18日(日)は前日に続いて大野教室・4時教室に行った。今日は雨模様で、こんな時に将棋は最適だ。とはいえ私は今月5回目の入室で、もうどうしようもない。
大野八一雄七段の指導対局はピークを過ぎていて、今はKahoちゃんが指導を受けていた。
奥の和室にはいっぱい人がいた。日曜日にしては珍しい光景と思う。Ham氏とChi氏の姿もあったが、2人とも前日は教室に泊まったので、当然今日もいるわけだ。Chi氏の相手はKoba氏で、Koba氏はいよいよセミレギュラー化の感がある。
W氏がいないと思ったら、隅でYaさん(以前登場した女性)に個人指導を行っていた。Yaさんは超初心者だが妙に熱心で、これからが楽しみな存在なのだ。
Ham氏が手スキだったが、時刻はまだ3時50分なので、もう少し待つ。
大野―Kaho戦はKahoちゃんが勝勢だが、図から▲3三角△3二玉▲2二角成まで、Kahoちゃんの勝ち。▲2二角成は大野七段が「あっ」と叫んだ妙手で、私も気付かなかった。Kahoちゃん、今後がますます楽しみだ。
4時を過ぎたが、Ham氏は別の将棋に入ってしまい、私はTaga氏と指すことになった。
盤の右ではShin―Kaho戦が始まっていた。Kahoちゃんの快進撃をShin氏が止めることができるか。
こちらはTaga氏の先手で▲7六歩△3四歩▲6八飛。私が△8四歩なら、Taga氏は角交換後に▲8八飛から逆棒銀でくるのだろう。だから私は△4四歩と止めると、Taga氏がゲラゲラ笑った。
私は何となく中央位取りに出るが、Taga氏に7筋を攻められ、形勢はよくない。
第1図は私の作戦負けになっているが、ここでTaga氏の指した手は1秒も考えなかった。
第1図以下の指し手。▲8六歩△同歩▲同銀△7三歩▲8八飛△6四歩▲8五銀(第2図)
第1図から▲8六歩と指したのがすごい。8筋から逆襲しようの構想だ。
私は落ち着いて△7三歩~△6四歩。この逆棒銀は恐くなく、どうにでもいなせると思った。
左のYaさんには、W氏が簡単な詰将棋を出している。しかし
攻め方:▲3三桂▲4二竜 持駒なし
受け方:△1一玉△1二香
で、Yaさんは▲4一竜と指してしまう。
…どうなんですか? 私が超初心者で何回か講義を受けたとしても、この局面はさすがに▲3一竜と指すと思う。
Sug夫人やAoさんも、やはり▲4一竜と指すのだろうか。
よく分からなかった。
第2図からは△9三桂▲8三歩△同飛▲8四銀△8七歩▲同飛△8六歩▲同飛△8五歩▲8三銀成△8六歩と進んだが、以下飛車を打ち合っていい勝負となった。私はもう少し良くできると思ったが、そもそも第1図が後手作戦負けであり、この岐れなら後手上々であろう。
右のShin―Kaho戦は、Shin氏がKahoちゃんの攻めを丁寧に面倒を見て、快勝。Kahoちゃん、本局は相手がわるかったか。
こちらの局面は進んで第3図。ここから△5七歩▲6七金△5八歩成▲同金に△5七歩が決め手で、私が勝った。
▲6七金では▲4八金寄として、まだまだむずかしい形勢だった。
「いやあ、あぶないところだった。序盤でわるくして、もう投了しようかと思いましたよ」
「またまたあ」
「ガハハハハハ」「ガハハハハハ」
2人ともバカである。
2局目はU君と指す。U君も強くてかなわんが、まだ互角に戦える自信はある。
私が先手となり、中飛車に振った。最近のマイブームは中飛車なのだ。
U君は穴熊を目指す。もとは銀冠を好むが、最近は穴熊も採用するようだ。ただ穴熊のほうが、振り飛車から見ればめんどうではある。
局面は持久戦模様になり、私は銀冠を構築する。そして▲2五歩。桂跳ねはなくなるが、将来の▲2四歩を見て大きな手である。
その後U君に香得されたが、私はその代償にと金を作る。桂で両取りを掛けられたが、と金で銀を取り返し、いずれ負けるにしてもかなり抵抗した感じだ。
私は▲1六桂と打ち、▲2四歩から攻める。さらに▲6一飛と両取りに打ち、けっこういい勝負なんじゃないかと気を引き締めたら、ブザーが鳴った。??
実は数手前から秒読みになっていたのだが、切れてしまったのだ!!
