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週刊文春の記事のこと U.F.O.谷絹子社長のこと

2009年12月10日 | アパレル放談
2週間ほど前から私のBlogにUFOの谷絹子社長のキーワードの検索からのアクセスが多くなっていた。
Blogのアクセス解析は、善悪を問わず直近の情報が反映されることが多い。
今日地下鉄の中吊り広告を何気なく見ていたら、週間文春の広告の
『みずほ、三井住友を手玉に取った“中国ビジネス”カリスマ美人社長』
「第二の尾上縫事件」というタイトルに目がとまった。
まさか!という予感がした。
早速、駅の売店で購入して確かめた。
「まさかの予感」があたっていた。
U.F.O.の谷絹子社長のことが、独占スクープとして4ページの紙面を書いて報じられていた。
[第二の尾上縫事件」のような事件性があるかは、知る立場でないが、かなり核心を突いた内容であった。
業界関係者や近い筋から綿密な取材をしていると思われる。
週刊誌のスクープの段階なので詳しいコメントは、今の段階では控えたほうが良いと考えるている。
気になったのは、私のBlogで谷絹子社長の事を三回ほど投稿していることだ。
3年ほど前に一回、2年ほど前に二回投稿した。
3年前の投稿は、「テレビ東京(大阪テレビ)のビジネスサテライト」の放送の時、
2年前の2回は「幻冬舎のついにでた!本当に役立つ中国ビジネス虎の巻」の出版時だ。
(つい先日、「BS朝日の賢者の選択」も谷社長を賢者として放送していた)
今回の報道が正しいとして、私のBlogの内容が大きく違い、谷社長を『中国ビジネスのカリスマ」に祭り上げるのに、「ひと役かっている事」になっていないだろうかという心配がよぎった。
早速、過去のBlog記事を読み返してみた。
“案外冷静な内容”であると、自分では納得し、安堵した。
谷絹子社長の香港のファーストトレーディング時代から知っている私は多少の「危うさ」は感じていた。
当時のマスコミや業界紙や業界の過大な評価の中で、それに抗するほどのことでもないと考えて、当時としては、精一杯の冷静な表現で投稿した。

谷絹子氏のビジネス手法も問題とは思うが、もっと問題なのは、
そのビジネス手法を充分な取材もなく課題に報道するマスコミ、マスメディアの報道の姿勢こそが問題だと私は思う。
「情報源の問題=危うさ」、「取材の安直さ=手抜き」、「誇張した番組手法」、
「歴史感を持たない記者・ディレクター」などが問題では無いかと常々思っている。
最近の「ユニクロ報道」、「激安報道」、「ファストファッション報道」、「アウトレット情報」など等、少し行き過ぎではないだろうか。






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4 コメント

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沢山の人が被害者 (繊維業界のもの)
2009-12-12 19:38:40
私は以前、この谷絹子と商売していた。その時、請求したお金、結局支払ってくれなかった。でもそれは私の会社だけでなかったのは後から知った。仕入れ先に支払いをしないので有名な人でした。まあそんな人と商売をした私が馬鹿でした。
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コメントいただいた被害者の者の方へ (インパナトーレ)
2009-12-13 00:13:45
コメント拝読しました。

私も10年ほど前のファーストトレーディング時代に、商売をした経験があります。
その頃は、一応商売の原則だけは守っていたように思います。
上海に移転後に数回お会いしましたが、『成功の罠』にはまっている印象を受けました。
UFOとのビジネスのチャンスは何度かあったのですが、私は控えました。
その後、貴方のような事例は噂として聞いていました。
私が敢えて3年も前のBlogを持ち出したのも、私のBlogが影響を及ぼしたことになっていないかと言う懸念(自責の念)があったからです。
今では、彼女を『成功の罠』を仕組んだ人たちに憤りを感じます。
この件に関するBlog投稿は控えようと思っていましたが、貴方のコメントを読ませていただき、私の知っていることを投稿する気分になりました。



