「業際」を超え・「域際」を超え・「世代の際」を超えて!

理論を貫いて実践に生き! 実践を通して理論を究め! 前へ前へと進もう!

今様隠居道 

2010年04月16日 | 今様隠居道

私の最近の活動
「自由に働く!自在に遊び!自在に学ぶ!」2年目に入った“今様隠居道”を積極的に歩んでいます。
仕事一筋の生活から生活の幅を少し広げてみると、今まで見えなかったことが見えてくるように感じます。
ここで私の生活ぶりを紹介します。

《自由に働く》
■アパレル企業の新規開発部門のコンサルト
■OEM雑貨メーカーのマルティチャネル化のサポート
■台湾・韓国・中国ビジネスのコンサルト
■Web制作の若手起業家のマーケティングのサポート
■大阪産業大学のアパレルコースの客員教授
■スポットのコンサルティング
このように列挙すると多忙に見えるが、自分の勉強の意味もあり多くがボランティア的な内容で、成果が上がれば、その時にという程度で、厚生年金と、基金の年金生活を楽しんでいます。

《自在に遊ぶ》
■上方落語の笑福亭松喬師一門(http://syokyo.net/)の落語会を楽しんでいます。
ファンの方との打上げ会や呑み会が楽しみです。私が経験したことの無い生き方をされている方との交流は有益で楽しいものです。
■ご近所付き合い(町内の老若男女との新しい交流)
近所の有志と「世話人会=島泉遊友会」を結成して、笑福亭松喬一門の弟子の笑福亭遊喬の落語会・島泉ふれあい寄席を開催http://www.momoti.com/yukyo/
落語会の世話人会を通してご近所同士の新しいふれあいが生まれてきそうです。
落語会が長く続けられるようにできればと思っています。10年続ければ私は76歳になります。最低10年は続けたいと願っています。
■大学時代の友人たちとの交流再会
殆どが現役リタイヤしています。彼らとYahooグループメールで連絡を取り合ってトレッキングや美術館巡り。彼らとアウト40年以上前の学生気分に戻るのが不思議です。グループメールは皆に好評です。

《自在に学ぶ》
■ファションビジネス学会に加入し、マーケティング論研究会でファッション情報の研究
共同研究で「ファッションビジネスにおけるE・コマースの現状と今後」のテーマで産学共同の30人規模のワークショップを開設しています。
■立命館大学オフィス講座を受講
今年の秋で3年目に入りますが、楽しく受講しています。大学時代にこれほど真面目に受講していたら私の人生も少し違っていたかも知れません。自然科学や化学、スポーツ健康医学などの多岐にわたる内容で、今までとは違ったアプローチの仕方が勉強できます。
■オフィスブレーンの公開セミナー
宗 文洲氏の主宰しているセミナーを受講しています。ファッション業界以外の最近のビジネス環境を知ることが出来ます。


《現在の一番重要なこと》
■女房との老後の生活のリズム創り
■良いお祖父ちゃんになること」
昨年女房が病気入院をしました。
発見が早く、事なきを得ましたが、お互いの健康に留意が必要と痛感しています。
現役時代は「滅私奉公」、「家を出れば七人の敵」、「男子厨房に入らず」、「親は無くても子和育つ」と言った家庭や子供たちとの生活を半ば放棄した仕事中心の生活でした。
そんな生活を誇りにすら感じていました。
その反省をもとに、女房と子供、孫たちとのこれからの生活を大切にしたいと考えています。
健康には肉体が健康であることが一番ですが、精神的にも健康でなければいけない。そして「社会と関わっていると言う社会的健康」も重要と聞きました。

   健康とは=肉体的健康+精神的健康+社会的健康

大切にして行きたいと思っています。
私の「自由に働く、自在に遊び、自在に学ぶ“今様隠居道”」で得たものを、社会(アパレル業界)にメッセージとして送ることが出来ればと願っています。



 


深喜毛織株式会社見学 “不況を生き抜く0円講座” 

