数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク (94)  ベスパ946

2017-04-10 17:42:06 | 漫画のシナリオ
(94)ベスパ946

四百字詰原稿用紙換算12枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

桜田優子(25) 170㎝。修一の担任で超匂いフェチ。上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

香山京子(16)165㎝。一年、キリッとした美人。

真菜(18) 180㎝。3年生。上品な美人。

石川加代子(25) 190㎝。冷たそうな美人。

沙希(32)170㎝。妖艶な美女。

栗栖(18)3年生。2mの巨人で恐ろしい人相。

精神病院の院長(60)身長150㎝奇異な顔

陽子(35) 165㎝。男好きのする上品な美人で下着メーカーの社員

既出の司会者

既出の本田

本田の部下

オタク男A(25)
オタク男B(25)
オタク男C(30)
紳士風の男D(50)
ホテルの支配人(50)
チャイナドレスの美人ウェートレス(30)
N=ナレーション



   館内天井の絵に司会者と観客の声、
  「では最初に房江さんのパンツを一万円からスタートします!」「三万」「五万」「十万」「十五万はないか?!」「二十万!」

   房江の横に立って客を煽り、
司会「はい二十万!他にないか!?こんなチャンスは二度とないぞ」

   妖艶な目で男Aを見つめ、彼にだけ見えるようにパンツを横にめくって陰毛を見せてやり、
房江「もう一声おねがい~」

   それを見て感心し、
優子(なるほど、そんな手があったか・・・)

   目が眩んで叫ぶように手を挙げ、
男A「さ、三十万!!」

   房江の性器がもっこり割れた股間のアップに司会声と拍手、
  「他にないか?はい三十万で落札しました」「パチパチパチ」

   男Aを始め、全員が欲情して房江の股間を見ている絵に司会声、
  「では直接房江さんからパンツを手渡 して頂きましょう」

  「おおお・・・」と感嘆の声を受けながら房江が片手で性器を隠し、もう一方の手でパンツを膝まで降ろす。

   それを見て、
愛 「(呆れ)パンツ一枚に三十万って・・・」

エミ「(呆れ)一体男ってどんな精神構造してんだろう・・・」

   天井の絵に男Bと司会の声、
  「さ、三十万!!」「はい三十万で落札しました」「パチパチパチ」

   片手で乳房を隠し、もう一方の手でパンツを途中までずらし、彼女のブラで鉢巻をした男Bに、
優子「こっからは貴男が脱がせてくれる?」

   欲情して唾をゴクリと飲み、
男B「よ、喜んで」

   観衆が「おおおお」と目をぎらつかせる中、男Bにパンツを脱がされるのを優子の背後からの視点で描く。

   男Cにパンツを脱がされながら性器を見せてやってるのを加代子の背後からの視点で描いた絵にN
N 『彼女達はよく健闘した・・・』

   愛、エミ、真菜、久美子、京子達が揃ってノーパンで恥ずかしそうに立っている絵にN
N 『だが熟女たちの捨て身の健闘も虚しく、現役の女子高生が熟女連を遥かに上回る金額
で競り落とされたのだったーー』

   優子、房江、陽子、沙希たちがすごく楽しそうに、
優子「やっぱり若さには適わないわね~」

房江「でも楽しかったー。もう20若かったらな~」

陽子「人に見られながら脱ぐのがこんなに快感だとは、もう病みつきになりそうです」

沙希「これからも試合の度にパンツのオークションをやって欲しいな」

優子「あ、大賛成。修ちゃんに言っとくわ」という絵にN
N 『パンツで内部扮装勃発かと心配したが、気をもんだ俺の方が拍子抜けした・・・』



   手錠をされた院長が護送車に乗せられる絵に修一のN
N 『ヤツは動画を投稿した2日後に塀の向こうに落ちた』


   別の日、観客が満杯のランジェリーショー会場。下着姿でランウェイを歩く加代子の絵に修一のN
N 『加代子はワコーレの専属モデルになり、いつバレーを辞めても食っていける道筋がついた・・・』


   空の絵に「ブルルルルー」とスクーターの音。
   ミニスカートでベスパ946に乗った里香の白いパンツが見える股間のアップにN
N 『今日はこの間の試合の打ち上げ。どんな料理が出るか楽しみ~』

   そしてその全体を描いた絵(道行く人が皆、楽しそうな里香のベスパを注視)に、
N『ベスパ946。115万円也――』

   タイトミニでベスパ946に乗った房江のレースの黒いパンツが見える股間のアップ。
   そしてその全体を描いた絵(道行く人が皆、楽しそうな房江のベスパを注視)。

   超高級ホテルの外観。

   ホテルの玄関前、ロールスロイスのど真ん前に堂々と2台並べてベスパ946が停めてあり、その横に日光仮面の扮装をした修一がスクーターを停める。

   並んだベスパを見て、
修一(里香と房江もとうとうバイクを買ったか・・・)

   同、ホテル内の豪華なロビーで、
修一「予約しちょった岩城じゃが」

支配人「はっ、もう皆様は個室でお待ちかねでございます」

   同、ホテル内の高級中華レストランの外観に声、
  「おおおお、やっぱりー!」「うそじゃろー?・・・」

   同、店内個室(優子、エミ、愛、久美子、真菜、房江、京子、里香、沙希、栗栖の面々がいる)

