ウクライナの特殊部隊がクリミアへ侵入、国境警備隊に発見されて銃撃戦になった危機的な背景
(ベトナム戦争 日本)
ロシアの情報機関FSB(連邦安全保障庁)などの情報によると、ウクライナの特殊部隊が8月8日夜にクリミアへ侵入、クリミアの国境警備隊やFSBと戦闘になり、ロシア兵2名が死亡し、ウクライナの特殊部隊員も1名が死亡、7名が拘束されたという。
予定されている選挙をにらみ、破壊活動でクリミアを不安定化させることが目的だったようだ。
ウクライナ側は戦闘を否定しているが、ロシア側の主張が正しいと見られている。キエフのペトロ・ポロシェンコ大統領はクリミア近くの部隊に対し、警戒態勢を取るように命じた。
ネオ・ナチのクーデターで成立したキエフ政権をウクライナ東部、ドンバスに住む人びとは認めていない。
ドンバスはドネツクとルガンスクに分かれているが、ルガンスクの指導者であるイゴール・プロトニツキーの自動車が8月6日に爆破され、本人も負傷した。この破壊工作とクリミアへの侵攻はリンクしていると見る人もいる。
アメリカ/NATOはユーゴスラビアやイラクに対する先制攻撃では正規軍を使ったが、イラクの結果が思わしくないこともあり、リビア、シリア、ウクライナではアル・カイダ系武装集団やネオ・ナチを使った。クリミアやドンバスをゲリラ戦で破壊しようとしている可能性がある。その中核になるのは特殊部隊であり、傭兵が手先になる。
この戦法は1970年代の終わりにズビグネフ・ブレジンスキーがアフガニスタンで導入しているが、ベトナム戦争でも使われている。
1953年7月に朝鮮戦争が休戦になり、54年5月にはベトナムのディエンビエンフーでフランス軍が敗北しているが、そうした中、54年1月にジョン・フォスター・ダレス国務長官はNSC(国家安全保障会議)でベトナムにおけるゲリラ戦の準備を提案、それを受けてCIAはSMM(サイゴン軍事派遣団)を編成した。ベトナムにおける秘密工作はこの時点で始まっている。
1961年にアメリカ大統領となったジョン・F・ケネディはアメリカ軍をインドシナから撤退させるため 63年10月にNSAM(国家安全保障行動覚書)#263を出した。ただ、その翌月に暗殺されたので実行されていない。
1964年1月にリンドン・ジョンソン大統領が承認した計画に基づいて統合参謀本部直属の秘密工作部隊が編成され、陸軍、海軍、空軍の特殊部隊からメンバーが集められた。
この部隊がSOG。7月31日にこの部隊のメンバーは約20名の南ベトナム兵を率いてハイフォン近くのレーダー施設を襲撃、その報復として北ベトナム軍は8月2日に情報収集活動をしていたアメリカ海軍のマドックスを攻撃した。
この軍事衝突をアメリカでは北ベトナムによる「先制攻撃」と宣伝され、8月7日に議会は「東南アジア決議(トンキン湾決議)」を可決した。
これがいわゆるトンキン湾事件である。(Douglas Valentine, "The Phoenix Program," William Morrow, 1990)この後、アメリカのベトナムに対する軍事介入は本格化した。
1967年6月になると、MACV(ベトナム軍事支援司令部)とCIAは共同でICEXを始動させる。後にフェニックス・プログラムと呼ばれる秘密プログラムだ。
ICEXを立案したCIAのロバート・コマーはプログラムの指揮官としてジェドバラ出身のエバン・パーカーを選んだ。なお、ジェドバラは本ブログでは何度も登場しているゲリラ戦の部隊で、第2次世界大戦の終盤、イギリスとアメリカの情報機関(SOEとSO)によって編成された。
フェニックス・プログラムにはCIAの人間や特殊部隊の隊員が参加、命令はCIAから出ていた。その下にはPRUという実行部隊が存在、海軍の特殊部隊SEALに所属していたマイク・ビーモンによると、PRUの隊員は殺人、レイプ、窃盗、暴行などで投獄されていた囚人たちが中心。PRU入りを条件に釈放されたのだという。CIAや特殊部隊はこの種の人びとを手先として使うのが好きなようだ。
ベトナムではリビアやシリアなどと違い、解放戦線は住民に支えられていた。そこで、解放戦線を支持していると見なされた農村で殺戮と破壊が繰り返されている。
解放戦線を支援すると殺されるという恐怖心を植えつけ、さらに村落共同体を破壊してアメリカの価値観を植えつけようとしたと言われている。フェニックスは「ベトコンの村システムの基盤を崩壊させるため、注意深く計画されたプログラム」だとビーモンは見ていた。
1968年3月、ソンミ村のミライでウィリアム・カリー大尉の率いる部隊が数百名の村民を虐殺している。1969年3月に事件は初めて報道され、11月にシーモア・ハーシュ記者は記事の中で、村民504名がどのように虐殺されたかを詳しく書いている。この事件はフェニックス・プログラムの一環だった。
1971年に開かれたアメリカ上院の公聴会でウィリアム・コルビーCIA長官はフェニックス・プログラムについても証言、「1968年8月から71年5月までの間にフェニックス・プログラムで2万0587名のベトナム人が殺され、そのほかに2万8978名が投獄された」としている。期間を見ても明らかなように、この数字は犠牲者の一部が反映されているにすぎない。なお、コルビーもジェドバラの出身者だ。
また、ジェドバラ人脈がヨーロッパを支配するために作り上げたのが「NATOの秘密部隊」のネットワーク。
その中でも有名な部隊がイタリアのグラディオだ。1960年代から80年代にかけ、「極左」を装って爆破工作を繰り返し、左翼陣営に打撃を与え、治安体制を強化することに成功した。この組織に関する報告書をイタリアのジュリオ・アンドレオッチ政権が1990年10月に提出、その存在を正式に認めている。
こうした秘密部隊は日本とも関係がある。例えば、1969年12月にミラノのフォンタナ広場にある国立農業銀行が爆破されているのだが、この事件の実行犯のひとりとして起訴され、2001年6月にミラノ地裁で終身刑を言い渡された人物が日本へ逃げ込んでいる。つまり、1979年から日本で生活、80年に日本人女性と結婚、89年に日本国籍を取得した。
この問題は2000年に国会の決算行政監視委員会で取り上げられ、質疑の中で政府側の参考人は、問題の人物が1973年にベニス地裁から武器および爆発物の不法所持で有罪判決を受けている情報のあることを認めている。(2000年4月20日、決算行政監視委員会第一分科会)なお、イタリアのジャーナリストによると、1974年に武器の不法所持で有罪判決を受けていたという。
この人物は1995年にイタリア国籍を回復させるが、97年に国際指名手配されると旅券を大使館に返納してイタリア国籍を抹消した。1995年から97年にかけては二重国籍になりそうだが、法務省の細川清民事局長(当時)は日本国籍を取得した段階でイタリア国籍は失っているから問題ないという意味不明の説明をしている。
ミラノ地裁で終身刑を言い渡されたということは「テロリスト」だと認定したことを意味するが、そのように表現した日本のマスコミに対し、東京地裁の和田剛久判事(当時)は2003年6月、合計300万円の支払いを命じている。
「一審で有罪判決が出ても、上級審で変更される可能性があり、実行犯または主犯格だとは認められない」ということらしいが、そんなことを認められた人はほかにいないだろう。
ジェドバラ人脈は大戦後、OPCという極秘機関を組織、東アジアでも活動している。当初、その拠点は中国の上海だったが、1949年1月に解放軍が北京へ無血入城するころに日本へ移動する。その中心は厚木基地に置かれたと言われている。
この年の7月に国鉄を舞台とした3事件があり、それを口実として政府が左翼攻撃を展開している。その3事件とは、7月の下山事件と三鷹事件、8月の松川事件だ。
こうした破壊活動を行う仕組みは現在も生きている。その仕組みを動かしている勢力がアメリカの次期大統領にしようとしている人物がヒラリー・クリントン。
ところが、ハッキングで盗まれた民主党全国委員会(DNC)の電子メールが公表されて彼女の違法行為が明るみに出つつある。
バーニー・サンダースを潰すことには成功したが、ドナルド・トランプに負ける可能性はある。
選挙戦の途中からネオコンの一部はトランプ支持を表明しているが、どこまでコントロールできるかは不明。コントロールしきれず、ネオコン/シオニストの計画が挫折することも考えられる。
そこで、選挙前にネオコンは戦争を始めるという説が流れているのだが、クリミアや東アジアでの動きを見ていると、ありえない話とは言えない。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201608120000/