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うそ (匿名)
2011-10-07 00:13:46
あなたがこのブログで書かれている内容を拝見しました。過去を回顧して、『谷絹子』を『冷静』に見つめていたと自らを評しておられますが、私には単なる自分に対する言い訳であるとしか、思えません。(“案外冷静な内容”であると、自分では納得し、安堵した。)
写真から察するにかなりのご高齢とお察しいたしますが、年を重ねれば、人間はもっと謙虚でなければいけないのでは、と思います。あなたのブログを読んだ一般人は、彼女を優秀な商売人と評するでしょう。(この本を読んで、このブログで書評(読後感想)を書こうとしましたが、30年以上の厳しい香港、中国でのビジネス最前線の激戦を生き抜いて成功された経営者の経験に裏打ちされた記述内容でもあり、それに比べて「友好商社」時代から中国繊維産業と関ってきたと云っても、所詮、アウトサイダー的な関わり合いしかなかった私ごときが、書評を書く事に躊躇します。
中国ビジネスに関心のおありの方は是非購読をお勧めします。)
 30年にもわたって粉飾し、金融機関から巨額資金を巻き上げていた事実。今後我々真っ当な日本人がこの女とこの亭主(ともに詐欺師)とその子供や孫たちに放蕩された莫大なお金を、税金という我々の汗と血から弁済していくという現実。
 あなたのブログは、彼女とあなた自身を称賛しているとしか、私には思えませんでした。
 オリックスの宮内、ソフトバンクの孫、まぁ、所詮『谷』と同じ穴の貉でしょうけど。
 会社定款にほとんどすべての会社が謳っていると思いますが、『社会貢献』とはいったい何のでしょうか?
 走り続けていて、本物になれば、成功者、さもなければ、詐欺師。これが結論では悲しすぎます。
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うそ(匿名)投稿の方へ (インパナトーレ)
2011-10-18 13:55:30
コメント有難うございます。
匿名の方への反論コメントはしないほうが良いのかもしれませんが少しコメントします。
①Blog投稿記事は5年程前のモノです。当時は業界や信頼すべきメディア、出版社がこぞって氏を取り上げていました。
20年歩の前の香港時代に取引をした時のことやその後、紹介を頼まれて何度かお会いしたことがありました。
少し危うさを感じながらも世間の中国事業の寵児のような扱いに、
その当時としては、冷静に投稿したと今でも思っています。
事件の詳細が分からない時期でしたので、繊維業界にどのような被害があったのか、心配もあり投稿しました。また私のBlogが悪影響していないかの懸念もありました。
②私が言いたかったのは、繊維業界の問題ではなく、事件としては金融界のことであり、コンプライアンスの問題はマスコミ、業界紙、マスメディアとそれに乗った業界のサブベンダーの個人や企業ではないかということです。
③UFOとの取引上のトラブルで損害をうけられた方にはおきのどくです。しかし、今後のグローバルビジネスへの展開の場合には多発することと思います。
④UFO事件は金融業界での事件で、今後、詐欺事件から発展して大きな事件になる可能性があるのではないか?
⑤「30年にもわたって粉飾し」とご指摘ですが、今回の事件の展開は、8年くらい前ではないでしょうか?本格的には6年ほど前からと想像します。
ご指摘いただきました「歳を重ねれば、人間モット謙虚に・・・につきましては、私も常に自戒しています。「自由に働く!自在に遊ぶ!自在に学ぶ!“今様隠居道”を心がけています。この歳になっても文章の稚拙さで、貴方に誤解をおかけし不快な思いをさせたかもしれません。
貴方のご指摘の同じ穴の貉の内容については詳細理解できませんが、いくら年下であっても「呼び捨て・貉」は如何かと思います。
本日18日付の朝日新聞に「UFO社長再逮捕」の記事が載っています。いよいよ金融界の問題となってきたのではないでしょうか。
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