2009年12月09日 | 今様隠居道
大阪商工会議所主催の『不況を生き抜く0円講座』でカシミヤの深喜毛織株式会社を見学した。

これ迄に大阪モード学園の生徒、大阪産業大学経営学部アパレルコースの学生を引率してと今回が3回目の工場見学だ。
学生たちには、原料から紡績、撚糸、織布、染色・整理・加工の工程がワンストップで見ることができる。
テキスタイルの生産工程を理解させるのに最適な工場だ。
いつも厚かましく無理をお願いしているのだが、快く受けていただいている。
大変感謝している。
私のお気に入りの場所がある。
資料室に創業から現在までの深喜毛織が製品化した生地のスワッチが奇麗にファイリングされ保管された資料室がある。
指図・設計書も同時に保管されている。
まるで図書室のように、年代別に閲覧できるようになっている。
  *余談ではあるが、昨今の繊維不況でこのような貴重な資料が
   霧散、消滅してしまうのではないかと心配している。
   大手紡績や合繊メーカーには、いくら非繊維化が進んでいるとは言え、
   消滅・霧散は心配ないだろうが、「京都のプリント・絹織物」、
   「摂津地区の莫大小」、「泉州、播磨の綿織物」、「丹後の絹織物」や
   「その他の地域の種々の織物」などを整理、保存しておく必要は
   無いのだろうか。   
   繊維の空洞化は避けられないが、そのような技術、ノウハウが
   繊維のグローバル化のために役立つ時期が来るのではないだろうか。
   “不況を生き残る”ためには、そんな余裕はないのかも知れない。
   ファッション産業を文化的な産業と考えるならば、文化の歴史が
   重要になると思えてならない。

深喜毛織で特筆すべきは、その企業理念だ。
ISO9001(技術・品質)のみならず、
ISO14001(環境・エコ)やOHSAS18001(職場環境)などの認証取得に早くから取り組んでいる。
プライバシーマーク許諾証(コンプライアンス・・・JISQ15001)
CCMI(カシミヤ・キャメル製造業者資格)加盟など、数多くの認証は際立っている。
この会社の経営姿勢を窺い知ることができる。
この認証制度に対しては、最近多くの企業が取り組んでいるようだが、私が感銘を受けるのは、早くからこれらに取り組み、全社の企業活動に完全に浸透し定着していると感じられることだ。
毛織物、カシミと言えば、日本にとっては逆境とも考えられる商品だが、これに果敢に取り組む企業姿勢には、何時もながら敬服する。
深喜毛織の物づくりの姿勢や技術、ノウハウはイギリスやイタリアとも遜色なく、寧ろ上回っていると考えられる。
今回頂いた会社のプロフィールには、これまでの英文に新しく中国語による説明文が加わって三ヶ国語表記になっていた。
『Japan FUKAKI cashimere』の表紙のタイトルが印象的だ。

私が残念に思うのは、深喜毛織のそのような物造りに対する『想い、意志』をマーケティング、ブランディングに充分に生かされていないのではないかと思われる事だ。
当然、ブランディングの重要性は充分理解されておられると思うが、『深喜毛織の想い、意志』が業界はもとより消費者の段階にブランディングが出来ていないのではないかという疑問が湧いてくる。
物造りに携わって居られる方は得てしてこの点を軽視しがちだ。
寧ろ罪悪視する傾向が強い。
物造りの立場に立てば、重要なことで理解は出来る。
しかしながら、これからの“厳しい環境を生き抜く”ためには、物づくりに加えてブランディング力の強化に取り組まれるべきと考える。
(工場見学でお世話になりながら、余計なお節介とお叱りを受けそうだが・・.)
概して、大阪の物造りの現場では、概して、この傾向が強いのではないかとカネがね思ってきた。
 *タオル業界は、海外攻勢で大変な状態だが、タオル業界でも、
  海外には出来ない高級タオルの分野で“生き残り”の兆しが
  見えているようだ。
  『泉州のタオル』は、オーガニックコットンで強みはあるはずだ。
  ところが、アートディレクターの佐藤可士和氏のブランディングによる
  効果の『今治タオル』の後塵を拝していると消費者である私には
  見える。

昔から大阪の企業は、このような「ブランディングなるものは邪道である」と言う風潮があるのではなかろうか。
ブランディング力強化も“不況に生き抜く”ための課題と考えられるのではないだろうか!

