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神戸コレクション観覧記(新進のブランドのこと)

2006年02月27日 | アパレル放談
神戸コレクションの参加メンバーを見ていると、大手の2~3社を除いて,ほとんどが新しい企業で構成されていました。

直営ショップやファッションビル、Web・Mobileショップなどで、最近頑張っている新進のブランドが多く出ていました。

ショーのステージから見ただけなので、商品の詳しい内容は分からないが、楽しいスタイルが多かった。

プレタポルテの物つくりではない、カジュアル中心で、組み合わせを楽しんでいる。

大手メーカーの商品はさすが物つくりはしっかりしているが、新鮮さに欠ける。

どこが違うかというと、商品的には軽さであり、組み合わせやアクセサリーの使い方の違いだろう。

変なこだわりが無いために、楽しく見せている。
観客(ほとんど顧客)が、すぐにでも取り入れられそうな、手の届くところにある。
雑誌モデルのタドタドシさと相まって、独特のスタイルがでている。

本来カジュアル(ヤング)とはこんなものかと再認識した。

ヤングのアパレル系のSPAの物つくり(仕入れ)とセレクト系の物つくり(仕入れ)のスタイルが大きく違っているが、この変に原因があるような気がする。

アパレル系のSPAの仕入れ部にはスタッフが多く配置されている。
MD、デザイナー、パタンナー、生産担当者など多勢の体制だ。
デ゛ィストりビューターもいるところもある。

セレクト系のSPAはシンプルだ。
商品担当が殆ど仕事を進めている。
小売の原則の仕入れと販売のバリアーが無いか低い。
営業と一体で、壁が無い。

好調なSPAに共通することがある。
仕入先に良いベンダーのOEMメーカーを持っていることだ。

OEMメーカー(仕入先)の機能を十二分に引き出している。(要求水準は高く厳しいが)

反面アパレル系のSPAの多くは、OEMメーカー(仕入先)との関係で、従来のアパレルのスタイルが残存しており、仕入先の機能を引き出していない。
むしろ2重構造になっている感がします。
結果的に、スピード、コストや商品感度で、セレクトSPAに劣ってしまっています。

私もプレタポルテの経験が長く、どうしてもカジュアル(ヤング)の物つくりに抵抗感はありますが、避けて通れないことと思います。

神戸コレクション観覧記(マーケティングの仕掛けが一杯)

2006年02月26日 | アパレル放談
インターネットに昨日の神戸コレクションの関連記事が出ていました。

記事自体は、他愛の無い芸能ネタです。

神戸コレクションにモデルとして参加した梨花が、ショー会場で、自分の写真集を「なりふり構わず手売りしていた」と書かれていました。

その記事によると、ABCテレビのバラェティー番組の中で「青木さやか」と、お互いの写真集の販売部数をかけていて、そのために「当日なりふり構わずに手売り」していたとの他愛無い内容でした。

番組のことについて梨花は何も言っていませんでしたが、モデルのトークショーの時に、毎日放送のMCの問いかけに、ジョークで答えて「なりふり構わず、握手会でも、手売でも、何でもする」といっていました。

会場にも写真集の販売ブースが設置されていました。

何も知らなかったのですが、そのような「仕組・仕掛」があったようです。

その小さな「仕組・仕掛」が、来場者の「口コミ」になり、「新聞報道」になり、「インターネット」にのり、「ブログ」に書かれる。

神戸コレクション側も、プロモーションの一環として扱っただけですが、結果的に、神戸コレクションのことも新聞記事になり、ある程度のPR効果が期待あったことになります。

彼女の写真集は自費出版とのことです。
梨花のこの小さな「仕組・仕掛」はまさしくマーケティングそのものです。
(ネット記事によると、写真集の売れ行き好調で梨花が優勢とのことです)

神戸コレクションには、その他に、「放送とのMIX」、「出版とのMIX」、「企業・異業種のMIX」、「読者モデルのオーディション」や「JJ専属モデルの起用」、や「行政・団体とのコラボ」などの「仕組・仕掛」があります。

今年は横浜市での開催は、港神戸・港横浜のイメージつくりの一環だと思います。
其の他にも、いろんな「仕組」・「仕掛」が張り巡らされているように見えます。
「仕組・仕掛」の網だらけでした。

(このブログを書いている事自体、私もこの「仕掛」の網に引っ掛っているのでしょう)

しかもそれらの「仕掛」は軽い乗りで生まれています。
「仕組・仕掛」に損得勘定が先に立てば、先に進みません。
数字にあらわす事が馴染まないものです。

イベントはそもそも「仕組・仕掛」による、相乗効果を目指すものです。
マーケティングも同じ考え方に立って行われるものです。

我々の業界(特に大阪の?)はこのような「仕組・仕掛」を好まない傾向が強いのではないでしょうか?
そのようなものを、邪道と感じたり、互いの損得勘定に走ってしまい勝ちです。
(何故か、お金を出した衣装強力には積極的ですが・・・)

昔から「良い製品つくり」、「既存の顧客・チャネル重視」、「変らないサービスの継続」といった伝統的な商道を重んじてきました。
この事は間違いではなく、
私もこの「伝統的な商道」は最も重要と思います。
しかし、新しいマーケティングも無視すべきでは無いと思います。
企業内でまた業界内で、これがもう少し取り入れられれば、良いと思います。

大阪のアパレルの幹部の方から薦められた本に、「仕組・仕掛」の事が書かれていました。
其の本では「仕組・仕掛』のことを「トリック」と訳していました。
其の本は: 
スティーブン・ブラウン著: ダイヤモンド社
『ポストモダン マーケティング』 
副題「顧客志向を捨ててしまえ!」

