北斎と歌麿

先週はかぜっぴきをいいことに、すっかり時代小説にはまっていました。
これがまた、捕り物帳なので本をとじることができません＾＾；

高橋克彦氏の
「だましゑ歌麿」
「春朗合わせ鏡」
ついでにシリーズなので気になって「おこう紅絵暦」も。

つかれるので、普段あまり小説は読みません。読むとしてもほとんどが時代もので、今回みたいに歌麿とか北斎(春朗)絵師や様々な職人さんたちの様子のでてくるものにかぎられています。
小説家の高橋氏は浮世絵の研究家でもあったそうで、背景がしっかりしている為かとても面白かったです。
浮世絵はあまり詳しくはないのです。普通にさらっと見流してしまうことが多かったようなー。

でも以前拝見した、類まれなる構成力は描写力は言うに及ばずですが、晩年の北斎の肉筆画は、力強く迫力があったことを思い出します。
そして浮世絵における歌麿の意欲と工夫には、あの時代(次から次へと厳しい規制のかかる時代)にほんとうにすごいな～と、あらためて思うのでした。
一度浮世絵の世界もじっくりと拝見してみよう。。

美人画で有名な歌麿ですが、こんなのも描いているんだな～と惚れこんで、随分前に購入した葉書セットを思い出しました。

画本虫撰

その後つづいては藤沢周平氏
版木職人さんによる捕り物帳にはまっておりました。
彫師伊之助捕物覚シリーズです。
さすが藤沢周平さんですね～なんといいますか、人の描写と目に映るような景色の表現が、大変美しい読み物でした。

ふ～。というわけで、今少し落ち着きを取り戻しました。
今度は目利き骨董屋さんの時代小説が控えています。が、風邪も治ったことだし、捕り物でもないので、少しのんびり落ち着いて読むことにします＾＾
かっとなって読むのでつかれるのですよ。
わかってはいるのです～(笑)

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