(201)始末屋良子の誕生
四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節の設定は常に真夏である。
登場人物
須藤良子(12。小6) 169㎝。髪をポニーテールに結んだ目を瞠るような美人。
須藤志保(35) 170㎝。良子の母。目を瞠るような清楚な美人。
香山京子(16)一年、165㎝。キリッとした美人。
ヤクザの親分(50)口が卑しく歪んだ悪相
若頭(50) 悪相
子分A、B、Cの3人(各30) 悪相
N=ナレーション
志保宅に続く通路をメットを持ってルンルンで歩んで来ながら、
修一「シャケ茶漬けーシャケ茶漬けー♪」と口ずさんでいる。
通路を歩む修一を通路の外側からの視点で描いた絵。
修一、志保宅玄関前に戻って来る。
修一、玄関内に無造作に靴が何足も脱いであるのを訝しげに見る。
修一がリビングに入ってゆくとヤー公達が恐ろしい形相で一斉に修一を睨む。
ガンをとばしてるヤー公達を見て、
修一「おおー」と歓喜する。
修一「事情は知らんが、とゆうか興味ないが」
修一「なかなかの風貌のクソ共がぎょうさん来ちょるのう」
A、恐ろしい形相で修一を睨む。
A、無言で修一に向かって来る。
そのAを嬉しそうに見て、
修一「どこの世界にもわれみたいなお調子もんが一匹はおるよのう」
そのAの喉を左手でぐわっしと掴み、
修一「威勢がええのは買うちゃるが・・・」
首を掴んだまま高く持ち上げ喉を「ぐしゃ」と捻り潰して即死させ、
修一「相手を見る目が無さすぎるぞ」
〆られた鶏のように首がぐにゃりと垂れさがったAを持ち上げたまま、
修一「短い生涯じゃったのう、南無阿弥陀仏―」
ヤクザ達戦慄し、
親分(な、なんじゃこいつは・・・)
若頭(鶏を〆るみたいに人を殺しよったぞ・・・)
あ然とし、
良子「圧巻の一語・・・」
志保のパンツが「じゅっ」と濡れたのを下から煽って描いた絵の大ゴマ。
うっとり修一に見惚れ、
志保(し、シブすぎるわ修ちゃん。一瞬でズブズブよ・・・)
呆れたように修一に、
京子「いっつも思うんやけどなー」
京子「格闘漫画やったらウジャウジャしゃべって今のシーンで5ページは引っ張ってるでー」
京子「そやのに、たった一コマで終わらせてしまうんやからー」
ヤクザ達を睨み据え、
修一「俺はクソとしやべる口は持たんのじゃ」
残りのやくざを睨み据え、
修一「次はだれな?」
戦慄するヤクザ達に懇願するように、
修一「頼むけん、俺に喧嘩売ってくれや」
親分の眼前に立って、
修一「人相の悪さから見て、われがボスじゃろが?ボスじゃったら子分の仇を打ったらんかいや」
京子「修ちゃん、ちょっと待って」
京子「残りはうちと良子ちゃんが半分こするさかい」
修一「おおー、俺だけ楽しんでごめん」「んじゃ、後は2人に譲るわ」
驚き、
志保(えっ、良子が何をするの?・・・)
ぽかんとしてる親分に、
修一「最後に人の為になる事をせえや」
怯え、
親分「な、何をしろと・・・?」
氷の様な目で睨み据え、
修一「死ぬのよ」
逆上し、
親分「ガキが調子こくのもたいがいにせえよ」
不敵な顔で睨み据え、
修一「あ?」
京子(ひゃっ怖っ!何回見てもこんな時の修ちゃんは怖すぎるわ・・・)
親分、怯む。
修一「ガキとは俺の事か?」
親分と顔がつくほど顔を近付け、
修一「のお?」
恐れ戦き、
親分「あ、あう・・・」
修一「あうじゃあるかや」
修一「われ、誰にカバチたれとんな?」
親分、顔を強張らせて怯える。
親分、ズボンの前を濡らす。
その親分の股間を見て、
修一「おっと、ここで失禁なんかさらすなよ、後始末が面倒じゃけんのう」
京子と良子に、
修一「殺ってまえ」と命じる。
京子と良子がさっとスカートをまくると股間にB1が止まってる。
それを見てぎょっとし、
志保(えっ、そんなとこに隠してたの?・・・)
2人同時に、「殺っちまえ」と言った瞬間、B1がヤクザ達に向かって飛び立つ。
ヤクザ達は「ひっ」「ひゃー、スズメバチじゃっ」と慄き、両腕で頭を庇って逃げ惑う。
2機のB1が子分達の首を次々に刺す。
親分「ひーっ、た、助けてくれー」と叫ぶ親分を氷の様な目で見つめ、
京子「散々ひとの生血を吸うて来たあんたには安楽死させへんで」
良子の耳に口を寄せ小声で、
京子「2機同時に目ん玉を刺したろか」と言うと良子がしたり顔で頷く。
