道脇の大きなお屋敷の塀越しに、ザクロの大きな木が競り出していて、散歩の度に横目で
見てきた。
今日、久し振りにその道を通ってみると、ザクロの赤い実たわわに熟れている。
春先に花が終わって、 「あのルビー・レッドの実が弾けるのは、いつ頃なんだろ~」と、思っ
ていたのはほんの先頃だった・・・のに・・・もう既に、たくさんの実が熟れ、中には割れて弾
け落ちているのも見られる。
ザクロの木の根方には、赤い曼珠沙華(ヒガンバナ)の花が一面に咲いている。
これまで何気なく見て来たが、今日は秋の御彼岸明け、「そうか・・・ヒガンバナの盛りとザク
ロの実が弾ける時季は、ちょうど重なるんだ。」等とと、今更の様にひとり納得したりしている。
ザクロには、国によって様々な言い伝えがあるそうだが、総じて「吉木」として扱われている様
だ。
ちなみにトルコでは、新婚の夫がザクロを地面に投げつけて割り、飛び散った実の数で、夫
婦の間に生まれる、子宝の数を占う風習が残っている様である。
いずれにしても、めでたい”吉木”に違いない様である。
~今日も良い一日であります様に~
~ベン・E・キングでスタンド・バイ・ミーをどうぞ~