八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

福寿

2018年12月31日 21時47分25秒 | Weblog

今年も、あと二時間で今年も終わる。在宅介護は、元日は休みだが、ヘルパーさんには、交替で世話になる。看護師さんからは、異常があれば、すぐに、連絡をするようにだ。せめてもの礼の挨拶と思い、玄関に掲げる。今日のばあちゃんは、ご機嫌良好。ひとりおしゃべりをしていたので、廊下で、ガラス越しの、ヤクルトを飲みながら日光浴。話しかけてくるのだが、わからない。よく聞くと、「千冶は、父親。おこうは、母親。つぐえは、姉ちゃん、呉服店だあ。ノブアキは、あんちゃん。おっきな家。おっきな蔵。ただし兄ちゃんは、早稲田大学。もとよは、ねぇちゃん。死んじゃつたぁ」と、聞きとれる。「そうげぇ」と、もらい笑いをすると、ニコニコ顔は、もっとニコニコと声を出して笑っていた。大腸手術のあと、介護が始まった頃の機嫌の良いときも、「笑う門には福来る」と云って、笑っていた。このまま、百五歳に向かう。小生は、ここ三年前から、夕食を食べさせるだけ。大腸の手術で、約50間日入院。脳梗塞で、約20日間入院が、二回。初回の脳梗塞の時は、毎夜に面会に行くと、家に、一緒に帰ると、懇願されていた。これ以外は、ずうーっと、在宅介護。泣いたり、笑ったりで、もう、十二年になるなぁ。あと一時間30分過ぎると、街中の神社から、新年を迎える太鼓が、深夜の静まりを打ち破り、どんがどんがどんがと、響いてくる。いろいろあった一年だなぁと、懐古しています。拙いブログに、ご来訪賜わり、ありがとうございました。亥歳の老い道を、とぼとぼと行きます。毎回、支離滅裂ですが、よろしく、お願申し上げます。皆様方、どうぞ良いお年を、お迎えしますよう、祈念致しております。新年おめでとうございます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江戸物売り

2018年12月31日 20時23分29秒 | Weblog

画像は、江戸物売り圖から。NHKのラジオの真打競演を、たまぁーに聞いている。たまぁーにだが、江戸物売り声を、専門にて独演を聴くことがある。落語にも、「そば売り」の話しがあり、掛け声を聞くことがある。「くずぅい、くずぅい」と、くずを買い取る掛け声も、聞くことがーある。正月なのに、貧乏で餅がつけない。せめて、近所に、あの家は、餅をついていると、音を出すのに、女房の尻をたたいて、餅つきの音にする話し。餅をこねまわす仕草を、尻をこねまわす話し。江戸物売り圖の中に、「絵馬売り」があった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする