タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

笹の香が 思い出させる 巻き方を。

2012-06-22 | その他

私の田舎では、集落の田植え仕事が終盤の6月に入ると、奥山の笹の若葉の

出揃い頃を見計らって、母と一緒に笹巻に使う笹の葉を採りに行ったものです。

昔は、田植えが終わった節目に「泥落とし」の、笹巻(団子)を食べました。

今とは違い、集落では田植えの手代り(田植仕事を手伝い合うの助け合いの

慣があって、今日で田植えも終わる日の休憩時には、縁側に大勢手伝いの

おばさん達が腰掛て、おしゃべりをしながら「笹巻」でお茶事がされていました。

笹には良い香りに加え殺菌力があるとかで、当時は冷蔵庫などまだ無かった時

代、笹巻をたくさん作って涼しい所で日持ちをさせ、子供がおやつ代わりに喜ん

で食べていたものです。

また、月遅れの端午の節句に欠かせないものでもありました。

随分前、孫の保育園の「笹巻作り」の行事に参加した折、若い保母さん達には

笹巻の経験なくて、包み方が分からないことから、頼まれてにわか講師?を

やったこともありました。

笹の巻き方はこの形が正統だと信じていましたが、元々、地域に根差してこその

食文化というもの、日本全国、津々浦々包み方も千差万別様です。

今日は、久し振りに巻き方(正統派の?)を思い出しながら巻いて見ました。

一家で役割分担して作る「笹巻」、是非とも継承してゆきたい「古き良き」食文化

です。

                ~今日も良い一日を~


八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに・・・

2012-06-21 | 風景

宍道湖北岸から望む対岸には、緑深き山々が広がり、山陰独特

どんよりとした空に、あの出雲大社本殿の「八雲」に似た雲が

浮かんでいます。

出雲大社の裏山八雲山の上空にも、時々湧き立つような雲を見

掛けます。

何やら古事記の世界を連想させる雲で、ついつい雲の流れに見と

てしまいます

「古事記」によれば、須佐之男は八岐大蛇を退治した後、助けた稲

田姫と結婚して、出雲の各地を巡って宮(新居)を建てる場所を探し

求め、辿りついた須我の地に宮を建てましたが、不思議な事にその

地から幾重にも幾重にも、雲が立ち上りました。

これを見たスサノオは、

「出雲」の枕詞、日本最古の和歌

「八雲立つ 出雲八重垣 

妻籠みに 八重垣作る 

その八重垣を」

と妻のために詠んだとされます。

出雲須佐の地に生まれた私は、須佐之男が見ただろう、その湧き立

つ雲を、子供の頃からズッと見て(雨が降るのかな?と、)生粋

人でもあり、雲に魅かれるのでしょうか。

       ~今日も良い一日であります様に~


だんご食べ 一息入れて 頑張るぞ。

2012-06-20 | その他

ブロブの毎日更新も、スケッチや取材、PC作業と意外に忙しく、今朝

少しでも多くの人に、「何か」を伝えることが出来ればと思いながら

でいます。

そんな中、昔懐かしい「黄粉団子を作って見たからお茶にしょう!」と

奥さんが言うので、作業を中断して一息入れました。

団子を食べながら、フッと「こう言うのが幸せなんだろうな~」と思いな

がら、そう言えばこれまでにも何度か、同じ様な場面があった気がしま

す。

昔、コロンビアローズの「幸せはどこに」と言う歌がありましたが、幸せ

は、自分の心の中にあるのでしょうか!

ところで、3・11大震災の後、日本人の心にお金や名誉、出世が必ず

しも人生の勝者ではないとの、大きな価値観の変化が生まれきている

様に思います。(それよりも大切なものが有る)

そんな時、まだ記憶に新しいブータン国王の来日のニュースが思い起

こされます。

ブータン王国は、人口70万人ほどの小さな国ですが、国民の97%が

「幸せ」と感じていると言う、驚異的な数値が示された国なのです。

1976年に、国王が非同盟諸国会議で『国の力や進歩を「生産」では

なく、「幸福」測ろう。 「GNH]は「GNP」よりも大事である。』と提唱

した概念で、この「幸せ哲学」に共感する国が増えてきているそうです。

「GNH]とは(国民総幸福度・量)を言い、あれもこれもと求めるのでは

く、まさに仏教の教えである「足るを知る」即ち、物質的豊かさだけで

はなく、精神的な豊かさも同時進歩させて行くことが大切、これで充

分と思える社会をブータン王国は目指しているのです。

日本でも多くの人がその事を感じており、既にそんな時期に至っている

のではないでしょうか。

        ~今日も良い一日を~

 

 

 


紫陽花や 昨日の誠 今日の嘘。 (正岡子規)

2012-06-19 | 風景

ひと雨毎にアジサイの花が、花言葉の様に「うつろい七変化移り気)

しています。

ここ松江藩主の菩提寺「月照寺」も、当地ではあじさい寺と呼ばれ、

の今、沢山の人が訪れています。

境内の一角にあるこの道は、そぼ降る小雨にしっとりと濡れて、花の鮮

やかさと樹々の緑に包まれ、「紫陽花回廊」?・・・とても心の安らぐ空間

です。

ところで、アジサイに「紫陽花」の漢字(名)を当てたのは中国の詩人・白

楽天と言われていますが、アジサイの花について少し調べて見ると、 異

種名の「オタクサ」は、幕末のオランダ商館医務官(医師・植物学者)シーボ

ルトが長崎滞在中に、日本人妻「お滝さん・楠本滝」の名に因ん命名し

たようです。

シーボルトは、きっとアジサイの美しい色のうつろいに、女のイメージを

重ね合わせて、愛した人の名を命名したのでしょうネ。

横道に反れましたが、道草ついでにシーボルトとお滝の楠本イネについ

ては、我が愛読書・司馬遼太郎の作品「花神」 の中で、幕末動乱期を苦労

に苦労を重ねて医学の道に研鑽し、 現在放映中の朝ドラ「梅ちゃん先生」

の原形モデルとも言うべき女性で、悲しい恋の物語が・・・・・・

アジサイについては、雨が似合うことから、どうしても「日陰」のイメージを抱

きがちですが、そうではありません。

シト降る雨に濡れながらも強く美しく咲く、気高く静かな花なのです。

              ~今日も良い一日を~

庭の木陰に咲いた紫陽花の花

 