注、豪華で広い個室にはカラオケの舞台があり、皆が座った大円卓にはお茶だけでまだ料理は運ばれてない。

修一「(ポカンとし)なにがじゃ?」

優子「私達は修ちゃんが日光仮面の姿で来るって言ったのに栗栖君は信じなかったの」

久美子「栗栖はまだ修ちゃんの事が分かってへんわ」

栗栖「(呆れ)超高級ホテルにそんな恰好でくるとは誰も思わんじゃろが・・・」

   豪華料理のアップに皆の歓声、
  「きゃーっ、すっごーい」

  「こんな豪華なお料理はじめてだわ」

  「うわー、フカヒレとアワビもあるー」

  「朝昼抜いてきて正解やったわー」

   女達全員が一斉にゴムで髪を束ねるのを修一が満足げに眺める絵にN
N 『自意識過剰なブスほど常に髪をいじり、食事のときに髪を結ぶたしなみすらない。だが俺の女たちは違う――』

修一「おっと飯の前にみんなに今回のギャラの明細書を配っとくわ」

   皆、封筒から出した明細を見て驚き、
久美子「さ、三千万――?!」

修一「放送権料その他もろもろを均等に分配した金額じゃ」

   豪華料理のアップに修一の声、
  「それはとりあえずの金額でDVDと写真集の重版がかかっとるけんまた後日別途振り込まれるけんね」

栗栖「わしゃ、なんにもしとらんのにこんなんもらう筋合いはないぞ」

修一「まあ、そう言わんと受け取ってくれや」

   優子、無言で明細を見ている。

優子「(修一に)わざわざ試合なんかする必要なかったのに私達に稼がせるために戦ったんでしょ?」

   栗栖、その他全員驚いて修一を注視する。

優子「とぼけても御見通しよ」

   チャイナドレスの美人ウェートレス(30)が料理をテーブルに置きながら修一に目をやる。

修一「・・・もしみんなになんかあったら俺が絶対助けちゃる。けど・・・」

修一「俺はこんな性格じゃけん、いつ後ろからブスッとやられてくたばるかわからん
・・・」

   全員驚く。

修一「いま生きとるのは幸運が連続で続いただけじゃと思うちょる」という彼を優子が怒ったような顔で見ている。

修一「俺が死んでもみんなが一生金で苦労せんように、今の内に稼げるだけ稼がせときたいんじゃ」

優子「(涙ぐみ)いやっ、そんな話!」

優子「修ちゃんは絶対やられないし百歳まで生きるんだからねっ!」

栗栖「わしがおるのに誰がお前に手を出せるんじゃ。そんな気色悪い話さらすなっ!」

優子「そうよっ、二度とそんな不吉なこと言わないで!わかった?!」

修一「うん、ありがとね」

   涙ぐむ女達を見て照れ、
修一「なんや自己啓発セミナーの雰囲気になってきたけん、気分を変えよか」

修一「久美子、お前が幹事じゃ。カラオケでもやれ」

久美子「(涙を拭い)お任せあれ!」

久美子「栗栖、衣装借りてきたるからPPAPやり!」

栗栖「(赤面)いっ、いやじゃー、そんなん絶対せんぞ!」

   ピコ太郎と瓜二つに扮装した栗栖が舞台で平然と見事な振り付けで歌っている。

   全員がぼう然と見惚れて感心し、
優子「栗栖君ってこんな才能があったんだ・・・」

久美子「なんとなく雰囲気が似とるから冗談でゆうたのに」

久美子「こんなに達者やったとは・・・」

   歌い終わってみんなに拍手されながら照れてこっちに来た栗栖(ピコ太郎の扮装のまま)に、
久美子「(拍手しながら)いゃー感じ入ったわ。明日からその格好で学校いき」

栗栖「あほな。一発で退学やんけ」

優子「大丈夫、私が校長に掛け合ってあげるから、それで通学なさい」

栗栖「せんせまでおちょくって、かなんなー」

   楽しそうにはしゃぐみんなを感無量の表情で見て、
栗栖(わしを恐れん素人の仲間ができるとは夢にも思わんかった。なんもかも岩城のお蔭じゃ・・・)

房江(こんないい人達と出会えたのは修ちゃんのお蔭だわ・・・)

  栗栖、ふと修一を見たらスマホでメールを打ちながらとても楽しそうに栗栖を見ていたので驚く。

   狼狽し、
栗栖(な、なんやねん、優しい目で見よってからに・・・)と狼狽してたらテーブルに置いたスマホに「ピンッ」と着信がくる。

   あ然とメールを読む栗栖の絵に修一からのメール文のN
N 『もし俺が殺られたら、お前が俺の代わりにみんなを守ってくれ』

N 『もしこの中の一人でも不幸になったら絶対お前を許さんけんの。頼んだぞ』

   栗栖が修一を見たら席から消えている。

   舞台で「♪どこの誰かは知らないけれど誰もがみんな知っているー♪」と歌ってる修一を見てみんな驚き、
久美子「先生、あれなんの歌ですか?」

優子「た、多分、月光仮面のテーマ曲じゃないかしら・・・?」

   舞台の修一を見て涙ぐみ、
栗栖「ば、ばかたれが、一人でええかっこして縁起でもない事ぬかしやがって・・・」

      つづく

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