八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

避難をする

2015年03月16日 21時04分06秒 | Weblog
原発事故があった、三月十五日に、福島市の妹の所へ、世話になることにした。仕事で使っていたハイエースバン。後部座席を取り除き、車いすにばあちゃんを乗せ、ロープで固定。介護に使うポータブルトイレ、介護用の食べ物を、ベットのマット、手持ちしているおむつを積み込んだ。スーパー、コンビニには、食料品は、入荷の量が少ないというので、買い置きのものと、冷蔵庫にあったものを、バックに入れて、午後3時半に出発。49号国道を、郡山方面へ、車は列をなしていた。一時間で、平田の道の駅を、目指したが、約二時間遅れて、午後七時前になってしまった。駐車も、空きができるまで待った。薄暗い車中で、ペットボトルの茶と、おにぎりで、遅い昼食を、ばあちゃんにさせた。雨が降り出した中を、一路福島を目指した。携帯電話で、到着時刻は、連絡をしていた。車の燃料は、満タンで600キロ走れるが、その時は300キロくらい走行できる量しか、タンクに無かった。心細い思いをした。当時、発電を停止していた四号機が、爆発し損傷と報じていた。思ひ出したくない、原発事故からの、避難のこと。
コメント (1)
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