二人同時に「目を刺せっ」と命じる。
2機のB1が親分の両目をチクリと刺す。
親分、白目をむいてどさりと倒れる。
志保が即死したヤクザ達をぼう然と見おろす傍らでめんどくさそうに、
修一「やれやれ、腹が減っちょるのにまた山まで往復せにゃならんのか」
志保宅の外観。
灯りがついた志保宅をベランダの外からの視点で描いた絵に各々の声、
「修ちゃんお帰りー」
「お帰りなさい、ご苦労様でした」
「お兄ちゃん、疲れたでしょ?次からは外で殺すようにするからね」
同、リビング。
テーブルの上のシャケ茶漬け、ナスの浅漬け、サラダの小鉢等の絵のアップ。
手を合わせ、
修一「もう腹と背中がくっつきそうじゃ。いただきまーす」というと同時、皆も「いただきます」と手を合わせる。
茶漬けをズズズとかきこみ、
修一「う、美味い。なんて美味い茶漬けなんじゃ」
「ぷっ」と吹き、
京子「今のはコマーシャルに使えそうなカットやったわ」
それを聞いて良子も「ぷっ」と吹く。
箸を止め、憂い顔で娘を見て、
志保「とうとう良子は殺し屋になっちゃったのね・・・」
テーブルの下の修一以外の女達の艶めかしい脚を大ゴマで描いた絵に良子の声、
「殺し屋じゃ聞こえが悪いから正義の始末屋と言ってよ」
茶漬けを食べながら、はっという顔をし、
良子「もう一匹始末しなきゃならないヤツを思い出した」
楽しげに、
京子「ほうほう、それは誰やのん?」
良子「学校の女子トイレに隠しカメラを仕掛けてるって噂になってる教師がいるんだけど明日はそいつを殺るわ」
たのもしそうに、
京子「ほほー」
京子「良子ちゃん、完璧に修ちゃんの色に染まってしもうたな」
心配そうに、
志保「悪人を始末するのはいいけど、必ず防犯カメラのないとこで殺るのよ」
志保を見ておかしそうに、
京子(お母さんもどっぷり染まってるわ)
良子「大丈夫。絶対足がつくようなヘマはしないから」
食事しながら楽しそうに話す四人をベランダの外からの視点で描いた絵にN『――と、シャケ茶漬けを食しながら4人は和やかに殺し談義に興じるのであった』
つづく
四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節の設定は常に真夏である。
登場人物
須藤良子(12。小6) 169㎝。髪をポニーテールに結んだ目を瞠るような美人。
須藤志保(35) 170㎝。良子の母。目を瞠るような清楚な美人。
香山京子(16)一年、165㎝。キリッとした美人。
ヤクザの親分(50)口が卑しく歪んだ悪相
若頭(50) 悪相
子分A、B、Cの3人(各30) 悪相
N=ナレーション
志保宅に続く通路をメットを持ってルンルンで歩んで来ながら、
修一「シャケ茶漬けーシャケ茶漬けー♪」と口ずさんでいる。
通路を歩む修一を通路の外側からの視点で描いた絵。
修一、志保宅玄関前に戻って来る。
修一、玄関内に無造作に靴が何足も脱いであるのを訝しげに見る。
修一がリビングに入ってゆくとヤー公達が恐ろしい形相で一斉に修一を睨む。
ガンをとばしてるヤー公達を見て、
修一「おおー」と歓喜する。
修一「事情は知らんが、とゆうか興味ないが」
修一「なかなかの風貌のクソ共がぎょうさん来ちょるのう」
A、恐ろしい形相で修一を睨む。
A、無言で修一に向かって来る。
そのAを嬉しそうに見て、
修一「どこの世界にもわれみたいなお調子もんが一匹はおるよのう」
そのAの喉を左手でぐわっしと掴み、
修一「威勢がええのは買うちゃるが・・・」
首を掴んだまま高く持ち上げ喉を「ぐしゃ」と捻り潰して即死させ、
修一「相手を見る目が無さすぎるぞ」
〆られた鶏のように首がぐにゃりと垂れさがったAを持ち上げたまま、
修一「短い生涯じゃったのう、南無阿弥陀仏―」
ヤクザ達戦慄し、
親分(な、なんじゃこいつは・・・)
若頭(鶏を〆るみたいに人を殺しよったぞ・・・)
あ然とし、
良子「圧巻の一語・・・」
志保のパンツが「じゅっ」と濡れたのを下から煽って描いた絵の大ゴマ。
うっとり修一に見惚れ、
志保(し、シブすぎるわ修ちゃん。一瞬でズブズブよ・・・)
呆れたように修一に、
京子「いっつも思うんやけどなー」
京子「格闘漫画やったらウジャウジャしゃべって今のシーンで5ページは引っ張ってるでー」
