八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

ひとり語りの続き

2023年11月09日 12時10分40秒 | Weblog

画像は、105歳頃の、にわか散髪。季節の変わり目の、風呂のサービスの日に、急ぎ散髪をしていた。前回に続いて、九十六歳ころの、ひとり語り。ヘルパーさんの世話になっている時にも、「楽しいこと、聞かせてよぉ」と。目をつむり、口をもぐもぐもぐ、にこぉとする、口を半あけして、にこにこしていた。この顔を見て、もらい笑いをしてしまう。声を出している時に、あいの手をいれると、はっきりした声でしゃべる。それを、走り書きして残しておいた。* 五千円札 たぁった一枚ぇしか ねぐなったから こじきになつたんだど めぐんでくださーいって きたがら はい どうぞぉって やつたんだど こぉころが でぇじなんだっぺぇなぁ んだぁ んだぁ。* 可哀そうだぁ 可哀そうだぁ おっぱいちゃん おっぱいちゃん いっぺぇ 飲ませてやれよぉって 云ったんだぁ 喜こんだ 喜こんで 行ったんだぞぉ。* バカチン バカチン バカチンだぁ 泣えてんのに 笑っているバカ どこにいんだぁ 勘弁なんかぁ できねぇぞぉ。 * 死んじゃつたぁ 死んじゃったぁ みいぃんな みいぃんな 死んじゃったぁ おれぇも 死んじゃったぁ。 * 痛てぇし 痒いっし 泣ぇてんだぁ 背中も痒いっし どこも そこも 痒いぃんだぁ 皆んな皆んなぁに 揉んでもらったんだぁ せいせいしたぞぉ せいせいしたぞぉ なぁ。 * しんぺぇして しんぺぇして しんぺぇして たんだぞぉ。亡ばあちゃんが、おしゃべりをしていた頃は、夜のご飯のときに、聞いていた。楽しかった、哀しかつたことは、どんな場面だったのかなぁです。


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