(追)
この本を紹介してくれた、アパレルのAさんへ
顧客志向を捨ててしまえ!という副題が強烈だったので、最初違和感があったのですが、
ようやく最近Sブラウンが言いたかった事が、少し解ってきたような気がします。
本の推薦有難うございました。





神戸コレクション観覧記(梨花・神田うの・須藤元気・田波涼子・小泉里子・真山景子・JJモデルらが一杯)

2006年02月25日 | アパレル放談
今日2月25日(土)に2006SS神戸コレクションが六甲アイランドのKFM(神戸ファッションマート)で開催されました。

我が家から5分ほどの近場でもあり、神戸コレクションを観にいきました。

地の利を生かして、どこの新聞社よりも早く、神戸コレクションの第一報を書きます。
早いだけがとりえです。
詳しく正確な内容は来週の業界紙の新聞紙上でご確認ください。

より詳しくは3月17日(金)24時30分~25時30分にMBSで放送予定(多分寝ている頃と思いますが・・・)

午後1時から7時まで、3回に分け、ファッションショーだけで26ブランドあり、その他、日産MOCO(軽自動車)、LUCIDO(化粧品)、Tuche(ストッキング)、ACUVE(カラーコンタクト)、靴など異業種とのコラボレーションショーがあり盛り沢山でした。

BOAや天上智喜(韓国出身の4人グループ=初めて知りました)のライブステージもありました。

その他チョコレート、アイスクリーム等のブースも出店して、ショーと言うより、エンターテーメントイベントでした。
(ハーゲンダッツは今春新発売の製品を無料で配っていました)

前回からメインスポンサーが行政から民間に移行に移行し、資金集めの関係上、スポンサー数も多くなり、このように協賛企業が多くなったと思います。
高田恵太郎氏はじめ主催者の継続開催のご苦労お察しします。

普通は、これだけ盛り沢山だと(欲張ると)、「ごった煮」になり、イベント自体が変な味になるのですが、「神戸というスパイス」が効いており、「ごった煮」が「神戸シチュー?」になり、一つの良い味になっています。

神戸という環境か?プロデュース力か?解りませんが、なかなか他では出せない味と思いました。

「神戸コレクション」というより「神戸シチュー」といったほうが良いかも知れません。
私には「好きな味のシチュー」でした。

横浜での開催が予定されていますが、関東の味覚に合うか興味あります。
(「おでん=関東煮」も関西と味が違うから気にすることないか・・・)

神戸コレクションを観ていて、前から感じている事は、「マイナーも上手く協力し合えばメジャーになれる」と言う事です。

うがった見方かも知れませんが、神戸コレクションのスポンサーの大半が大手企業であっても、新規事業ブランドであったり、比較的小規模か、新しい企業のブランドが中心であるという事です。

メンズ化粧品のマンダムがLUCIDOの発売に合わせてスポンサーになり、グンゼのTuche、日産のMOCO(軽自動車)など新規開発ブランドのキャンペーンの一環として、スポンサーになったのではないかと想像します。

読者モデルブランドも神戸のセレクト系のブランドもJJとのタイアップでの相乗効果がきっかけとなりました。

JJの雑誌モデルにとっても、ファッションショーの機会は少なく、慣れない舞台で、どこかぎこちないウォーキングや、少し照れて、胸の前で可愛く手を振るしぐさをするショーは観客とブランドを一体化する効果が出て魅力的なのかも知れません。

主催の毎日放送としても、ファッションの話題が乏しくなった関西で、神戸コレクションは毎日放送の事業局としても、格好の素材であったと思います。

弱者(新規参入者)は既存の価値観に囚われなく、新しい自由で斬新(破天荒)な冒険ができるものです。
また、企業間のバリアが低く、協力し合えると思います。
プロデューサーとしては腕の振るう部分が多くあり、やりがいがあると思います。

結果的に神戸コレクションがこれまでのデザイナーが行ってきたプロ向きのファッション(モード)ショーと異なった、顧客向けのエンターテーメントショーが可能になり、回を重ねるごとに盛況になっていく要因と思います。

雲を突くような長身のモデルがオドロオドロシク舞台を闊歩するショーを経験している私にとっては、なんとも楽しく、微笑ましいショーに感じます。

会場のあちらこちらで、ミニ撮影会やサイン会が自然発生的にあり、観客参加型のショーイベントです。
(ロイヤルボックス席は6,000円と高くして、他は立ち見で、座る人の満足・差別化を計算した仕掛けは巧妙にしていますが・・・)

神戸コレクションをステップに、LUCIDOやTucheや読者モデルブランド、セレクトショップブランドなどビジネス的に成功しているものも多いと思います。

回を重ねる毎に商品内容も充実してきたように感じます。
入場者も満員御礼状態でキャパ的にもいっぱいでした。

次回の新しい試みが楽しみです。

初心を大事にして、神戸コレクションは「手の届くあこがれ」で有りつづけてほしいと思います。(老婆心)

自称「ちょい不良オヤジ」の神戸コレクション・エクゼクティブプロデューサー高田恵太郎氏の手腕に期待します。

神戸コレクションの成功から、マーケティングの一つのスタイルが浮かんできます。

(余談)
実は、毎年サプライズモデルを楽しみにして、最後まで見てしまうのですが、今年はサプライズモデルは無かったようです。

メンズの総合格闘家(今やモデル?)の「須藤元気」カッコよかった。
プロ顔負け。
彼のステージが、会場の若い女の子が一番盛り上がっていました。

最後の4人のモデル(セレブ会?)の玄関からの赤絨毯歩き、リムジンでお帰りの、お見送り迄して帰りました。(少し待たせ過ぎ)
梨花ステージよりライト無しの方が綺麗でした。