深喜毛織に関する過去のBlog
‘07年3月2日 ’07年3月6日 ’07年3月7日
深喜毛織Ⅰ
深喜毛織Ⅱ
深喜毛織Ⅲ

不況を生き抜く0円講座 大阪産業大学アパレル産業コース

2009年12月08日 | 今様隠居道
先日、大阪商工会議所主催の『不況を生き抜く0円講座』に参加した。
従来の「成功者の事例紹介セミナー」の形式ではなく、
今不況に悩む、中小零細な企業(工場や資材、付属やミシン業者、CADなどのサブベンダー)の経営者や幹部が対象でした。
大阪産業大学経営学部アパレル産業コースの学生の有志も参加していました。
講師の講演によるセミナー方式ではなく、大阪産業大学経営学部の教授から
「現状の課題、問題を提起する基調講演」をもとに、受講者が現場からの立場で討論する参加型の講座だった。
教授による基調講演は、日本の文化、歴史、宗教、社会構造の変化などからの提言、問題提起が行われた。
日ごろ、業界内の情報、視点に偏りがちで、このようなアプローチは、新鮮で、違った角度からアプローチの重要性を再発見した。
短期間に4回の集中講義であった。
私は、フル参加をしましたが、
厳しい環境下にある参加者に取っては、厳しいスケジュールだったとは思うが
“不況を生きぬく”には、このような勉強会に問題意識を持って積極的に参加することが重要と再認識した。
参加することも重要であるが、実践・行動がより重要である。
何故なら、「現在を不況と考えてそれに耐える」のか、「不況ではなく混乱期であり、新しい発展の前の漆黒の暗闇であり、やがては黎明が来る」と考えられる。




坂の上の雲に想う  大阪産業大学経営学部アパレルコースのこと

2009年12月02日 | 今様隠居道
NHKのドラマ『坂の上の雲』に想うBlog投稿をしている。
私の若かった頃のアパレル業界を黎明の時代と思いを馳せて投稿している。
その時代を夢と希望を持って生き抜いた青年たちに特別の想いを持っている。

私は今、大学の客員教授をしている。
客員教授といっても、テレビで売れっ子の有名客員教授程ではなく、臨時講師と行ったほうが良いのかも知れない。
大学側が、少し箔をつけて“客員教授”としてくれたのだろう。
大阪産業大学経営学部のアパレル産業コースで「アパレル産業入門」の講義を行なっている。
大阪産業大学のアパレル産業コースの学生は、全員が女性で、40名ほどのコースだ。
このコースは、4年生の大学と服飾専門学校の教程を合わせた内容だ。
その意味では,ユニークで、日本で最初で唯一の大学と言える。
オンリーワン イズ ベストワンと言う考え方も出来る。

アパレルコースの教室には、本縫いや特種ミシン、裁ち台、CAD、サンプルの生地ハンガー、製品サンプルなどが配置されている。
講義のための教室と実験機材がある研究室とを併用したと考えられる。
アパレル産業コースコースの学生たちは、経営学部のカリキュラムからも自由に履修出来る。幅の広い人材を育てることが可能だ。
工業学部もあり、アパレルで重要になってきた、工学的なアプローチを学ぶことも可能だ。
留学生も多く、特に東アジアの留学生との交流は、アパレルを目指す学生たちに取っては、将来的にも魅力のあることだ。
基礎学問と応用・専門的な学びも出来る。
学生には“厳しい業界であるが、「自立と自律」の精神で頑張れば魅力のある業界だ」と私の経験をもとに教えてている。

最初の卒業生となる3回生が、そろそろ就職活動に入ろうとしている。
初めての卒業生を送り出すことになる。
希望とフアンの入り混じった学生を見ていると、客員教授として少なからず責任があり何とか力になることが出来ないだろうかという思いでいっぱいだ。