凛とたつ カラーの花の 爽やかさ。

2012-06-18 | 植物

朝一番に窓を開けて見る南側の花壇に、 この春え付けた

427ブロUPカラーの花が、先日から次々と咲き出しは

じめています。

昨年春急逝した姉が義兄と供に、丹精込めて育てた球根を

けてもらって、手引書を片手に及び腰で育てた花です。

こうして立派に咲いた花を見ると、背筋をピンと伸ばした爽や

な花ですが、特に、この時期の高温多湿に弱く、素人の私に

気の抜けない、なかなか手強い相手でしたが、採光と潅水に

夫しながら、何とか目標の「絶世の美女」に変身させることが

来ました。

咲き初めは純白だった花が、 日毎にほんのりと頬を染めていく

(ピンク色に)様子は、自分で育ててこその美しさです。

当分の間、黄色、赤、白(ピンク色)の花が、咲き継ぎそうです。

カラーは、花後の球根の管理も大変の様ですが、ある意味それ

も楽しみな事でもあります。

       ~今日も、良い一日であります様に~

 この白い花が縁から薄いピンクに変化して行きます。

 

 

 


花、花、花の楽園、鳥、鳥、鳥の楽園

2012-06-17 | その他

今日は、「花と鳥の楽園」・松江フォーゲル(鳥)パークに

お客さんを案内してきました。

パーク入口の長屋門を入り、センターハウスに一歩足を

踏み入れると、さすがに世界有数の室内ガーディンと銘

打つだけあって、フクシアやベゴニ等数千種の花、花、

花が出迎えてくれました。

満開の花の下、洒落た純白のテーブル・チェアーの置か

れたレスランフローラで、ばしのティータイムを過ごし

一息入た後、フクロウの飛行ショーや、熱帯の鳥オオ

ハシ(イメージ・キャラ)やエボシドリとのスキンシップなど

まさに溢れんばかりのと鳥に囲まれて、瞬く間に時間が

過ぎてゆました。

週末でもあることから、園内は親子連れのお客さんで賑わ

い、子供達の笑顔と笑い絶えません。

案内したお客さんも、すっかり満足のひと時が過ごせた様

で、ホッと胸を撫で下ろしパークを後にしました。

         ~今日も良い一日を~

 

 

 

 

 

 


暗闇に 螢群れ飛ぶ 懐かしさ。 

2012-06-15 | 風景

孫が幼かった頃、家のすぐ近くにある小川が、のホタル観賞の場所で、毎年この時季が来

のを楽しみにしていましたが、周辺の立ち木が伐採されたためか?近年、蛍があまり見られ

くなった気がします。

今日は夕方から、ゲンジボタルが乱舞すると言われる、玉湯町の大谷地区に出掛けて見ま

た。

夕闇が迫りゲンジボタルが明滅乱舞する様は、まさに幻想の世界そのもので感動しまた。

帰路、昔よく読んだ宮本輝の小説の中に、おぼろ気な記憶ながら、蛍の乱舞する情景を記述

した場面があった事を思い出し、早速、家に帰って書棚を探すと確かにありました。

短編小説「蛍川の「螢」の章のクライマックス部分において、

・・・川原の蛍の乱舞を見て主人公の母、「千代はふらふらと立ちあがり、草叢を歩いて行っ 

た。 もう帰路につかなければならない時間はとうに過ぎていた。 木につかまり、身を乗り出

して川べりを覗き込んだ千代の喉元からかすかな悲鳴がこぼれ出た。 風がやみ、再び静寂

の戻った窪地の底に、蛍の綾なす妖光が人間の形で立っていた。」暗い闇が口を開け、蛍が

糸をいて飛んでいる」・・・ 

この短編で、宮本輝は芥川賞を受賞しており、さすがに蛍の乱舞する場面の記述は圧巻で

す。

宮本輝は、この短編の中で昭和40年前後には既に、農薬使用による蛍などの減少を懸念す

記述をしており、そのことを思うと、近年各地で清流と蛍の復活が見られる事は、本当に嬉

しいことです

                ~今日も良い一日を~

 (ミカちゃん日記)

(ダイエットの成果で、かなりスマートになったでしょう。)

「ダレカサント チガッテ ドリョクノ セイカガ デテキテイ

 マスガ ココデ キモチヲ ヒキシメ アト 〇〇グラムハ 

 オトシタイデスネ」

 


花、花、花、花に囲まれて。

2012-06-14 | 植物

松江イングリッシュガーデンの花を見に行って来ました。

「ローズ・フェスティバル」は終り、大輪のバラの時季は

に過ぎた感じでしたが、色とりどりの小振りの蔓バ

ラが咲き乱れてとても綺麗でした。

ボンヤリとしながらも、視覚と嗅覚だけは研ぎ澄まし、こ

空間で花達と時間を共有すると、癒され元気が出てき

ます。

ただただ、様々な花や樹を愛でてきました。

ここは、夕方につけて来館し、花々を観た後で、ちょっと

し、宍道湖に面したレストランで、対岸の灯を眺めな

ら食事するのが、観賞のベストコースじゃないでしょう

か。

 

                  ~今日も良い一日を~