ICANまにらブログ~第二巻~

日本のNGOアイキャンまにら事務所の日記。

新学期がスタート

2009年06月01日 | ひとりごと
ゆきよ@まにら。(写真は路上の子どもたちの活動のひとまく)

6月1日。フィリピンの公立学校は、今日から新学期がはじまりました。今日私は朝6時前に自宅を出ましたが、自宅前の道を、すぐ近くの公立小学校の制服を着た生徒がひとり早々と登校していました。朝礼が始まるのは6時半すぎからのはずなのに。。。新学期の初日に新しい文具などを揃えて学校に行くのが待ち切れず、家を早く出たのでしょうか。

ICANの事業地、ジェンサンやサンイシロや、また路上で働いていた子どもたちも、ICANの奨学生として今日から登校しています。サバイタヨ(青少年活動)に集まるパヤタスの子どもたちや、ジェンサンの山奥の給食校の子どもたちも今日から1年進級して、新たな気持ちで学校に通い始めました。

マニラ事務所ではしばらくブログ更新ができないでいましたが、この6月からの新学期を機に勉強をはじめた子どもたちに負けないように、私たちもがんばって継続更新していきたいと思っています。

ICANではここ2,3カ月で日本人フィリピン人両方のスタッフも増え、ますますパワーアップして事業を進めています。先月はICAN事業地の路上の子どものひとりが、ジープにひかれる悲しい出来事もありました。人懐っこい14歳の女の子でした。病院に運ばれた時には回復の見込みもなくほとんど治療もされず、はかなく亡くなってしまいました。以前もパヤタスの子どもにも死なれましたが、事業地の子どもたちもスタッフたちにも大きなショックでした。新たに「死」の危険ととても近いところに子どもたちがいることを感じています。ずっと悲しんでいても次の日は必ず来て、私たちは前に進んでいかなければなりません。この新学期から亡くなった子の妹がICANの奨学生となりました。みんなで痛みを乗り越えて、また新しく出発していきたいと思います。



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