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これもドライか?そうかドライか=ユニクロ 

2008年06月29日 | アパレル放談
昨日28日(土)の一般紙の朝刊にユニクロのALWAYS DRYのインナーの前面広告が
掲載されていました。
タイトルの「これもドライか?そうかドライか」はその広告のキャッチコピーです。

私も3年ほど前から夏はドライの機能肌着を愛用しています。
従来の下着売り場の少ない品揃えの中からや、スポーツ売り場から
ようやく探し当てて購入していました。
このBlogにも何度かその良さと、それに反して業界の取組みが遅いことを消費者の
立場から指摘してきました。
生産者側も小売側も従来型のMDが邪魔をして、消極的な取組みになってしまい
顧客不在の商品開発と店頭になっているのではないかと指摘してきました。

昨日のユニクロの広告を見ていると、ようやくと顧客に、その機能性を
強力にアピールしようとしているように見受けられました。

実は、5月にユニクロで、この商品を4枚ほど購入しました。
今までは、ユニクロは定点的な調査対象の店舗ではありましたが、購入までには至っていませんでした。
前にブログにも書きましたが、ユニクロ創業時のオーバープロダクトの香港製品の
販売ショップのイメージが頭から離れず、このインナーが、私のユニクロでの
最初の買い物でした。
カジュアル商品は通販のLands Endが中心でした。
理由は、ユニクロに比して少し高いが、質の良いベーシック感覚(スマートカジュアル)が
ユニクロより勝っているからです。
ぶらっとリサーチついでに入ったユニクロでドライ機能のインナーに目が留まり
購入しました。
以前に比べてベーシック商品の構成が増えおり、スマートカジュアルの感じが
出てきているような感じがしました。
ダンガリーのシャツもジャケットインとしても充分着られそうな内容で1枚購入し
ついでに足袋靴下?も衝動買いしてしまいました。
多分、ホールガーメントで編んだと思われるこの靴下は、遊び心もあり面白い商品でした。
直近のユニクロの業績についての詳しいデーターはわかりませんが、お客様には
ユニーククロージングというよりは、コンビニエンスな店としての存在感が増したように感じます。
小島健輔氏が指摘しているように、GMSの平場は本当にいらないのかも知れません。
このことで思い出しましたが、数年前に、イトーヨーカ堂が平場の活性化として
立ち上げたブランドは、その後、どのようになったのかな?
藤巻氏は、また新しく会社を設立されたようで、先日テレビにコメンテーターとして出演されていました。
相変わらず元気そうでしたが・・・・?!。




我が家の厚生年金問題    厚生年金問題とアパレル業界 Ⅱ

2008年06月26日 | 今様隠居道
昨年の投稿記事を見てみると年金問題が国会やマスコミで取り上げられていました。
私の去年の6月28日のブログも年金問題について書いています。

その記事の内容は、アパレル業界も盛衰の激しい産業で、社員流動性(転職)が高く、
また企業側にも、社員側にも、厚生年金のような長期の物に対する関心が低く、
アパレル業界には、今問題になっている「厚生年金の色んな問題が山積」
しているのではないか?という危惧を持っていると記事にしました。

まさか1年後に我が家に厚生年金の問題が起きようとは予想だにしませんでした。

3月頃、家内に例の『年金特別便』が郵送されてきました。

家内は私と結婚する前に私と同じ会社に2年ほど勤務していました。
結婚と同時に退職したのですが、退職時に会社の総務担当者から『年金の脱退制度』を
勧められて、脱退の手続きを会社に委任したものと思い込んでいたようです。

数年前に行なわれた加入履歴調査の時も、その錯誤とおりに国民年金のみの履歴で
回答していたようです。

「年金特別便」が送られて来たということは、独身時代に努めていた会社の厚生年金が
未脱退であったことが判明したものと想像できました。
早速それを証明したところ、即座に復活しました。

その他にも同様の事例が、私の知人にありました。
私の努めていた会社の先輩と食事をする機会があリました。
その先輩も社内結婚で、ご夫人が、家内と同様の事例で悩んでおられました。
私の家内と同様に厚生年金の脱退制度を勧められて、脱退したものと錯誤されていたようです。
私の家内と同様の事例ですが、その先輩の夫人は、社保庁の手書き台帳に脱退の印が
ついているとの事で、社保庁では解決できずに、第三者委員会へ移行されたようです。
長期化するのではないかと思っています。

その先輩のご夫人がお勤めの頃は、会社名が○○商店で、その後○○商事、カタカナ㈱と
社名や住所が変わっているために、現在のカタカナ㈱の会社との連続性が証明できない
という問題も抱えているようです。

私が想像していたようなことが、身近なところで起こるとは、昨年そのブログを
書いた時には思いもよらなかった事です。
無責任な想像ですが、このような事例が他にもあるのではないかと、他人事ながら心配です。
私の近いところ(私の先輩・同輩)で、若しこのような事例でお困りの方は、ご連絡ください。
社会保険労務士の資格は持っていないので、専門的な内容にはお答えできませんが、
事例を紹介する程度なら出来るかも知れません。

昨年のこの記事にご興味のある方は2007年の6月28日の
『年金問題とアパレル業界』の記事をお読みください。年金問題とアパレル業界

大変長らく失礼しました

2008年06月25日 | アパレル放談
昨年11月にブログ再開の投稿を最後に新規の投稿を絶っていました。
知人から私の体調や公私の状況について、お問い合わせを多数いただきました。
ご心配をお掛けしました。

体調はイタッテ元気でしたが、昨年11月の投稿をした直ぐ後に、
長く介護生活にあった母親が享年91歳で天寿を全ういたしました。
昨年9月の転居その後の長女、次女の孫誕生などのお祝い事と母の死去という
悲しみ事などが集中し、私事、雑事に追われていました。
また、お引き受けしている依頼の仕事の公の部分も疎かに出来ず、
Blog投稿を犠牲にせざるを得なかったのが実情でした。

今日6月25日は、私の64回目の誕生日です。
この年齢になると、365日の中の一日に過ぎないようですが、
「私なりの期する日」とすべく、Blog再開の日としました。

空白の期間の充電で、却ってBlogの内容に新味が加えられればと思っています。

私のBlogは繊維アパレル業界に今起きている出来事を私の体験をもとに、
繊維アパレル業界の歴史に倒叙して投稿してきました。
『今起こっていることを、過去の歴史との連続性を求めて倒叙することで、
未来が推察できるのではないか?』との仮説をもとに、
現在から過去に倒叙的に投稿してきました。
Blog記事の『中国やアジアのビジネスの事、アパレルやテキスタイル、
流通の川上・川中・川下の事やリタイア生活のプライベートな四方山ばなし』
などの記事を読み返して見ると、短期間ではありますが業界や社会に
大きな変化があることが読み取れます。

私のBlogの記事を現在の状況と照らし合わせてみると、ズバリ的中しているものや
赤面する内容など様々ですが、概ね、Blogを書いてきて良かったと満足して
新たに投稿の意欲を持ちました。

これまでのように時代に倒叙するだけでなく、未来への提言のような内容になればと
考えています。

64歳の誕生日にBlogを再開をいたします。