今日は年齢を忘れて、半日楽しくミーハーしました。
(当人は仕事と思っています⇒大変勉強になり、刺激を受けました)






団塊世代と団塊ジュニアについて(イオンの新ブランドに関連して)

2006年02月24日 | アパレル放談
昨日のブログでイオンの新ブランドについて書きました。
団塊世代と団塊ジュニアは厄介な世代とも書きました。

堺屋太一氏が数十年前に、戦後のベビーブーマーの団塊世代が日本の消費に大きな影響を与えると唱えました。

しかし各産業界が期待したほどの大きなインパクトを与えたとは言えなかったと思います。

これからシニアの仲間入りする団塊世代がミセス、アダルトのマーケットに新しいインパクトを与えることが期待されているのだと思います。

私は前から、その世代のファッションの購買志向(嗜好・指向・思考)は、始めて自分でファッション(文化)商品を購入した時のトレンドがDNA化し、その後に影響するのではないかと言う仮説(独説)を持っています。

例えば、団塊世代のVAN世代のトラッド指向(嗜好・思考)のように、青春時代の20歳前後に購買したトレンドがその後も影響すると言う仮説です。

最近、TVでもリバイバル番組やカバー曲が多く放送されています。
知らず知らずに青春時代の曲を口ずさんでいます。
青春時代に触れた文化がDNA化していると思います。

団塊世代は日本のカジュアル、コーディネートファッションの魁となりました。
それまでの呉服、お仕立(クチュール)と洋装(プレタポルテ)から、カジュアルとコーディネートの新しい着こなしを受け入れた世代です。

鈴屋、三愛や原宿マンションメーカーが台頭し、メンズではVAN、JUNの全盛時代に青春時代(20歳前後)を過ごしました。
(彼女たちはミニスカートやパンタロンをはいた世代です)

昨日も言ったように、団塊世代は両棲(両生)の意識があり、新しい価値観と古い価値観の両方を併せ持っています。

「団塊世代」を「熔岩世代」と言い換えたのは、両生(両棲)の要素を持ちそれを上手に使い分けているからです。

いわゆる「三従」(親・夫・子に従う)の古い価値観も共有しています.
団塊世代の多くは結婚後は家庭に入り、子育てと家事に専念していました。
暫く消費の最前線と距離をおいた生活をしていました。

「三従」から徐々に開放されつつある団塊世代は、消費の前線に再び参戦します。

ただ、三従を経験した、この世代は只者ではありません。
青春時代のDNAに、これまでの「三従」の経験を通して、新たに武装して参戦します。

ものの本質(質・価格・サービス)を見抜きます。
彼らの厳しい(手前勝手?)な選択眼に答えるのは、表面だけの物つくりでは対応できないと思います。

販売の手法も今までの販売スタイルでは満足させられません。

その意味で、団塊世代は手ごわいと思います。

コンセプトやトレンドだけの商品つくりでなく、価格・価値・プロモーション・サービス・ライフスタイルなどを加味した対応が必要と思います。

百貨店や専門店のミセスアパレルが若返りで失敗している例があります。
この点の研究、アプローチの不足が失敗の要因と思います。

POS情報や机上のコンセプト論はあまり役立たないと思います。
団塊世代はミセスマーケットにとって、新規のマーケット・ターゲットと考えるべきです。

次の機会に、その子供たちである団塊ジュニアについて書きたいと思います。

(追)
「三従」を終えた団塊世代のわが女房は、この週末に尾道にある、映画「男たちの大和」のロケセット見学にサークルのお友達とお出かけです。
キネマ世代と団塊世代の谷間世代の私は、土曜日と日曜日は一人でお留守番です。
(これもまた私にとっては楽しいことですが・・・)




イオンのSPAショップとトップバリュブランドの始動について

2006年02月23日 | アパレル放談
先ごろ、ユニクロ=ファーストリテーリング・ダイエーの新ブランドとヨーカ堂の新ブランドの発表があり、GMSのSPA型ブランドが相次いで誕生しました。

その時に、私はこのブログで、残るイオンがどのように展開するにか興味ありと書きました。
今日(23日)の業界紙にイオンの新ブランドの発表がありました。

これで3つのGMSが新しい試みに、そろって着手したことになります。
GMSの活性化のためには喜ばしい限りです。

3社とも、こぞって団塊世代とそのジュニアをターゲットにしています。
それぞれ手法が提携(FR・ダイエー)、社内のシンクタンク(ヨーカ堂・藤巻幸夫氏)、社外のデザイナー(イオン・永澤陽一氏)と異なっおり興味深い。

昔に各GMSが無印良品の「コピー売り場?」のような売り場を作ったが、今回はこのスタイルではなさそうなので、どのようなものになるか期待したいと思います。

私は「団塊世代」を「溶岩世代」と思っています。
「団塊ような塊」ではなく、「溶岩のように軟らかく、広ろがって」います。

「溶岩」のようにとらえどころのない世代です。

旧世代と新世代の両世代にスタンスを上手に置いています。(使い分けています)
両世代に両棲しています。(悪い意味でなく、良い意味で←念のため)

