(52)元の鞘
四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
広田民江(28) 170㎝。外見は砕けて見えるが内面は純真で見た目とのギャップがある。
神屋修三(50)170㎝。白髪交じりの紳士で、どこか崩れた雰囲気もある。
小田聖子(28)大阪弁の美人。
小田卓也(30)聖子の夫、誠実そう。
田丸洋子(45) 170㎝。生活の豊かさが全身に滲み出た色っぽい熟女。
N=ナレーション
聖子と洋子が顔を見合わせて驚愕している。
室内から玄関を見て、
神屋「聖子、そこで腰を抜かしててもしょうがない。狭いが、ま、入ってくれ」
天井の絵。
洋子と聖子、正坐して座り、
洋子「修三さん、一体どういう事なの?」
聖子「えっ、修三さんって・・・」
聖子「ひょっとしたら神屋さんの奥さんって田丸さんやったてこと?」
洋子、驚く。
神屋「なんだ二人は知り合いだったのか?だったら話が早いな」
洋子「(神屋に)あなた、私と彼女と二股かけてたってこと?」
穏やかな顔で聖子の子を見て、
神屋「聖子も一児の母になったか?」
手を差し伸べ、
神屋「どれ、かしてみろ」
神屋「(子を抱き)よしよし、今日から私がお前のおじさんになってやるからな」
洋子、聖子、あ然。
洋子「・・・二股かけてて、それでもあれだったって事は・・・」
洋子「彼女がいなかったら私は本当にヤリ殺されてたかもしれないって事よね・・・」
神屋「くっ、お前の言葉じゃないが、人を性欲の化け物みたいに言うな」
神屋「もう大分落ち着いたわ」
洋子「御免なさい・・・」
聖子、しゅんとなった洋子を見て驚く。
神屋に言いにくそうに、
聖子「あの・・・」
神屋「男に逃げられて途方に暮れてここに来たんだろ?」
洋子と聖子、驚く。
神屋「お前の人をナメた物言いには、そりゃ誰だって愛想をつかすだろうよ」
神屋「旦那に殴り殺されなかっただけでも運が良かったとしなきゃな」
聖子、目尻を拭う。
神屋「お前が唯一逆らえないのはこの世で私だけさ」
神屋「口が達者すぎるお前を可愛いと思うのもな・・・」
聖子、目尻を拭って頷く。
それを見て洋子が驚く。
二人の太腿を見て、
神屋「なんとも生々しいことよ・・・」
神屋「頃合いに脂が乗った美人が2人も並ぶと女臭さでむせ返りそうだわ」
神屋「ちよい股を開け。パンツが見える位」
神屋「熟れた太腿が4本並んだの見た事ないからな」
頬を染めて股を開き、
洋子「こう・・・?」
嬉しそうに股を開き、
聖子「ピロッ!神屋さんのハーレムや~」
洋子「ぷっ」と吹く。
洋子「・・・ねえ修三さん、これから一体どうする気なの?」
神屋「死線を彷徨ったから分かるんだが・・・」
神屋「どんなに賢く生きる努力をしたって人は死ぬ間際には後悔するもんなんだ」
洋子、聖子、驚く。
神屋「どうせ後悔するんなら思うように生きた方が得だと思わないか?」
神屋「ここにいる3人とも、それぞれを必要としてるんだろ?」
神屋「なのに嫉妬なんかでぶち壊してまた2年前に戻りたいか?」
洋子「(首を振り)もう二度と修三さんと離れたくない」
聖子「私も絶対嫌や」
神屋「俺もだ。そのためにはどうしたらいいか二人で考えてみろ」
二人、顔を見合わせる。
洋子「・・・私達がガッチンコしないように修三さんと会う日を前もって決める?」
神屋「それしかないだろうな」
洋子、バッとバッグを開ける。
手帳を出して、
洋子「聖子さん、シフト表を作りましょ」
聖子「うちもおんなじ事考えてた」
二人、床に手帳を置いて屈み、
聖子「まず互いの生理の予定日を書き込んで・・・」
聖子「残りの3週間をどうやって埋めていくかですよね?」
すまして、
洋子「修三さんは生理関係ないわよ」
聖子「ぷぷっ、それ、本人を前にして険がありすぎるー」
聖子「なんぼ神屋さんかて出血してない方がええに決まってるやん。ねー?」と神屋に同意を求める。
神屋「それ全然フォローになっちょらんわ」
聖子「(不安げに)ところでこのシフト表、いつからスタートするん?」
洋子「今夜からでもいいわよ」
洋子「まず初日は聖子さんからね」と手帳に書き込む。
聖子「はっ」として洋子を見つめる。
聖子「洋子さん、ひょっとしたら今日分はもう済ませたんとちゃう?」
聖子「なんか部屋に入った時、何とも言えん淫靡な匂いがしたんやけど・・・」
洋子「(赤面し)御免なさい・・・」
洋子「だってぇ、こんな展開予期できなかったんだもの~」
聖子「神屋さん、今日もう一回、頑張れそう?」(あかんゆうても勃たせるけど・・・)