爬虫類脳
「私達は恐怖に泣き言をあげる奴隷の国家になりつつある。
戦争に対する恐怖。
貧困に対する恐怖。
ランダムなテロリズムに対する恐怖。
暴落し続ける経済状況による人員削減や解雇に対する恐怖。
不良債権で強制立ち退きさせられることに対する恐怖。
テロリストの支持者になるという、
不透明な罪によって軍事キャンプに収容されることに対する恐怖。
Hunter S, Thompson
『Extreme Behavior Aspen』 2003年2月3日」
***
何度も繰り返すようですが、統治者は恐怖心や憎悪感などをツールにして「分断統治」という方法で国を統治しています。
国民の各個人同士が闘い合って、統治者に対して団結して立ち上がらない方が統治者にとって都合がいいからです。
例えば、昔のユダヤ人の長老たちが記したとされている「シオンの議定書」の中にはこのように記されています。
「【第五の議定】★一時的に非ユダヤ人による世界同盟が、我々を負かす事があるかも知れない。
しかし彼らの間に深く根を張っている、抜き堅く強い軋轢によって我々は救われる。
我々は、二千年も前から非ユダヤ人の間に、個人的、国家的、民族的、宗教的な対立、憎悪をつのらせるよう作為してきた」
確かに現実に行われている政治を見ると、まったくそうですね。
そして、このような恐怖や怒りのもとになっているのは、人間の脳内の「爬虫類脳(トカゲ脳とも)」といわれるところです。サバイバルに必要な、脳の中でも原始的な部分です。
「爬虫類脳のまとめ」より
「私たちの脳には「爬虫類脳」と呼ばれる原始的な領域があります。
飢えや恐怖、怒りや劣情のもとになっている部分です。
この脳の部位は、「食いっぱぐれないこと」と「安全でいられること」をひたすら求めます。
必死なら死に物狂いで戦うことを自分に命じますが、可能なら逃げる方を選択します。
その一方で、すぐに怒り出したりもします。
爬虫類脳にとっては、
仲間の中で自分がどんな地位にあるのか生き残れるのかどうかのカギを握りますから、他人からどう思われているかをとても気にします。」
この爬虫類脳、知るほどにすごく興味深い器官です。
まるで頭の中にレプテリアン(爬虫類人間)がいるようなものです。
たしかに、生物としての個体を保存するためには必要不可欠な機能だと思うんですが、恐怖心や憎悪感ばかりになってしまうと。。。
「頭の中が恐怖心ばかりだと
夢を見るスペースなんてなくなってしまう」
単なるサバイバル以上に複雑な状況においての、賢明な判断も難しくなりますね。
また、人生の目的がサバイバルだけというのも、ちょっとつまらない感じもします。
***
また、「松果体はスターゲート」によれば、松果体が弱くなると、
「混乱しやすくなる、受動的になる、悲観的になる、
嫉妬の念、視野が狭まる」と古典インド哲学で指摘されている、ということです。
逆に、松果体を健康に保つと幸福感をもたらすセラトニンが生成されますので、これも恐怖心克服によさそうです。
あるいは、「恐怖の特効薬は『愛』」という記事を以前に書きましたが、
自分の意識の中心が、自己ではなく他者にあること(愛すること)で、相対的に自己保存の欲求が抑えられて、恐怖心などの自我的な感情が抑えられますね。
「女は弱し、されど母は強し」と言いますが、自分よりも守りたい存在があると、人間って強くなれます。
「勇気とは、恐怖心がないことではない。
むしろ、その恐怖心よりも大事だと思える何かがある、
と判断する心である」
***
映画「アフター・アース」より
「恐怖心は現実には存在していないことを、理解しなければならない。
それはあなたの思想が創り出した産物なのだ。
勘違いしないでほしい。
危険はとてもリアルなものだが、恐怖心は選択によるものなのだよ」
恐怖心や憎悪心などトカゲ人間にお返しして ・・・ !
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11738873074.html
☆ 悪魔を憎まないって ? 憎悪はあるが その感情から距離をおく そんなことも 自分に言い聞かせることがあります。
レプタリアンを認識すれば 憎悪以外 なにもない 段階を経験します 私は。