団塊世代は数十年前から有望ターゲットとしてアパレル業界だけでなく、全産業が期待したマーケットでしたが、期待ほど成功を収めなかったマーケットです。

団塊ジュニアも同様に合理的で利口な世代です。

我が家は、私は団塊世代から少し外れますが、女房が昭和24年生まれ、長女が昭和48年生まれの典型的な団塊家族です。

家族がこのブログを見ていますので、詳しく書くのは止めますが、一筋縄ではいかない世代です。

団塊世代や団塊ジュニア世代は、机上のコンセプトだけでは納得しない、ターゲットです。

競馬レースの予想屋のようで申し訳ありませんが、机上のコンセプトつくりも大事ですが、勝敗のポイントは物作り、販売、プロモーション、ロジスティック等の総合的なオペレーションの勝負になろうと思います。






アパレルからWEB関係の会社を起業した渡辺仁氏の話

2006年02月22日 | アパレル放談
昨日はアパレルから独立してコンピューターのシステムやメンテナンスの会社を起業した中島弘順氏のことを書きました。
今日は同じくアパレルからWEBショッピングのホームページや運営を行う会社を起業した、渡辺仁氏のことを紹介します。

その会社名は(有)First Lightです。

彼も元私の部下でアパレルの営業をしていました。

比較的おとなしく、所謂「営業には押しが弱い」感じでした。
逆にその誠実で、お得意先からは信頼がありました。

6年程前に彼は「新しい仕事を研究する」との理由で退職をしました。
その後、年賀状を頂く程度のお付合いでした。
詳しい消息は分からない状態でした。

昨年10月頃、私が依頼を受けている新規ブランドを、Webを活用したブランドにするために、Webデザイナー(コーディネーター)を探していたところ、渡辺氏を紹介されました。

私が依頼を受けているブランドのWebショッピングを手伝って貰っています。
手伝って貰うというより、お任せしているといったほうが適切と思います。

彼の在職中の記憶では、パソコンは余り得意では無かった筈ですが、
退職後、ホームページの制作関係について一から勉強したようで、大きく変身していました。

ただ誠実・真面目さは変わらずでした。

故郷の農家の特産品を、インターネットを活用して、Webショッピングのサポートする会社を起業しているとのことです。

過去のアパレルでの営業経験を生かして、Webショッピングを故郷の農家に定着させているようです。
氏の誠実な姿勢が農家の方から信頼を得ていると思います。

Web Brandingは直接的に顧客に訴求できる点では、Realと異なった優位性があると思います。

特に既存のチャネルを持たない製造御者や人材・資金に乏しい小規模のアパレル等が参入するには有効なチャネルと思います。

昨日のブログに書いた、「大病院より、誠実な町医者」の例えと同様に、Web上の「大型店より、ユーザビリティーのある小さな専門店」が可能です。

昨日の中島氏や渡辺氏とのコラボで面白いビジネスモデルが出来そうです。








ウイルスでダウンしました

2006年02月21日 | アパレル放談
ウイルスでダウンと言っても、流行性感冒でなく、コンピューターウイルスです。
今ごろウイルスとはお恥ずかしい限りです。

ウイルスバスターをインストールしていたのですが、契約更新時にうまくダウンロー出来ていなかったようです。
ごく初歩的なミス(不注意)でした。

メールについてはガードされているようで、大丈夫とのことです。(念のため)

ファイルが全部ダウンし、インターネットがつながらない状態でした。
私では対応できるわけがなく、一時途方にくれました。

元、私の部下で、パソコン関係のシステムやメンテナンスの会社を起業している中島弘順君のことを思い出し、彼にレスキューを依頼しました。

依頼したと言うより、すがったと言ったほうが良いかもしれません。

土曜日にもかかわらず、名張市から神戸まで駆けつけてくれました。
手際よく仕事に取り掛かり、時々「宇宙の言葉」のようなことを呟きながら、3時間ほどかけて処置してくれました。

比較的リーズナブルな費用で解決が出来ました。

彼とは20年ほどの付き合いで、昔はたびたび叱りつけていた部下を、この時ほど素晴らしく頼りがいを感じたことはありませんでした。

アパレルの営業からスタートして、生産管理の担当を経て、販売管理の基幹システム創りの担当をしていました。

彼(これからは氏と呼びます)は名張に住んでおり、近鉄電車の車中を独習の場所としていたようです。
そのころのノートパソコンは今ほど軽くなく重いバックを担いで通勤していました。
殆ど独習でマスターしたようです。

前の会社の店頭管理システム創りやオペレーションを殆どやってくれていました。

今は独立し契約で企業のシステムやメンテナンスを請け負いながら、ウイルス対策やレスキューの会社をやっています。
「芸は身を助ける?」と言えましょう。
日ごろの努力の賜物といっておいたほうが良いかもしれません。

アパレルの営業、生産業務と販売管理の両方の実務がわかるのが彼の強みと思います。

今回のことで、パソコン(特にインターネット)が私の仕事に重要なウエートを占めていると再認識しました。

私などはアナログで仕事をしており、無縁と思っていましたが、知らず知らずにIT化が進んでいるのでしょう。

私の仕事においても、避けて通れなくなって来たようです。

これを機会に中嶋氏に指導願おうと思っています。
昔の部下に教えを請うことになりそうだ。

中島弘順氏にエールを送る意味で
「(有)エヌ・システムズ」のアドレスを記しておきます。
 nsystems@nava21.ne.jp  

大病院も重要ですが、風邪程度だったら、すぐに往診に来てくれる町医者も必要です。
「藪医者」ではなさそうです。



インパナトーレ雑感(企画提案型のOEMメーカー諸君へ)