そんなこともあって、『アパレルの黎明の時期』に、新しい夢と希望を持った学生たちと『坂の上の雲の秋山兄弟』とに想いを重ね合わせている。
学生たちは、もう直ぐ、新しい時代に夢と希望を抱いて巣立っていきます。
彼女たちのためにも、「活躍の機会と場所を見つけ出す」のを、私の生きがいにしたいと考えている。
「見付け出すと言うよりも創り出す」と言った方が正しいと思う。





誕生日の雑感

2009年06月25日 | 今様隠居道
今日は私の誕生日。
65歳の前期高齢者となりました。
厚生年金も「特別支給の厚生年金から老齢厚生年金」となり、
介護保険証が送られて来ました。
いよいよ”前期高齢者”の対象者となりました。
こんなこともあり、一昨年ベストセラーになった、五木寛之の「林住期」を
再読しました。
以前に、この本の読後感想をBlog投稿しました。
著者は、人生を25年ごとに
「学生期(ガクショウ期)」「家住期(カジュウ期)「林住期(リンジュウ期)「遊行期(ユウギョウ期)と
4つの時期に区切っています。
それぞれの期の生き方を示唆しています。
65歳の私は、50歳から75歳の間の”林住期”の後半に入ったことになります。
五木寛之氏によると遊行期は75歳から天寿の時までとのことです。
遊行期までは、後しばらく時がありそうです。
先日郵送されてきた介護保険を使うことなく、遊行期を過ごしたいと願っていまっす。
著者は、「林住期は黄金期であるとも言っています」
私は、今年の正月に”私の林住期=黄金期”を、「自由に働く、自在に遊び学ぶ・今様隠居道」と考え、
それを宣言しました。
”今様隠居道”は、今までと違った角度で世間が見られます。
”自由に働く、自在に遊び、学ぶ”は、これまでと違った情報や体験(生活)が
多く得られます。
これまで気づかなかったことが見え来るようになります。
所謂、生活者の視点と言えるものです。
厳しい経済環境下で政界も経済界も混乱が続いていますが、
今様隠居道の立場で、久しぶりにBlog投稿を再開します。




笑福亭松喬師匠の新年会

2009年01月08日 | 今様隠居道
今年の正月2日に落語家の笑福亭松喬師匠の新年会に師匠のご自宅にお伺いしました。
中堅の実力派(一昨年の第一回繁盛亭大賞受賞)として人気の笑福亭三喬はじめ8人ほどの弟子夫婦や近しい馴染みさんが集まった楽しい新年会でした。

六代目笑福亭松喬師匠は、一昨年の文化庁の芸術大賞を受賞した上方落語の実力派として知られいます。
故六代目笑福亭松鶴師匠の上方落語の想い起こさせる落語は、文句なく面白く、楽しい落語を聞かせてくれます。
笑福亭松喬師匠のホームページ
前に、滋賀県の名物の”鮒寿司”が好物ということを聞いており、暮れに私の姉が贈ってくれた”鮒寿司”を持参して師匠のご自宅にお伺いしました。
私が師匠と知り合ったのは、私が前に勤務していた南船場にある「山屋」という美味しい魚を食べさせる小さな呑み屋でした。
師匠も魚料理がお好きなようでこの店の常連です。
この山屋の親爺は、脱サラで30年近くお店を続けています。
偶然に、この親爺は私の同郷(滋賀県の湖北地方)で、同い年です。
そんなこともあり、お魚をつまみながら故郷の話や、昔話をするのは私の至極の時間となっています。
私と同年代のお客が多く、お互いの若かりし頃の懐かしい話に花が咲きます。
松喬師匠も気さくな人柄で、得意の話芸でお店の座を和ましてくれます。

私の今年の「自由に働く、自在に遊び、学ぶ ”今様隠居道”」の「自在に遊ぶ」のひとつです。
落語の話芸や落語の心は、”今様隠居道”の「自由に働く」にも案外役立つのかもしれません。

