5.14 中国がFBIに反論 米国の新型コロナ研究機関へのサイバー攻撃に関する非難で
中国があたかも米国の研究機関に対するサイバー攻撃の黒幕であるかのような米国の非難を、中国は「中傷」と呼び、抗議の意を表した。
14日、中国外務省の趙立堅報道官がブリーフィングで表明した。
趙立堅報道官は、「中国はこのような誹謗中傷に対し断固抗議する」と強調した。
同報道官によれば、「中国は新型コロナウイルスとの闘いで大きな成果をあげ、このウイルスに対する製薬とワクチン開発で先頭に立っている」という。
また、「このことに関しては、私たちははるかに大きな事態を心配しており、それは中国の『ワクチン開発の情報』を誰かが盗もうとしていることだ。
何度も言っているが、中国はもっともサイバー攻撃の被害を受けている国の1つであり、私たちはあらゆる形のサイバー攻撃に断固抗議する」と強調した。
◎ 中国 WHOが武漢の研究所訪問を要請したという情報を否定
15日、世界保健機関(WHO)が武漢ウイルス研究所へ同機関の専門家らの訪問準備を中国政府に要請したという事実はないと、中国保健衛生問題国会委員会国際関係部長のリ・ミングズ氏が記者会見で表明した。
同氏は、国際機関と中国政府の協力および武漢市のある研究所での 調査実施に関する記者らの質問に答え、
「 WHOはいかなる研究機関へも1度も訪問要請をしていない。 WHOの武漢への訪問を拒否したとする情報は事実と異なる」 と語った。
また、「世界は極めて深刻な感染状況にある。
私たちは、国内での新型コロナウイルスの拡大を許さず、 WHOや他の国々との協同を進めるため、 積極的な対応を行っている」と強調した。
リ氏はまた、中国は新型コロナウイルへの対処については全面的に開示的な姿勢を取り続けていると語った。
この間、米国のマイク・ポンペオ国務長官は、中国政府は明らかに中国のウイルス研究センターの1つへのWHOの訪問を拒否したと指摘した。
ポンペオ長官は中国の訪問拒否は「 (ウイルスが) 武漢の研究所から流出したという事実が明らかとなるのを恐れる中 国の懸念を証明」していると主張している。