2006年02月20日 | アパレル放談
最近の傾向として、アパレル企業を退職した方が企画事務所や企画提案型のOEMメーカーを起業するのを多く見かけます。

昔は退職した場合、他企業(ライバル企業?)に再就職するか、同業のアパレルを起業するのが通常でした。
当然、在籍した会社の売り先や仕入先が競合する事が多く、何かと「陰のイメージ」がありました。

最近は川中、川下の環境の変化で、彼らの経験と知識を生かした、新しい関係が生まれつつあるように感じます。

SPA、百貨店、量販店、専門店、TVショッピング、通販などが新しい取引環境を求めており、この取引関係が成立する環境になったと思われる。

また商社も、ある程度のリストラが進み、縮小均衡から、新しい事業展開を模索し出しており、商社の営業の実務部隊としての関係の強化を計っています。
ファイナンス面で両者の新しい協力の関係が生まれつつあります。

アパレルも企画・生産のアウトソーシングをする傾向にあり、彼らの活動の場が広がったといえます。
アパレルのアウトソーシング化については、「諸刃の刃」の面もあり、全面的に賛成は出来ないが、自社の不得意分野を補完する意味では避けられないことと思います。
一方、SPAや小売ウエートの高い分野では、好ましい機能と思います。

従来の川上⇒川中⇒川下の生産から販売に至る新しい流通が生まれつつあります。

今後の課題はこの企画型のOEMメーカーと、商社(ファイナンス先)や販売先(アパレル・SPA等)との取引条件の基準つくりが重要と思われます。

まだ業界の中で、充分に市民権を得ているとはいえないが、空洞化が顕在化した国内の生産・流通の再生に一役担えると感じます。

彼らの活躍を期待します。

(追)
企画提案型のOEMメーカーと勝手に名づけていますが、適確な呼び方が未だないと思います。
もしあれば教えてください。






インパナトーレ雑感(OEMメーカーの今後の方向について)

2006年02月18日 | アパレル放談
韓国商談会期間中、しばらくブログを休みました。
3日間、昼の商談と夜の懇親会とで少し疲れ気味ですが、今日からブログを再開します。

韓国のメーカーの商談会は今回で3回目です。
前の2回と今回とで大きく異なったのは、来場者の変化と商談内容が変わってきたことです。
前回までの来店者は、アパレルのMDやデザイナー、商社の営業担当者が中心でしたが、
今回はアパレル・SPAの企画・生産の具体的な作業を行っている、企画型メーカーやOEMメーカの社長やデザイナーの方が多くご来場いただきました。

前の2回の商談会と比較して、商談がスムーズに進行し、内容も具体的で充実していました。
彼らは企画・生産について、「経験や実務知識」が豊富で、韓国の出展メーカーの担当者と充実した商談を行っていました。

アパレルや小売出身のSPAのアウトソーシング化が進み、アパレルやSPAのMD、デザイナーやバイヤーの中には、実務経験に乏しい方が多くなっています。
そのMD、デザイナやバイヤーをサポートする機能が必要となってきた中で、「商社のファイナンス力と物流機能(貿易)」を利用して、SPA・アパレル・チェーン専門店・量販店・百貨店・通販等へ商品を供給する、「新しい業態」が誕生・確立し始めたことを実感しました。
彼らの多くは、「資金や生産設備」は持たずに、彼らの「経験、知識」でその機能を果たしています。
その意味で、「日本版インパナトーレ」といえるでしょう。

彼らの中で、企画力、生産の技術・知識を生かし、彼らに不足している「資金力や営業機能」を補完・補強して、新しいメーカー(アパレル)に進化して行くことが、予感されます。

ただ、彼らの多くは限られたネットワークに偏り勝ちて、生産や営業面でネットワークを広めることが重要と思います。
その面で私も協力できるところが有りそうです。
今回も多くの方との接点がありました。
彼らのとのインパナトーレが楽しみです。









インパナトーレ雑感(海外生産についてⅢ)

2006年02月13日 | アパレル放談
海外とのビジネスでお互いの商習慣の違いで起きる問題(相互不信)が多い。
一寸した配慮で避けられることが多いと思います。
海外との取引で、昔から心がけていた、私流のチェックポイントを下記に書きます。
参考になれば幸いです。

1)単価の決定について:
①国内では最初にガイドラインの価格を聞き、それを基準に交渉し決定する場合が多いが、海外ではこの方法は取らないほうがよいと思います。
海外のメーカーは欧米との取引が多く、価格の提示は最終の価格を求められておます。
日本的なネゴシエーションで価格を決めることは殆どありません。
最初に提示した価格が最終単価と理解するべきです。

②価格の提示を求める時は発注の数量、仕様、納期、輸送方法、決裁方法を明示すること。
これらを明示せずに価格を提示を求めても意味はありません。

③FOB、CIFの確認は必ず行うこと。
(最近は国内渡し価格=運び屋単価?まで有るようで驚きです=これは論外)

④最終単価を決定したら、日本での事情で上代変更をしたからっといって、値下げ交渉をしないほうが良い。値下げに応じた時はサンプル商品と異なった商品があがってくることを覚悟すべきです。
何故なら香港、韓国や華南地区のメーカーは外注委託の比率が高く、サンプルと違う外注に委託する可能性が強い。縫製不良の発生が予測される。
単価値下げ交渉は新たな商談と割り切るべきです。

2)商談について:
①サンプル代金について苦情が多い。
海外のメーカーは商談用のサンプルを作成し、それを商談に使いますが、それ以外に日本側からサンプル依頼を受け作成します。
バルクオーダーがあった場合はコストに吸収するところが多いが、展示会サンプルやバルクオーダーが無いサンプルについては、別の取扱いをすべきと思います。
別途サンプル代金として生産すべきでしょう。