笑福亭松喬師匠のホームページでBlogを書いておられます。
落語の師匠の日ごろの生活が垣間見られます。
1月3日の投稿が私が参加した新年会の記事です。
下記のBlogをクリックして、ご覧ください
Blog

謹賀新年

2009年01月07日 | 今様隠居道
謹賀新年

インパナトーレの今日が仕事始めです。
今年で65歳になります。
前期高齢者の仲間入りです。
家内も還暦を迎えました。
今年の賀状には『自由に働く、自在に遊び、学ぶ 
”今様隠居道”を夫婦で歩き始めています』と添え書きしました。
厳しい経済状況が続く中で少し不謹慎と誹りを受けるかもしれませんが
このような時は、案外このような姿勢も貴重かもしれません。
こっれからも”アパレルの矛盾”を解きほぐし行きたいと思います。



セミナーが無事終了しました

2008年10月28日 | 今様隠居道
心地よい疲労感と達成感、満足感に浸っています。
先週土曜日開催のセミナーが無事成功裏に終了しました。
このBLOGの読者の方で、参加いただいた方には、この場を借りて、お礼申し上げます。
初めての試みで、集客、セミナーの内容、当日の運営、収支?など試行錯誤の毎日でした。
参加してくださった方から、内容についてお褒めや慰労のメールや電話を頂きました。
手前味噌と笑われそうですが、自分としては満足のいく内容と”自惚れ”ています。
FB学会のマーケティング論研究会の諸先生には大変お世話になりました。
講師の㈱パル井上会長や㈱リステアの吉川副社長にも大変お世話になりました。
通常のセミナーとは違った試みで”パネルディスカッション方式”に挑戦しました。
一方的な基調講演では、参加者の現実・日常とは距離感があるのではと常々考えていました。
参加者を代表する形で、私が質問する手法をとりました。
お二方ともお忙しい方なので、ぶっつけ本番に「なりましたが、不慣れな私の突っ込みに対しても、さすがと思わせる内容のお答えを頂け、参加者も満足されたのではと自負しています。
当日までは不安と緊張感の毎日でしたが、終わってみると”緊張感が快感”に変わって行きました。
厳しいしいファッションビジネス界でFB学会が産学協同のきっかけを作ろうとの想いで始めました。
FB学会のマーケティング論研究会の諸先生の協力を得て、この試みが定期的に継続できるように頑張りたいと思います。
ありがとうございました。

セミナーの内容については、私のホームページでまとめて報告したいと思っています。



ファッションビジネス学会セミナー開催迫る

2008年10月22日 | 今様隠居道
ファッションビジネス学会・マーケッティング論研究会主催のセミナーがいよいよ今週末(10月25日・土曜日)に迫ってきました。
その開催の準備に追われています。
講師に㈱パルの会長の井上英隆氏と㈱リステアの副社長吉川稔氏をお招きしてのセミナーです。
両氏は、セミナーの講師として頻繁に講演を行われています。
ファッションビジネス学会の主催でもあり、他のセミナーとは違った内容にしたいと考えています。
基調講演の部分を夫々20分程度にしていただき、パネルディスカッションに重点をおきたいと考えています。
私がFB学会を代表し司会・進行を勤めます。
研究グループの諸先生からは、私にあまり出しゃばらないように、控えめに対談を進行するようにと釘を刺されています。
今までどちらかと言うと、聞く方より、自説を述べることが多く、ついつい出しゃばる傾向があり、それを心配しての老婆心だとは思いますが、気をつけたいと考えています。
対談の内容は、両社の成功体験に学ぶことも重要ですが、過去厳しい業界環境の中でどのように対処してきたか?
未曾有の経済の中fで今後の両社どのように進化していかれるのかが参加者の一番の関心事と思います。
このことは、両社の重要な経営秘密の部分でも有り、微妙な微妙な内容もあろうかと想像します。
両社の今後の経営方針と言うより、「日本のファッションビジネス界の将来展望」について両氏の私見を引き出せたらと考えています。
後半部分は「ファッションビジネスの最前線に学ぶ」と言うタイトルよりも、「日本のファッションビジネス界の将来への展望」と言った、”セミナー”と言うより”シンポジュウム”的な内容になればと考えています。
参加申込者数もほぼ予定に達し、安堵しています。
後は、参加いただいた方に満足していただける内容にしたいと考えています。
今後も継続的に日本のファッションビジネス界が抱えている問題点の提起と、この解決提案がセミナーを通して可能になればと密かに思案しています。
継続開催が出来るような成果を今回のセミナーで評価して頂ければと考えてます。久方ぶりの心地よい緊張感を楽しんでいます。

