最近でもこの癖が直りきっていない。
いつもはラジオですが、一昨日からCDの「艶華・ENKA]中森明菜が流れています。
前作の「歌姫シリーズ」は、余り興味がなかったのですが、演歌のカバーということで早速購入しました。
*天城越え *無言坂 *氷雨 *みちづれ *越冬ツバメ *悲しい酒 *舟歌 *石狩晩夏 *矢切の渡し *八百屋お七の10曲が中森明菜がカバーして収録されています。
前作に続き千住明さんのモダンな編曲とプロデュースで、懐かしい演歌も原曲を生かしながら新しい感じにアレンジされており「カバーというよりリメイク」といった感じでした。
古い「演歌」も棄てたものではないなといった感じでした。
音楽的素養は0に等しい私にも、中森明菜の声、歌唱力と選曲(10曲)がオーケストラのバックと微妙なハーモニーで、演歌の重たい感じがなく、イージーリスニングとしても丁度良いと満足しています。
中森明菜自身のイメージが、他のアイドル(清純?)歌手にない独特の妖艶な雰囲気があり、「艶華」のタイトルにピッタリのような感じがして、一人でニンマリと聞いています。
ジャケットも少しエキゾチックな感じがして、ヒョットすると海外でも人気が出るかも知れない予感がします。
初老の私がこのCDを購入したのは、この「艶歌・ENKA」のプロヂュースの手法に興味があってです。
音楽業界では演歌は厳しいジャンルと聞いています。
アパレル業界のミセスブランドも時代の変化の中で厳しいのは演歌と同じではないでしょうか。
どちらも顧客の高齢化が問題になって低迷を続けています。
この件のミセスアパレルのトップの方の苦悩をよくお聞きします。
口を開けば若返りの必要性を指摘され、悩まれています。
この「艶歌・ENKA]を聴いて、自分勝手に推論を立てみました。
私の長女が子供の頃に聴いていたのが松田聖子であり中森明菜だったように思います。
当然女房も母親として一緒に聴いていた記憶があります。(私も同様ですが・・・)
最近、我が家では女房が嫁いでいる娘達と大阪市内で待合せて外出することが多くなっています。
二人の娘がこの夏と秋に出産を控えていることもあり、余計に会うことが多くなっています。
帰って来て女房の話しを聞くと、食事の話やショッピングの話しばかりです。
我娘からの情報が多くなっています。
母親と娘の情報の共有が始まり、容姿?は別にして精神的には益々若くなっていきます。
案外ミセスアパレルの業界がコレに気づいていないか、気づいていても、その事に適確なプロデュースが出来ていないと考えられます。
中森明菜の「艶歌ENKA」が、最近殆んど聴かなくなった「演歌」を久し振りに興味を持つ機会を作ってくれました。
音楽業界では、昔の曲のカバーやリメイクが盛んです。
何か時代性を感じるのですが・・・・・。