昨年暮れに知り合いのメーカーから苦情を聞いた。
彼曰く「9月頃から3ヶ月にわたりサンプ作成の依頼を受けて、50枚ほど数回に分けて納品した。その後現物オーダーも無く、サンプル代金も払ってくれない。
運賃だけでも30万円以上掛かっており、サンプル代金とあわせると80万円ほどになり、苦慮している」とのことである。
海外のメーカー側の苦情なので日本側の事情は解らないが、常識的に可笑しな話しです。
これは極端な例としても、これに類したことを散見します。

②海外出張して、新規のメーカーを訪問し、沢山の資料を入手して、取引開始の期待をさせておきながら、帰国後に何ら連絡もせずに取引を行わないケースがあります。
取引するしないは自由ですが、出来ない理由を連絡するべきと思います。
理由さえハッキリすれば何ら問題は無いのですが、期待を裏切られた気がして、不信を買ことが多い。
③親交を深める意味で会食をすることは大いに結構ですが、現地のエージェントなどが、メーカーや工場を同席させている時は気をつけたほうがうが良いと思います。
たいがい勘定を付回している事が多く、そんな時は気をつけたほうが良い。
(取引開始を決めていない最初の商談時の会食は辞退したほうが良いと思います)

④商談内容は必ず書面で確認することが重要です。
口頭の商談は雑談と思ったほうが良い。
殆どの場合日本語で通用すると思うので、決定事項を箇条書きでよいから書きとめ、写しを渡すこと、渡せないときは帰国後にメールかFAXすることをお勧めします。(特に新規の商談は必須)
出来るだけ簡単な内容にして、抽象的な形容詞や修飾語等は使わないほうが良い。
日本的な美文も必要とせず、かえって中学生英語程度の英語で良いかもしれまん。

⑤初回の商売は何らかの問題が発生することが多い。
日本の新規取引開始の時でも同じだと思う。
取組むに値すると判断したら、それをいかに乗り越えるかだと思います。
双方が、改善していくことが重要と思います。

3)イレギュラーな貿易について
貿易といえない形態での輸入が行われていることを耳にします。
これについての意見はブログには馴染まないと思いますので避けます。
注意しましょう。

(お知らせ)
明日から韓国のメーカー3社を招いて商談会を大阪婦人子供服会館で開きます。
韓国版インパナトーレとして期待している友人の洪徳昊氏が5人引率して来阪します。
今年は3社に絞り、実質的な商談できる内容にしました。
14日(火)~16日(木)までの3日間です。

商談の成功も重要ですが、彼らと親交を深めるのも楽しみです。
懇親会が楽しみです。
彼らの言い分、日本の主張に口角泡が飛ぶことでしょう。
泡といってもビールの泡かもしれませんが。
彼らはよく飲みます。
特に日本の生ビールを特に美味しいといってよく飲みます。
飲んだ後のラーメンも楽しみのようです。

そんな事情で、このブログ3日程休稿するかもしれません。
悪しからず。


インパナトーレ雑感(海外生産の留意点Ⅱ)

2006年02月11日 | アパレル放談
海外生産のロットや納期について、昨日触れました。
業務委託を行われているインパナトーレ的な人材が重要と提案しました。

海外生産を行う時の注意点をまとめてチェックリストにしておくと、問題の発生が未然に防げて良いとかねがね思っていた。
誰かまとめると良いのだが、そんなことは出来ないだろう。

このブログで、私が感じたことをメモ的に書いてみることにする。
こう見えても案外忙しくしている。
あくまで、気が向いたとき程度しか書けないと思う。

たいした内容のことは書けないと思うが、少しでも参考になれと、トライする事にした。

今日は海外生産を行う時に、素材が重要な位置を占めていることについて、
感じていることを記します。

メーカの縫製技術の水準が有る程度の水準に達しており、指示も適切に行った上でのことだが、海外生産で素材の手配が上手くいったら、その商品はほぼ8割がた完成したと思って良い。

経験的に、問題の大半が素材に関することが多く、縫製に関する問題は最近少ないと感じる。

その証拠に暫定8条を使った、日系工場での委託加工の製品では殆どトラブルが起こらない。
イタリア糸や日本の糸を使用した、横セーターでも同様に大きな問題は無く、順調に拡大している。

問題は現地の布帛素材を使用した時の問題が多く発生し、素材の選定が重要だ。

そもそも海外の素材の開発は、大きなマーケットである対米向けの素材か、韓国の東大門市場や広州の市場のように、国内市場向けの素材を勝手に日本輸出に転用している例が多い。
そもそも日本の要求する品質基準を満たすものではない。
現地の国内仕様の生地を使って、殆どが発生予測されることを強行し、トラブルが発生している。
素材の選定を慎重に行うことが、問題発生の防止となる。

2番目の問題点は、日本のように、テキスタイルコンバーターの機能は無く、海外生産の殆どの素材はバルクオーダーが原則です。

欧米のアジアでの生産はバルクオーダーが原則である。
日本は、ばるくオーダーに至るほどの数量に満たなく、分割的な発注になる。
このことが海外生産のトラブルを起こすこととなる。
小ロットの染色を強行すると、サンプル染めとバルクの色の違いや染めの不良が発生し、展示会サンプルと違ったりして、トラブルのもとになる。

