「業際」を超え・「域際」を超え・「世代の際」を超えて!

理論を貫いて実践に生き! 実践を通して理論を究め! 前へ前へと進もう!

せんば適塾

2010年10月07日 | アパレル放談
10月5日に開塾した「せんば適塾」の開塾イベントの記事が7日の業界紙に掲載されたこともあってか、問い合わせや世話人の申込などご連絡いただいているようです。
ありがたい事です。
「せんば適塾」は大阪の繊維・ファッションの新生を産・官・学が共同、協働で行なう試みです。
今までがどちらかと言えば官指導、官支援の下で行なわれたといえます。
「せんば適塾」は産業界と学識者、有識者が協働して官や業界団体を巻き込むことが重要です。
現在のような乱気流の時代に覇権をなしえた覇者はいません。
ユニクロといえども覇者ではありません。
未だ進化中です。
誰でもチャンスはあるのです。
そう思えばこの苦境も愉しく考えることも出来るのではないかと思います。
時代を作った業界の先達もこのような経験をされて時代を作ってこられたのではないかと想像します。
幸運にも私はそのような先達を直接お会いし仕事をした最後の世代だと思っています。
歴史の語り部ではなく、「せんば適塾」として、次の新しい歴史への橋渡しとして頑張ろうと思っています。

乱気流期(政治、経済の大変動期)にアウトサイダー企業群が既存の業界に参入し、その結果、既存企業のイノベーションを誘発し新しいビジネスモデルが出現し、その後の業界発展の原動力となった」という仮説(私論)を10年程前から持っています。
戦後1950年代、オイルショックの1970年代、バブル崩壊の1990年代と20年毎に発生しています。
概略すると
①1950年代に生地オーダーや手編み、莫大小の時代からワコール(和江商事)。イトキン(糸金商店)や東京スタイル(東京縫製)などの婦人服・雑貨製造業への新規参入
②1970年代のオイルショック時にマンションメーカーの林立とその後のDCアパレルの新規参入
③1990年のバブル崩壊時の109やユニクロなどのセレクトショップやSPAの新規導入
このように歴史的に見ても乱気流期に既存のビジネスモデルが制度疲労して、新しいビジネスモデルがアウトサイダー企業郡によって誘発された。
その誘発に、既存企業の中で進取の気概を持った企業のみがイノベーションで発展した。
それが出来なかった企業群が疲弊し淘汰された。
このことは自然界にも多く見られ生物学的にも実証されていると思います。
現在を不況期と見るか乱気流と捉えるかによって企業だけでなく個人も大きな違いが出てきます。
2010年は4回目の乱気流期と考えれば、新規参入を目指すアウトサイダー的企業や起業に大きなチャンスとなり、一方既存企業にとっても大きなチャンスに変えることができましす。
そのことは個人にとっても同様と考えることが出来ます。
せんば適塾にこの「乱気流時代をチャンス」と捉えようとしている企業や起業や乱気流時代を自分お仕事にチャンスに変えようとする企業や起業そして個人の参加を呼びかけます。
「せんば適塾」の具体的な活動の原案は固まっていますが、魅力ある活動の具体策造りに追われています。
早く皆さんに知らせることが出来るよう老骨に鞭打って頑張っています。
Blog読者のご意見やご要望を広く集めたいと思います。
Blogへのコメント歓迎します。
また下記のURLから当方のメールでアクセスを歓迎します。


せんば適塾のお問い合わせ先
大阪府商工労働部ものつくり支援課技術支援グループ
担当 魚津 田邉
電話 06-6944-9187 (直通)
e-mail :  shokoshinko@sbox.pref.osaka.lg.jp

「せんば適塾」開塾!

2010年10月06日 | アパレル放談
10月5日(繊維の日=1005⇒10月05日)に船場適塾が開塾しました。
大阪府の商工労働部ものつくり支援課の協力のもとに大阪の繊維産業の新生を目指している川上、川中、川下の有志が参加して頂きました。
今後の船場適塾の運営に世話人や塾友として関わっていただける方を中心に会場の関係で50名規模で参加者を募りましたが定員以上の盛況でした。

大阪府商工労働部の杉本安史部長も公務ご多忙のなか府議会終了後に参加して頂きました。
さすが話題の民間任用の部長で従来と異なった輝きを持った人格と言う感じを受けました。
商工労働部のホームページの
船場適塾開塾までの数ヶ月の間、商工労働部ものづくり支援課の担当の職員の皆さんと準備を進めてこれました。
この準備期間で感じたことは、一般的に受け止めている公務員とは言ったイメージを感じました。