もう一つの大きなイベントは、ファッション・ファブリック・フェア2009です。
「10月29日と30日に東京北青山のTEPIA」で開催されます。
出展企業への開拓・支援業務を引き受けいます。
私の[黒船来る出展企業の紹介記事を投稿しています。http://honyaku.yahoo.co.jp/
下記のURLから

大学の市民講座とリタイヤ生活 Ⅲ

2008年10月05日 | 今様隠居道
昔聞いたことが有りますが、「リタイヤしたアメリカのシニア世代の生活の場が、集合コミニュティー型のSUN CITYタイプから大学に隣接したカルチャー型の住居に変り、その後市民参加、社会参加を意図したダウンタウンに隣接したSOHO型の住居に人気が出てきている」とある。
私のリタイヤ(セミ)リタイヤの生活もこれと似通ったところがある。
昨年六甲アイランドから羽曳野市に転居した。
六甲アイランドは平成にできた海上の街で、今住んでいる所は古墳が点在する古代に開けた大阪郊外の田舎町です。
とは言っても、大阪市内の本町まで35分ほどの便利さです。
そこをSOHOとして自宅兼仕事場としています。
娘家族と二世帯同居のため、時々、孫の保育所もかねることがある?
そんな環境でインパナトーレを楽しんでいる?
楽しんでいるとは不謹慎に聞こえるが、激変するファッションビジネス界に、自分の経験を少し進化させてファッションビジネスとの交わりができる事を楽しんでいる。
過去の成功体験や失敗体験に固執するのではなく、新しい情報にも触れることが重要と考えている。
先月に「窪添道朗のホームページ」を開設し、昨日ミニモバイルパソコンを購入しました。
先週号(9月29日号)の週間ダイヤモンドに、’儲かる会社の「グーグル化」大革命’のタイトルで、中小企業のWEB化の進めの記事が掲載されていた。
私も「インパナトーレのWeb化」を進めだしていることもあり、興味のある記事だった。
このBlogの投稿は、ミニモバイルパソコン(ACER」で外出先からの初投稿だ。


大学の市民講座とリタイヤ生活 Ⅱ

2008年10月03日 | 今様隠居道
立命館大学の大阪オフィッス講座を先月から受けている。
リタイヤ(セミ)生活に入る準備でもしようかと気軽に受講している。
そのことで、私のアメリカ時代のことを思い出した。
SUN CITYのことは、前回に書いた。
70歳以上の老人に限定した街(シニア コミニュティー)がアリゾナを中心に各地に出来た。
その頃のシニア世代は、第二次世界大戦時の現役世代という事になる。
日本の後期高齢者といわれる世代と同じと考えられる。

その後アメリカのSUN CITYのような集合型(囲い込み型)のシニア コミニュティーは次第に衰退したようだ。
彼等は、強いアメリカを担った世代で、軍隊での集団的な生活パターン(グループ、仲間、統制、規律)を骨の髄まで叩き込まれた世代だったといえよう。
おのずとグループで行動し、助け合い、和むことが身についている。
Sun Cityのような街が生まれるのも理解出来る。