神屋「くっ、結局もとのサヤに戻ったって訳か」
二人の太腿をいやらしく撫で、
神屋「俺達一体何をしてたんだろうな?」
洋子「ほんとよね」
尚も太腿を撫でる神屋の膨らんだ勃起を見て頬を染め、
聖子(お・・・)
聖子「ねえ、うちはもう捨てられたからええけど・・・」
聖子「洋子さん、もし旦那さんに感づかれたらどないするのん?」
洋子「実は、密かにそれを願ってる」
聖子「あー、悪い奥さんやわー」
洋子「そんな事よりシフト、シフト」
聖子「ほんまや、ほんまや」と屈んでシフト作りに没入する。
土手にあるジョギングコース。
手を繋いで額に汗して歩きながら、
民江「卓也さん足が早いからもう汗だくです~」
卓也「腋もアソコもびちょびちょ?」
民江、頬を染めて頷く。
民江「あ、そうそう、うちの会社、私がいる支店は小さいけど、本体は全国規模で業績も絶好調なんです」
民江「で、うちの支店で正社員を募集する話が出てるんですけど、卓也さん、パソコン出来ます?」
卓也「パソコンのエンジニアをやってた」
顔を輝かせて驚き、
民江「じゃ、応募してみます?」
卓也「民江といつも一緒にいられたら最高だな。僕は民江と片時たりとも離れたくないから」
民江「私の方がもっと離れたくないですよ~」
モスバーガーの外観。
同、店内(満員)
食事しながら恥ずかしそうに、
民江「なんか落ち着かないんですが~」
汗をかいた太腿の絵にセリフ、
「パンツを履いてないから周りの人に匂いを感づかれないか心配で・・・」
卓也「心配無用。民江の匂いは僕が全部吸引してるから」
卓也「勿体なくて人に吸わせられるもんか」
民江「ぐすん、卓也さ~ん・・・」
星空の絵。
民江宅の室内、素っ裸の二人が手を繋いでタオルの前に立っている。
卓也がタオルの血痕にキスするのを民江が恥ずかしそうに見つめる絵に、
N『思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから』
神屋宅の室内。
神屋が子をあやす横で洋子と聖子が楽しそうにシフト作りをしている絵に、
N『行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい それはいつか性格 になるから
性格に気をつけなさい それはいつか運命になるから・・・』
了
四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
広田民江(28) 170㎝。外見は砕けて見えるが内面は純真で見た目とのギャップがある。
神屋修三(50)170㎝。白髪交じりの紳士で、どこか崩れた雰囲気もある。
小田聖子(28)大阪弁の美人。
小田卓也(30)聖子の夫、誠実そう。
田丸洋子(45) 170㎝。生活の豊かさが全身に滲み出た色っぽい熟女。
N=ナレーション
聖子と洋子が顔を見合わせて驚愕している。
室内から玄関を見て、
神屋「聖子、そこで腰を抜かしててもしょうがない。狭いが、ま、入ってくれ」
天井の絵。
洋子と聖子、正坐して座り、
洋子「修三さん、一体どういう事なの?」
聖子「えっ、修三さんって・・・」
聖子「ひょっとしたら神屋さんの奥さんって田丸さんやったてこと?」
洋子、驚く。
神屋「なんだ二人は知り合いだったのか?だったら話が早いな」
洋子「(神屋に)あなた、私と彼女と二股かけてたってこと?」
穏やかな顔で聖子の子を見て、
神屋「聖子も一児の母になったか?」
手を差し伸べ、
神屋「どれ、かしてみろ」
神屋「(子を抱き)よしよし、今日から私がお前のおじさんになってやるからな」
洋子、聖子、あ然。
洋子「・・・二股かけてて、それでもあれだったって事は・・・」
洋子「彼女がいなかったら私は本当にヤリ殺されてたかもしれないって事よね・・・」
神屋「くっ、お前の言葉じゃないが、人を性欲の化け物みたいに言うな」
神屋「もう大分落ち着いたわ」
洋子「御免なさい・・・」
聖子、しゅんとなった洋子を見て驚く。
神屋に言いにくそうに、
聖子「あの・・・」
神屋「男に逃げられて途方に暮れてここに来たんだろ?」
洋子と聖子、驚く。
神屋「お前の人をナメた物言いには、そりゃ誰だって愛想をつかすだろうよ」
神屋「旦那に殴り殺されなかっただけでも運が良かったとしなきゃな」
聖子、目尻を拭う。
神屋「お前が唯一逆らえないのはこの世で私だけさ」
神屋「口が達者すぎるお前を可愛いと思うのもな・・・」
聖子、目尻を拭って頷く。
それを見て洋子が驚く。
二人の太腿を見て、
神屋「なんとも生々しいことよ・・・」
神屋「頃合いに脂が乗った美人が2人も並ぶと女臭さでむせ返りそうだわ」
