「夫が急逝して七年、その悲しみから抜け出せなくて、欝々とした日々を送っていました。」が、「そんな
時に、私に元気を与えてくれ始めたのが花(バラ)作りでした。
今は薔薇の花を、一生懸命育てています。」と言うことであった。
昨年、そのバラの花が縁で知り合った、団地でも少し離れた所の‘Iさん‘・・・私は日課の愛犬(ミカ嬢)の
散歩のために、たまに団地内を巡るのだが、(たまに・・・と言うのは所々に敷かれている溝蓋をミカ嬢が怖がるためで
ある)、まだ肌寒い、3月も半ばの頃から、近くを通り掛かると、ガーディニングに精を出ししておられる姿
を見掛けていた。
昨日も、久し振りに団地巡りをしていると、たまたま作業中のIさんに出会った・・・どちらからともなく「こ
んにちは。」 「バラの花が綺麗に咲き出しましたねえ~。」と、しばし世間話・・・Iさんは帰りがけに「バ
ラがたくさん咲いていますので・・・絵を描かれるから、切って差し上げましょう。」と、色とりどりの綺麗な
バラをたくさん頂いて帰りました。
早速、家内に花瓶に活けてもらい、描き止めておきました。
来る年も、来る年も、何事も無かったかの様に咲く花々は、こうして人々の心を癒してくれているんです
ね。
「バラ色の人生」:エディット・ピアフ
「愛の花咲く時」:エンゲルベルト・フンバーディング