その後、アメリカのリタイヤ世代は、日本と同様のベビーブーマー世代が中心となった。
彼等の青春時代はベトナム戦争の時代だった。
反戦闘争、ヒッピー、フォークソングの世代だ。
学生時代には、落ち着いて勉強が出来る環境ではなかったといえる。
そこで何が起こったかと言うと、リタイヤを迎えもう一度大学に入って勉強をしなおそうというシニアが多く、大学の傍(アメリカの大学は、日本と異なり、大学の中に街があるといってもいいほどで日本の少し異なる)に家を買い、大学に再入学や、オープンカレッジに通い、リタイヤ生活を楽しむシニアが増えたそうだ。
Sun Cityのような集団的なシニアコミニュティーは好まないようだ。

日本もいよいよ団塊の世代がリタイヤを迎える。(実際は定年延長で5年ほど延びてはいるが)
団塊世代もアメリカと同様のカルチャーであった。
ベトナム反戦や学園闘争があり、ヒッピー、フォークソングの流行など、将にアメリカのカルチャーであった。

日本の団塊世代がシニア(シルバー)になったときに、今のような囲い込み方のシニア(シルバー)コミニュティ型のマンションの人気はどうなるのか、興味(心配)がある。

少し前まで流行ったゲートボールをやっているのを昔ほど見なくなった。
シニアの方が、必死になって監督の指示と叱咤で必死にプレイしておられるのを見て、どこが面白いのか、私には理解が出来なかった。
最近は、グランドゴルフなるものが流行っているようだ。
自宅近くを、自転車でクラブ?を持って通り過ぎていくのをよく見かける。
「私ならゴルフをするのに・・」と思いながら見ている。

その後アメリカでは、大学傍の街のシニアハウスからダウンタウンから少し離れた郊外のSOHO(スモールオフィス、ホームオフィス=自宅兼仕事場)でインターネットを活用したビジネスとリタイヤを兼ねた生活に移っているようだ。

アメリカ時代の知人が20年前に言っていたことを思い出した。
60歳を前に現役を退く時に、このことにトライしようとSOHOを考えた。

私のBlogもWebに慣れる為に始めた。
ようやく「Google化=週間ダイヤモンドの先週号」の意味が解り出しかけた程度だが、Web=グーグルの面白さ(凄さ)がようやく判ってきた。
とはいっても、この歳の自分が全て解る訳でなく、若いWeb仲間?に助けてもらいながら(私は協力し合いながらと勝手に思っているのだが・・・)Webを使ったSOHOが出来そうな感じがする今日この頃だ。

窪添道朗のホームページ



大学の市民講座とリタイヤ生活 1

2008年09月29日 | 今様隠居道
立命館大学の大阪オフィス講座を受けていることをさきのBlogに書きました。
なぜ私がオフィス講座に興味を持ったのかというと、20年前の私のアメリカでの体験からです。
オフィス講座の受講生は殆どがリタイヤ世代です。
受講生の殆どはリタイヤ世代です。
私も含めて受講生は、リタイヤの生活を楽しみ、悩んでいるような感じがします。
長い間の現役の仕事から解放された時間的な余裕「余暇の楽しみ」と「現役を離れて感じる寂寥感」をカルチャーで癒そうとしているように見受けました。

私は、イトキン時代にアメリカの次行を一時期したことがあり、アメリカ駐在の経験があります。
駐在といっても、ニューヨークを基点にアメリカ国内の営業と日本、アジアの三国間の生産とロジスティックスを担当をしていました。
そのアメリカ事業は成功には至らず、大変苦労をしましたが、その時の経験はその後の私に大いに役立ち、現在に至っています。
その意味で、今では懐かしい思い出とともに、そのような経験が出来たことに感謝しています。

時期的には1980年代後半でした。
その当時アメリカで「Sun City=サンシティー」というニュータウンがアメリカの多くのコミニュティーが出来つつありました。

サンシティーはデベロッパーが「70歳以上のリタイヤ世代だけを集めた住宅街(コミニュティー)をアメリカ各地作りました。
70歳以上は例え身内出会っても短期間しか滞在を認められない徹底振りです。
ボランティアでパトロール隊や自治組織をつくり、各種の娯楽の集いなどを組織し、さながらシルバー自治州の感じの街づくりでした。
日本でもメディアで紹介されました。
その時のTV番組を私も見ました。
各地サンシティーのソフトボール同好チィームが全国大会を開き、その応援の「70歳以上のお婆ちゃん」がタンクトップとミニスカートでチィアリングで応援する姿を放映していました。
アメリカのリタイヤ世代の活力を垣間見た感じがしました。
その後、日本も介護付き老人ホームやシルバー向けマンションなどが雨後のたけのこのように出来だしました。
一方、その後のアメリカのSun Cityは衰退し、大きな変化を遂げて生きつつあります。

