一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

LPSAの引退女流棋士3名が昇段!!

2024-09-07 23:00:50 | 将棋雑記
世間ではほとんど話題にならなかったが、9月1日付で、LPSAの引退女流棋士3名が昇段した。

・山下カズ子女流五段→女流六段に
・鹿野圭生女流二段→女流三段に
・大庭美樹女流初段→女流二段に

どれも引退女流棋士昇段規定によるもので、そんな規定があるとは知らなかった。たしか引退棋士は年10勝が加算され、現役時と同じ勝ち星昇段があるはずだが、女流棋士にも同じような勝数が加算されるのだろうか。
とにかく、上記の3名が該当したらしい。
山下女流六段は女流四段時代の1988年11月17日、蛸島彰子女流四段とともに女流五段に昇段した。しかし、2017年に蛸島女流五段が女流六段に特別昇段したとき、山下女流五段の昇段は見送られた。蛸島女流六段が「女流名人4期」「女流王将3期」なのに対し、山下女流五段は「女流名人4期」だけだった。なるほどこれでは、女流六段には少し遠いか。LPSAも、ここは冷静な判断だったと思う。
今回、77歳にして、満を持しての昇段。この年齢なら、誰も文句は言わないだろう。
鹿野女流三段の昇段もめでたい。鹿野女流三段は福間香奈女流五冠に1勝4敗1不戦勝だが、この1勝は双方女流初段の2008年のときのもので、鹿野女流初段会心の将棋だった。もはや、この勝利だけで「女流三段」の価値がある。
鹿野女流三段も62歳。年齢的にも、女流三段がふさわしい。
大庭女流二段は、2005年6月、勝数規定で女流初段に昇段。その段位のまま2020年に引退となったが、このときに女流二段を贈ってもよかった。
3名のコメントを読むと、どなたもうれしそうである。これだけでも、贈昇段の甲斐があったというものではないか。
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