画像は、発行が昭和17年。償還は、昭和28年とある。表題の「なぁーにも、ねぇぐなったぁ」は、戦争中は、物が無く、終戦になったら、インフレになり、食べ物を買うのにも、それまでの、三倍も、四倍もの、お金が必要になった。食べ物を手に入れるには、お金が無ければ、物と物との交換で、食べ物を手に入れていたようだ。今、百歳を越したばあちゃんは、この経験を思い出しているのかも。嫁入りに、持ってきた着物がなくなった寂しさを、言っているのかも。いまの世の中は、現在から、将来にかけて、よそごとではないことかも知れない。