3番目に、テキスタイル開発力の有るメーカーとの取引がポイントとなる。
テキスタイルメーカーが製品一貫生産しているところや、
丸編素材や定番的な素材を生機でストックするメーカーも出だしてきた。
素材の提案力の有るメーカーは素材のハンドリングになれている。
このようなメーカーを選別して取り組むことも良いと思う。

4番目は、海外では日本国内感覚で、安易に委託加工的な生産は行はないことだ。
商社を通して、三国間生産を行った場合、素材のトラブルが発生した時の対応が難しい。
三国間生産を行うのであれば、メーカーのリスクで提案された素材を選定すべきである。
若し自社が行う場合は、当然リスクは自社が負う覚悟が必要だろう。

予断ですが、最近の洗いや、サンドウォシュなどの後加工をした製品が多い。
ファッション傾向とは言え、海外生産(特に中国)に適した物だ。
2$程度の生地がファッション商品として通用し、縮みや染めむら、色落ちの問題を解決してくれ、おまけに縫製の技術まで隠してくれる。
その商品がお客様にも、トレンド商品として喜んでいただける。
全てハッピーなことだ(?)。

またまた、昔の話しで申し訳ありませんが、アメリカのエルジンガ-がGO・SILKブランドで、中国の富士絹をサンドウォシュして大ヒットし日本でブーム化した記憶がある。
その後乱売になり影をひそめました。

最近トレンドもカジュアル一辺倒からエレガンスラインの要望が多い。

何時までも洗い後加工に頼っていてはと心配です。

海外での素材の確保、開発が重要となろう。







インパナトーレ雑感(海外生産についてⅠ)

2006年02月10日 | アパレル放談
日本のアパレルやSPAなどに製品を輸出している、海外(アジア)のOEMメーカの社長や貿易担当者の方々と、お話しする機会が多い。

彼等が異口同音に訴えるのは、生産ロットと生産納期の日本側の厳しい要求に関する苦労話し(苦情)です。
日本の厳しい市況を反映して、小ロット生産と短納期の要求が益々エスカレートしているとのことです。
彼らも日本の状況を理解しており、可能な限りの対応をしているようですが、限界に達しているところが多いようである。
特にロットの問題については、展示会受注の卸型アパルに対する不満が多い。
展示会用の試作サンプルを何度も修正し、各色サンプルを提出し、結果、展示会の受注数だけしかオーダーがない。
物によっては、数枚の発注しかないことも有る。
日本国内ではテキスタイル問屋があり、素材の少量発注が可能なこともあるが、海外では問屋機能が殆どない。(一部韓国の東大門市場や中国の広州地区には例外的にあるが)縫製については採算度外視して行えば、生産可能だが、素材の手配に苦労しているようだ。小ロットでは、貿易上の諸チャージも吸収できず、DHLやEMSでの輸送が多いようである。
小ロットではLCも開けず、輸送の関係で、単価もFOBではなく、CIFになり、運賃の負担をしている場合が多い。
私も数年前までアパレルに在籍しており日本の市況については理解しているが、彼らの言い分も解り、同情すらする。
また、ヤングの小売出身のSPA等に時々見かけるが、小ロット、短納期、低価格を追求する余り、ルール無視の貿易がされており、昨年の春頃に、一部問題になったのは、周知のところです。
その後少し沈静化の傾向は見えるが、そのコストのしわ寄せが、韓国のメーカー側に押し付けられており、採算割れで、その結果、廃業したメーカも出だしている。
これらの多くは日本側の海外生産や貿易に対する経験不足に起因するとこが多いと感じます。
FOB、CIF、LC、海外送金、輸入諸チャージなどについて、充分理解せずに商売をしているのように見受けられるところが有る。

また日本の帳破の悪慣習を海外の決裁に使っている事例も見受ける。(韓国との取引)
受けるほうも受けるほうだが、お恥ずかしい限りだ。

双方が襟を正すべきということか。

アパレルやSPAの生産がアウトソーシングになりつつあり、この機能を担う業務委託の業者が重要な役割を担っています。
業務委託の業者の経験を生かした海外生産の仕組みつくりが必要と思います。

また海外のメーカーも、単なるエージェントではない、生産と貿易の実務が出来る人材の育成が必要となっている。

日本もアジア諸国も「インパナトーレ」的人材が必要であろう。
日本とアジアにインパナトーレが多く生まれることが望まれる。

残念ながら私は少し歳をとりすぎている。
海外生産(貿易)は知識や経験だけでなく、気力と体力がいる。
経験、気力は自信があるが、体力(持続力)は若い人にはかなわない。

経験と気力(情熱)で、彼らへの助言やサポートは充分出来そうだ。

頑張ろう!



インパナトーレの商談会のお知らせ

2006年02月08日 | アパレル放談
韓国の商談会は今回で3回目となります。
初回はKOREA MISSIONと銘打って
20社以上の韓国のメーカーを紹介する商談会でした。

朝日新聞の経済欄にもインパナトーレの記事と合わせて紹介された。
前2回は韓国メーカーを日本のお客様に紹介する、
「集団お見合い会」的な商談会でした。

それぞれ思い思いにカップルは成立しましたが、
その後変わらず交際が続いているか充分把握できていない面があった。
フォローアップを充分に行える体制を日韓でとるために
今回は3社に絞り、紹介します。

参加の選定基準は
①韓国素材のハンドリングができること
②中国に生産機能を持っている
③ロットの対応が可能なこと
④日本の商慣習を理解している
⑤百貨店・専門店に対応できる管理体制。