その集合型の街づくりは、リタイヤ世代の変化に大きく関係しています。
その衰退と変化が市民大学に通う私の動機と大いに関係しています。

その「SUN CITYの盛衰と市民大学とリタイヤ世代」との関係については、次回に・・・。

窪添道朗のホームページでもBlogを投稿しています。
ホームページへは→

インパナトーレの林住期 大学入学?

2008年09月25日 | 今様隠居道
「インパナトーレの林住期の四方山ばなし」
 私、大学に入学しました。
  とは言っても、立命館大学大阪オフィス講座です。
  立命館大学が開設しているサテライトの講座で、
   毎週水曜日に100分程開かれる社会人向けの公開講座です。
  来年3月まで25回開催されます。
  受講生は殆どが私と同世代で、その中でも私が一番若い方です。
  講座の内容は、健康に関することや歴史、法律、社会学、ITなどさまざまです。
  前にもBぉgに書きましたが、大学時代は法学部でしたが、
  私の法学は法律の方では無く、学問を放り出すの放学だったと反省しています。
  時間的に少し自由が利くようになった今、
  少し勉強らしいことをしてみようと 思い立ちました。
  もう一つの理由は、最近教壇にたったり、セミナーなどで人前で話す機会が多く、
  多くの講義を聴くことで、私の別の意味での勉強になると考えたからです。
  昨日で3回目の講義でしたが、熱心に聴講しています。
  40年ほど遅すぎましたが、「六十歳の手習い」を始めました。
 
窪添道朗のホームページのご案内
  窪添道朗のホームページを開設しました。
  「WEBインパナトーレ」のターミナルとして充実して行きます。
  進行形ですが、「インパナトーレの業界放談]とは違った視点でBlogも投稿しています。


ご案内!

2008年09月21日 | 今様隠居道
新しく『インパナトーレ」』のホームページを開設しました。
ホームページからもビジネスブログを投稿しています。
オフィシャルブログ的な内容で投稿しています。
お気に入りに入れてご覧いただければ幸いです。
インパナトーレ窪添のホームページ 

セミナー案内もしています。
ファッションビジネス学会マーケティング論研究会主催のセミナーで
講師は、セレクト&SPAで成長している㈱パル代表取締役会長井上英隆氏と
㈱リステア副社長吉川稔氏です。
両氏の基調講演とパネルディスカッション(対談)形式のセミナーです。
特にパネルディスカッションを充実します。
対談を通して、変化、進化するファッション業界に両氏からの提言.苦言を頂きたいと考えています。
私が司会進行を担当します。
FB学会と学生対象ですが、ファッション関連企業の皆さんにも公開します。
詳細はインパナトーレホームページをご覧ください。

セミナー開催案内と申し込みについてのホームページ

孫たちと

2008年09月20日 | 今様隠居道
孫が3人になった。
二世帯同居で、長女が四歳の女の子と一歳の男の二人で、次女の十ヶ月の女の子の孫とで三人。
比較的近くに住んでいる次女の家族が来た時は、賑やかで、昼間は三人の孫のお守り。
夜は娘婿たちとの痛飲?

義理とはいえ息子たちとの酒は楽しいものだ。
ついつい呑みすぎる。
我が家の住民票では、初老の夫婦二人となっているが、
実際は、三家族9人のファミリーという事になる。
こういう家族を「インヴィジブル・ファミリー=透明・見えない家族」と言うようだ。
このインヴィジブルファミリーの中では、消費志向に特殊な傾向が見られるようだ。
分かる感じがする。
供給企業側がこのことを良く理解していないようだ。

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