京子「そやのに、たった一コマで終わらせてしまうんやからー」
ヤクザ達を睨み据え、
修一「俺はクソとしやべる口は持たんのじゃ」
残りのやくざを睨み据え、
修一「次はだれな?」
戦慄するヤクザ達に懇願するように、
修一「頼むけん、俺に喧嘩売ってくれや」
親分の眼前に立って、
修一「人相の悪さから見て、われがボスじゃろが?ボスじゃったら子分の仇を打ったらんかいや」
京子「修ちゃん、ちょっと待って」
京子「残りはうちと良子ちゃんが半分こするさかい」
修一「おおー、俺だけ楽しんでごめん」「んじゃ、後は2人に譲るわ」
驚き、
志保(えっ、良子が何をするの?・・・)
ぽかんとしてる親分に、
修一「最後に人の為になる事をせえや」
怯え、
親分「な、何をしろと・・・?」
氷の様な目で睨み据え、
修一「死ぬのよ」
逆上し、
親分「ガキが調子こくのもたいがいにせえよ」
不敵な顔で睨み据え、
修一「あ?」
京子(ひゃっ怖っ!何回見てもこんな時の修ちゃんは怖すぎるわ・・・)
親分、怯む。
修一「ガキとは俺の事か?」
親分と顔がつくほど顔を近付け、
修一「のお?」
恐れ戦き、
親分「あ、あう・・・」
修一「あうじゃあるかや」
修一「われ、誰にカバチたれとんな?」
親分、顔を強張らせて怯える。
親分、ズボンの前を濡らす。
その親分の股間を見て、
修一「おっと、ここで失禁なんかさらすなよ、後始末が面倒じゃけんのう」
京子と良子に、
修一「殺ってまえ」と命じる。
京子と良子がさっとスカートをまくると股間にB1が止まってる。
それを見てぎょっとし、
志保(えっ、そんなとこに隠してたの?・・・)
2人同時に、「殺っちまえ」と言った瞬間、B1がヤクザ達に向かって飛び立つ。
ヤクザ達は「ひっ」「ひゃー、スズメバチじゃっ」と慄き、両腕で頭を庇って逃げ惑う。
2機のB1が子分達の首を次々に刺す。
親分「ひーっ、た、助けてくれー」と叫ぶ親分を氷の様な目で見つめ、
京子「散々ひとの生血を吸うて来たあんたには安楽死させへんで」
良子の耳に口を寄せ小声で、
京子「2機同時に目ん玉を刺したろか」と言うと良子がしたり顔で頷く。
二人同時に「目を刺せっ」と命じる。
2機のB1が親分の両目をチクリと刺す。
親分、白目をむいてどさりと倒れる。
志保が即死したヤクザ達をぼう然と見おろす傍らでめんどくさそうに、
修一「やれやれ、腹が減っちょるのにまた山まで往復せにゃならんのか」
志保宅の外観。
灯りがついた志保宅をベランダの外からの視点で描いた絵に各々の声、
「修ちゃんお帰りー」
「お帰りなさい、ご苦労様でした」
「お兄ちゃん、疲れたでしょ?次からは外で殺すようにするからね」
同、リビング。
テーブルの上のシャケ茶漬け、ナスの浅漬け、サラダの小鉢等の絵のアップ。
手を合わせ、
修一「もう腹と背中がくっつきそうじゃ。いただきまーす」というと同時、皆も「いただきます」と手を合わせる。
茶漬けをズズズとかきこみ、
修一「う、美味い。なんて美味い茶漬けなんじゃ」
「ぷっ」と吹き、
京子「今のはコマーシャルに使えそうなカットやったわ」
それを聞いて良子も「ぷっ」と吹く。
箸を止め、憂い顔で娘を見て、
志保「とうとう良子は殺し屋になっちゃったのね・・・」
テーブルの下の修一以外の女達の艶めかしい脚を大ゴマで描いた絵に良子の声、
「殺し屋じゃ聞こえが悪いから正義の始末屋と言ってよ」
茶漬けを食べながら、はっという顔をし、
良子「もう一匹始末しなきゃならないヤツを思い出した」
楽しげに、
京子「ほうほう、それは誰やのん?」
良子「学校の女子トイレに隠しカメラを仕掛けてるって噂になってる教師がいるんだけど明日はそいつを殺るわ」
たのもしそうに、
京子「ほほー」
京子「良子ちゃん、完璧に修ちゃんの色に染まってしもうたな」
心配そうに、
志保「悪人を始末するのはいいけど、必ず防犯カメラのないとこで殺るのよ」
志保を見ておかしそうに、
京子(お母さんもどっぷり染まってるわ)
良子「大丈夫。絶対足がつくようなヘマはしないから」
食事しながら楽しそうに話す四人をベランダの外からの視点で描いた絵にN『――と、シャケ茶漬けを食しながら4人は和やかに殺し談義に興じるのであった』
つづく
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