「業際」を超え・「域際」を超え・「世代の際」を超えて!

理論を貫いて実践に生き! 実践を通して理論を究め! 前へ前へと進もう!

ウサギと亀・蟻とキリギリス

2010年01月12日 | アパレル放談

先週末の夜に、知人らとの新年会の帰途の車中で、新年会帰りの二人連れの若い会社員の会話が聞こえてきた。
別に盗み聞きをしたわけではないが、電気関係の専門商社の社員のようだった。
大手の総合商社の社員という感じではなく、今話題のリチューム電池の小規模な専門商社の対米輸出担当者のようだった。

彼らの話を紹介すると
「昨年一年かけて、対米に色んな仕掛けの種を蒔いていたのが、
ここにきて芽が出だしてきて、怖いくらいの反応だ]、
「下期の予算も既にオーバーする勢いだ」
「来期の予算をどの様に提出するか悩んでいる」
アルコールの勢いもあってか、景気の良い話しをしていた。
もう一人の仲間は、どうやら昨年を無に過ごしてきたようで、
盛んに羨ましがっていた。
何か「ウサギと亀・蟻さんとキリギリス」の童話を思い出してしまった。
酔っ払ったサラリーマンの戯言と聞き流すのではなく、
アパレル業界にとっても同じようなことがいえるのではないかと
興味を持って聞いていた。

今年のアパレル業界も、昨年のアパレル業界の不況期に
どのような対応をしたかによって、「ウサギと亀」、「蟻とキリギリス」に
分かれるのではないでしょうか?

蟻や亀のような小さく、早く走れないものにとっての愚直さが
ウサギやキリギリスにも必要と酔客の話しから感じた。






謹賀新年

2010年01月04日 | アパレル放談

明けましておめでとうございます。

 Blogの投稿を始めて、5年目を迎えました。
本年もよろしくお願いします。

『自由に働く、自在に遊び、自在に学ぶ“今様隠居道”』も今年で2年目になりました。
 昨年は、毎週水曜日に開かれている「立命館大学のオフィス講座」=(大学のオープン講座)を受講したり、ソフトブレーン㈱のセミナーやその他のビジネスセミナーに積極的に参加しました。
 大学の准教授との共著で「ファッションビジネスの業態構造の移行―その成果と問題点―」の論文を書きました。
 1990年から15年間のアパレルと小売の業態がどの様に変化・移行したかを考察し、「今後のファッションビジネス界の移行・変化」を考える資料として論文にまとめました。
 学生時代には、放学部?(法学部)の優等生だった私も遅まきながら「自在に学ぶ」面白さも経験しました。

「笑福亭松喬一門」の落語会で上方落語の面白さと奥の深さを楽しみ「自在に遊ぶ」も満喫しています。
 笑福亭松喬師匠を囲んでの「落語会の後の打ち上げの飲み会」も楽しいものです。
殆どが、私より先輩の方が多く、「完全リタイヤの方」や「仕事と老後を両立されて活躍されておられる方」などとの仕事を離れた交流は、新鮮な経験です。


 40年間をアパレル業界でヒタスラ働き、「少々の成功と数々の失敗の道」を歩んできた私にとって、「自由に働く、自在に遊び、自在に学ぶ“今様隠居道”」は楽しい道です。
 現役最前線時代には経験できなかった、新しい自分が発見できた一年でした。
 “今様隠居道”で、現役最前線の時代には浮かばなかった考え方やアプローチの仕方が身についたと体感できました。
少し周りが見えてくるように感じています。
 
今年は、「自由に働く」を「自在に働く」に変えて、少し積極的に2年目の“今様隠居道”を歩みたいと考えています。