~白いバラが活けてある。~
先日、あるお宅にお邪魔した時の事、玄関を入った真正面に(飾り床)に、真っ白い
大輪のバラが二本活けられていた。
花はいい心を和ませる。
むかし女性は、花嫁修行の一つとして、生け花を習った人が多かったものだ。
‘花を活ける心(行為)‘、それは一体どの様なものなのだろうか、と思うことが
ある。
私は、若い頃ほんの数カ月(研修の課外活動で)お花を習ったことはあるものの、
率直に言ってお花は分からないのだが。・・・・・
花は、本来野にあるもの、これを手折って器に生け、新たな「美」と「生命」を吹
き込み、人の心を和(なご)ませるということでは、ないのだろうか。
聖徳太子の17条憲法」の冒頭に、『和を以って貴しとなす』という言葉がある。
すなわち「なごみ」:争わず仲良くの、心を持った行いではないだろうかと思う。
ちなみに、この花を活けた女性(三人姉妹の長姉)は、控え目だがとても優しい心
根の女性なのである。
ちなみに、二人の娘御も‘高齢‘の両親に宛て、週に一度は必ずメールや電話
を架けて、気遣ってくれると言う。
花の生けてある「家」には、そんな「和み」の話もあって、久々に感動した私でし
た。
「ある愛の詩」~アンディ・ウイリアムス