神屋「ちよい股を開け。パンツが見える位」
神屋「熟れた太腿が4本並んだの見た事ないからな」
頬を染めて股を開き、
洋子「こう・・・?」
嬉しそうに股を開き、
聖子「ピロッ!神屋さんのハーレムや~」
洋子「ぷっ」と吹く。
洋子「・・・ねえ修三さん、これから一体どうする気なの?」
神屋「死線を彷徨ったから分かるんだが・・・」
神屋「どんなに賢く生きる努力をしたって人は死ぬ間際には後悔するもんなんだ」
洋子、聖子、驚く。
神屋「どうせ後悔するんなら思うように生きた方が得だと思わないか?」
神屋「ここにいる3人とも、それぞれを必要としてるんだろ?」
神屋「なのに嫉妬なんかでぶち壊してまた2年前に戻りたいか?」
洋子「(首を振り)もう二度と修三さんと離れたくない」
聖子「私も絶対嫌や」
神屋「俺もだ。そのためにはどうしたらいいか二人で考えてみろ」
二人、顔を見合わせる。
洋子「・・・私達がガッチンコしないように修三さんと会う日を前もって決める?」
神屋「それしかないだろうな」
洋子、バッとバッグを開ける。
手帳を出して、
洋子「聖子さん、シフト表を作りましょ」
聖子「うちもおんなじ事考えてた」
二人、床に手帳を置いて屈み、
聖子「まず互いの生理の予定日を書き込んで・・・」
聖子「残りの3週間をどうやって埋めていくかですよね?」
すまして、
洋子「修三さんは生理関係ないわよ」
聖子「ぷぷっ、それ、本人を前にして険がありすぎるー」
聖子「なんぼ神屋さんかて出血してない方がええに決まってるやん。ねー?」と神屋に同意を求める。
神屋「それ全然フォローになっちょらんわ」
聖子「(不安げに)ところでこのシフト表、いつからスタートするん?」
洋子「今夜からでもいいわよ」
洋子「まず初日は聖子さんからね」と手帳に書き込む。
聖子「はっ」として洋子を見つめる。
聖子「洋子さん、ひょっとしたら今日分はもう済ませたんとちゃう?」
聖子「なんか部屋に入った時、何とも言えん淫靡な匂いがしたんやけど・・・」
洋子「(赤面し)御免なさい・・・」
洋子「だってぇ、こんな展開予期できなかったんだもの~」
聖子「神屋さん、今日もう一回、頑張れそう?」(あかんゆうても勃たせるけど・・・)
神屋「くっ、結局もとのサヤに戻ったって訳か」
二人の太腿をいやらしく撫で、
神屋「俺達一体何をしてたんだろうな?」
洋子「ほんとよね」
尚も太腿を撫でる神屋の膨らんだ勃起を見て頬を染め、
聖子(お・・・)
聖子「ねえ、うちはもう捨てられたからええけど・・・」
聖子「洋子さん、もし旦那さんに感づかれたらどないするのん?」
洋子「実は、密かにそれを願ってる」
聖子「あー、悪い奥さんやわー」
洋子「そんな事よりシフト、シフト」
聖子「ほんまや、ほんまや」と屈んでシフト作りに没入する。
土手にあるジョギングコース。
手を繋いで額に汗して歩きながら、
民江「卓也さん足が早いからもう汗だくです~」
卓也「腋もアソコもびちょびちょ?」
民江、頬を染めて頷く。
民江「あ、そうそう、うちの会社、私がいる支店は小さいけど、本体は全国規模で業績も絶好調なんです」
民江「で、うちの支店で正社員を募集する話が出てるんですけど、卓也さん、パソコン出来ます?」
卓也「パソコンのエンジニアをやってた」
顔を輝かせて驚き、
民江「じゃ、応募してみます?」
卓也「民江といつも一緒にいられたら最高だな。僕は民江と片時たりとも離れたくないから」
民江「私の方がもっと離れたくないですよ~」
モスバーガーの外観。
同、店内(満員)
食事しながら恥ずかしそうに、
民江「なんか落ち着かないんですが~」
汗をかいた太腿の絵にセリフ、
「パンツを履いてないから周りの人に匂いを感づかれないか心配で・・・」
卓也「心配無用。民江の匂いは僕が全部吸引してるから」
卓也「勿体なくて人に吸わせられるもんか」
民江「ぐすん、卓也さ~ん・・・」
星空の絵。
民江宅の室内、素っ裸の二人が手を繋いでタオルの前に立っている。
卓也がタオルの血痕にキスするのを民江が恥ずかしそうに見つめる絵に、
N『思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから』
神屋宅の室内。
神屋が子をあやす横で洋子と聖子が楽しそうにシフト作りをしている絵に、
N『行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい それはいつか性格 になるから
性格に気をつけなさい それはいつか運命になるから・・・』
了