対象は百貨店・専門店アパレル・チェーン専門店(SPA)や
其れを対象としている企画メーカーや商社のアパレル製品部です。
若し興味がある方はご来場ください。

詳細連絡先は
㈱インパナトーレ窪添まで
電話:078-846-6080 
E-mail:impannatore@smile.ocn.ne.jp

今日はお知らせご案内のみです。  悪しからず。

O・MIGOTOの杉本悟氏と神戸コレクションの高田恵太郎氏へ

2006年02月07日 | アパレル放談
大阪ライフスタイルコレクションと神戸コレクションの話題で
杉本氏と高田氏に勝手な思いを提案しましたが、よく考えてみると
両氏ともビックイベントの開始や準備中の貴重な時でした。
両名の手掛けているビックイベントの成功が第一で、
将来展望はその後の話しです。

このブログをご覧の皆様は、時間の許す限り何らかの形で
参加されるようにお勧めします。
「O・MIGOTO」のパンフレットに
詳しくイベントの説明がしてあります。
(今日大阪アパレル協同組合に行ったら、
1階の玄関に置いてありました。)

神戸コレクションは25日に開催されますが、
このイベントは、主に若い顧客をターゲットにしているので、
我々おじいさんは高田氏は歓迎しないかもしれないが、
私は押しかけていきます。

両イベントの成功を祈ります。

イベント終了後に3人で食事でも如何でしょうか?
(慰労会)

(広告・宣伝)
二人にイベント成功のエールを送っていたが、
考えてみたら、この私も小さいながら大事なイベントを控えていたのだ。
そのイベントは韓国のメーカーを招いた商談会を開催することになっている。
期日は2月14日から16日の3日間です。
会場は大阪婦人子供服会館です。
来週に迫っており、二人の成功も大事ですが、
当面このイベントのほうが、なお大事です。
興味のある方は、ご来場お待ちします。
お問い合わせは 
アドレス impannatore@smile.ocn.ne.jpまで




拝啓 高田恵太郎様

2006年02月06日 | アパレル放談
昨日大阪ライフファッションコレクション(O・MIGOTO)の
ブログを書きましたが、このイベントのプロデューサーは
㈱ドリームアンドモアの杉本悟社長です。
杉本社長は神戸に事務所をおき、神戸でのイベントが多いと思います。
神戸の若手企業のインキベーション事業のイベントの「ドラフト」を
神戸商工会議所の主催で行われています。

昨日のブログで神戸と大阪のジョイントイベントを
勝手に提案しました。

その時に神戸コレクションのプロデュースをされている
高田恵太郎氏の名前を出しました。
杉本氏も高田氏も新しい感覚のイベントプロデューサーで
私は常々興味を持っていました。
従来の既成のスタイルに囚われないイベントを企画している。

高田恵太郎氏の神戸コレクションも典型的だ。
主催者側の企画ではなく、観客に視点を置いたものだ。
観客と一体化しエンターテイメント性をショーに盛込んでいる。
神戸コレクションは2月25日に六甲アイランドで開催される。
実は私の住まいは六甲アイランドです。当日は島全体が若く、
きれいに着飾った女性(観客)で溢れます。
6000人以上の集客と聞いている。
島全体が華やいだ雰囲気になる。
お爺さんの私も、別の意味?で今から楽しみにしている。
ご成功をお祈りします。

高田恵太郎のプロフィールを紹介しておこう。
親交はジャパンマーケットセンター
(JMC=KFM)時代からです。

今年頂いた年賀状に氏の近況と心境が書かれていたので、
紹介する。
(注:「・・・・」の言葉は氏の年賀状から抜粋したもので、
 私の創作ではありません)

「路頭に迷えど、もてるオヤジは焦らない」⇒
昨年に16年在籍の神戸商工貿易センター(KFM)を
「円満退職」「祝!マート卒業」し現在の生活は、
「必要なのは”お金”じゃなく”愛嬌”」をモットーに、
「限りない”自由”と”夢”を求めてラスト人生を楽しんでいる」
「ちょい不良オヤジの失業生活」を送っている。
今の信条は「モテるオヤジは崖ぷっちをこう楽しむ」を
実践している。

昔VANに在籍していたはずで、良いイメージのVANと
悪いイメージのVANのを享有しているしている。

年賀状からもお分かりのように愉快な男である。
桁外れなところがあり、誤解を受ける部分はあるかもしれないが、
私に無い面を持っているので、興味深い人物だ。

彼のキャラクターが神戸コレクションを官に頼ることなく、
民で成功させたと思われる。

杉本氏と高田氏に共通しているのは、
スポンサリング?(造語)が上手い。
メディアやスポンサー企業を説得するのが非常に上手だと思う。
彼らのキャクターと企画力(奇抜な)が
スポンサーの魅力を感じさせるのであろう。

昨日の提案を貴方ら二人が協力して実現してくれたらと思う。
「両雄並び立たず」の懸念はあるが
高田氏の「愛嬌」があれば可能かも!
「限りない自由と夢」の一つにしませんか?
高田氏が最近興味を持っている上海についても、
大阪は上海と姉妹都市、
神戸は上海・長江交易促進プロジェクトと
共通項があり、阪神間がイベントで作り上げた
Identityで中国上海展開も面白いのではないですか?

なかなか行政や団体任せでは実現が難しいと思うので、
高田氏や杉本氏のような方がジョイントして
提案してもらえばと思います。

そろそろ高田氏も「路頭」ではなく表舞台に出たら如何でしょう。

「ちょい不良オヤジ」がもてるのは、仕事ができるのが前提で、
これを成功したら、今よりもっと「モテる」と思うよ。
(激励のつもりです。皮肉でも嫌味でもありません)