ようやく「せんば適塾」の開塾に漕ぎ着ける事ができましたが、開塾後これからが大変な苦労が待ち受けていることは覚悟しています。
昔(若いとき)の私なら到底我慢の出来ない事あると思います。
私の現役時代をご存知の方は、その事を危惧されると思いますが、私も少し年(経験)を重ねました。
船場適塾の開塾に汗をかいたものつくり支援課の担当の皆さんと協働で頑張る所存です。
今まではロマンを語ることが重要でしたが、これからは、理想と現実をどのように折り合いをつけて進んでいくことが重要と自覚しています。
大阪の繊維ファッション業界の疲弊を憂い、新生を願い目指そうとして「せんば適塾」に参集して頂いたこと何よりの喜びです。
私のような年齢に達すると「お金(報酬)もまだまだ魅力ですが、なによりの魅力は、人からのネギライ、感謝の言葉です。
今日昔の知人や初対面の方からたくさんのネギライの言葉を頂戴しました。
ありがたいことです。
このネギライの言葉を感謝の言葉に変えるのは、「せんば適塾」の具体的な成果を出してこそ頂けるものと考えています。
そのためには「船場適塾」が学びの場に止まらず実践し実利を創出する場にいち早く創り上げることだと考えます。









せんば適塾

2010年10月04日 | アパレル放談
「From OSAKA to The WORLD」 日本の繊維の発祥の地であった大阪の中心地心斎橋筋のアーケードの天井から大きなフラッグのキャッチコピーです。
ユニクロの心斎橋フラッグショップのオープンの広告です。
頭上の「大阪から世界」の言葉の下を歩くのは、大阪の繊維業界で長く仕事をしてきた私にとって少し違和感を感じるものでした。

生来のへそ曲がりの私は「叱咤」と」受け止めてしまいます。
ユニクロの柳井会長のメッセージを、われわれ大阪人への「激励」メッセージと素直に受け止めるべきでしょう。

大阪繊維ファッョン産業の新生のために「叱咤激励」という言葉と受け止めて、大阪の繊維ファッション業界の川上から川下の企業と行政機関、公共団体、教育界、マスコミや業界のリンケージ企業などが集結し、交流・切磋琢磨し、相互作業を行う「せんば適塾」を開塾します。

「せんば適塾」は「From OSAKA to WORLD」を、われわれ大阪から発信することになるものと確信しています。

詳細はこのblogのブックマーク「せんば適塾」をクリックしてチラシをお読みください。


[せんば適塾」開塾!

2010年10月03日 | アパレル放談

「せんば適塾」開塾!


念願の「せんば適塾」が大阪府商工労働部商工振興室ものづくり支援課のご尽力で開塾されます。
産・官・学の有志の協働によって大阪の繊維・ファッション産業の新生をめざす「せんば適塾」です。
時代を作った熟達の老と現代を担う熟練の壮、次代を担う新進の青が「せんば適塾」に集い、交流し、切磋琢磨で相互作業を行う
“場”と“機会
”が「せんば適塾」です。
窪添も「発起人・呼びかけ人」として参加しています。

<せんば適塾とは>

繊維産業振興に関する有識者会議から府に提案された報告書

「明日のライフスタイルを結集力で発信する、大阪の」新・繊維

産業をめざして」における大阪の繊維・ファッション産業の新生

を願う人々の結集の場づくりを具体化したものです。

概容につきましては、下記のURLのせんば適塾のチラシをご

覧下さい。


「せんば適塾」チラシ http://www.pref.osaka.jp/hodo/attach/hodo-04928_4.pdf

「繊維産業振興に関する有識者会議」報告書http://www.pref.osaka.jp/attach/3239/00047967/220531FBreport.pdf


<塾生の募集>
塾生を募集します。
募集に関する詳しい内容のお問い合わせは、下記にお願いします。
 
【お問い合わせ】

  大阪府商工労働部商工振興室ものづくり支援課

     技術支援グループ 担当:魚津、田邉

     電話 06-6944-9187(直通)

   窪添のメールでのお問い合わせも可
   メールアドレスimpannatore@smile.ocn.ne.jp