切れ負けには、「指し手に迷って間に合わなかった」「秒読みを忘れていた」の2種類がある。たいてい前者で、いつぞやのFuj氏の時もこれである。が今回の場合は後者で、ついうっかりした。
私は過去社団戦で、3年連続切れ負けをやらかしているのだが、すべて後者である。いずれも形勢はわるく、秒読みであることを忘れて考えてしまうのだ。
しかし本局は社団戦ではない。リーグ戦の類でもないので、このまま指させていただくことにした。
とはいえ勝敗が決まった将棋をU君も指したくはないだろう。疑問手がいくつか出て、私にも勝機が出てしまった。
△2五銀と打たれて私は投了。本局、時間切れ負けは残念だったが、来たる社団戦に向けて、いい警鐘となった。秒読みと、ボタンを押すのを忘れないこと。渡部女流初段にいい報告をするためにも、初日だけは頑張らねばならない。
本局、ここまで付き合ってくれたU君にお礼を述べておく。
(つづく)
大野八一雄七段の指導対局はピークを過ぎていて、今はKahoちゃんが指導を受けていた。
奥の和室にはいっぱい人がいた。日曜日にしては珍しい光景と思う。Ham氏とChi氏の姿もあったが、2人とも前日は教室に泊まったので、当然今日もいるわけだ。Chi氏の相手はKoba氏で、Koba氏はいよいよセミレギュラー化の感がある。
W氏がいないと思ったら、隅でYaさん(以前登場した女性)に個人指導を行っていた。Yaさんは超初心者だが妙に熱心で、これからが楽しみな存在なのだ。
Ham氏が手スキだったが、時刻はまだ3時50分なので、もう少し待つ。
大野―Kaho戦はKahoちゃんが勝勢だが、図から▲3三角△3二玉▲2二角成まで、Kahoちゃんの勝ち。▲2二角成は大野七段が「あっ」と叫んだ妙手で、私も気付かなかった。Kahoちゃん、今後がますます楽しみだ。
4時を過ぎたが、Ham氏は別の将棋に入ってしまい、私はTaga氏と指すことになった。
盤の右ではShin―Kaho戦が始まっていた。Kahoちゃんの快進撃をShin氏が止めることができるか。
こちらはTaga氏の先手で▲7六歩△3四歩▲6八飛。私が△8四歩なら、Taga氏は角交換後に▲8八飛から逆棒銀でくるのだろう。だから私は△4四歩と止めると、Taga氏がゲラゲラ笑った。
私は何となく中央位取りに出るが、Taga氏に7筋を攻められ、形勢はよくない。
第1図は私の作戦負けになっているが、ここでTaga氏の指した手は1秒も考えなかった。
第1図以下の指し手。▲8六歩△同歩▲同銀△7三歩▲8八飛△6四歩▲8五銀(第2図)
第1図から▲8六歩と指したのがすごい。8筋から逆襲しようの構想だ。
私は落ち着いて△7三歩~△6四歩。この逆棒銀は恐くなく、どうにでもいなせると思った。
左のYaさんには、W氏が簡単な詰将棋を出している。しかし
攻め方:▲3三桂▲4二竜 持駒なし
受け方:△1一玉△1二香
で、Yaさんは▲4一竜と指してしまう。
…どうなんですか? 私が超初心者で何回か講義を受けたとしても、この局面はさすがに▲3一竜と指すと思う。
Sug夫人やAoさんも、やはり▲4一竜と指すのだろうか。
よく分からなかった。
第2図からは△9三桂▲8三歩△同飛▲8四銀△8七歩▲同飛△8六歩▲同飛△8五歩▲8三銀成△8六歩と進んだが、以下飛車を打ち合っていい勝負となった。私はもう少し良くできると思ったが、そもそも第1図が後手作戦負けであり、この岐れなら後手上々であろう。
右のShin―Kaho戦は、Shin氏がKahoちゃんの攻めを丁寧に面倒を見て、快勝。Kahoちゃん、本局は相手がわるかったか。
こちらの局面は進んで第3図。ここから△5七歩▲6七金△5八歩成▲同金に△5七歩が決め手で、私が勝った。
▲6七金では▲4八金寄として、まだまだむずかしい形勢だった。
「いやあ、あぶないところだった。序盤でわるくして、もう投了しようかと思いましたよ」
「またまたあ」
「ガハハハハハ」「ガハハハハハ」
2人ともバカである。
2局目はU君と指す。U君も強くてかなわんが、まだ互角に戦える自信はある。
私が先手となり、中飛車に振った。最近のマイブームは中飛車なのだ。
U君は穴熊を目指す。もとは銀冠を好むが、最近は穴熊も採用するようだ。ただ穴熊のほうが、振り飛車から見ればめんどうではある。
局面は持久戦模様になり、私は銀冠を構築する。そして▲2五歩。桂跳ねはなくなるが、将来の▲2四歩を見て大きな手である。
その後U君に香得されたが、私はその代償にと金を作る。桂で両取りを掛けられたが、と金で銀を取り返し、いずれ負けるにしてもかなり抵抗した感じだ。
私は▲1六桂と打ち、▲2四歩から攻める。さらに▲6一飛と両取りに打ち、けっこういい勝負なんじゃないかと気を引き締めたら、ブザーが鳴った。??
実は数手前から秒読みになっていたのだが、切れてしまったのだ!!
切れ負けには、「指し手に迷って間に合わなかった」「秒読みを忘れていた」の2種類がある。たいてい前者で、いつぞやのFuj氏の時もこれである。が今回の場合は後者で、ついうっかりした。
私は過去社団戦で、3年連続切れ負けをやらかしているのだが、すべて後者である。いずれも形勢はわるく、秒読みであることを忘れて考えてしまうのだ。
しかし本局は社団戦ではない。リーグ戦の類でもないので、このまま指させていただくことにした。
とはいえ勝敗が決まった将棋をU君も指したくはないだろう。疑問手がいくつか出て、私にも勝機が出てしまった。
△2五銀と打たれて私は投了。本局、時間切れ負けは残念だったが、来たる社団戦に向けて、いい警鐘となった。秒読みと、ボタンを押すのを忘れないこと。渡部女流初段にいい報告をするためにも、初日だけは頑張らねばならない。
本局、ここまで付き合ってくれたU君にお礼を述べておく。
(つづく)
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