5月5日(火)曇り
島のあちこちで見かける野草。
ばばが子どもの頃は「イギャナ」と言っていたような気がする。
「イギャ」というのは「苦い」「ナ」は「菜」。
苦い菜っ葉=ニガナ
じじとばばの散歩コースにもいくらでもあり、
両親宅の門や花園?にもある。
母がわざわざ植えてあるのだ。
ニガナは苦いので、母は「胃薬」と言って
胃がムカムカする時などに煎じて大きなヤカンに入れて飲んでいた。
ばばが子どもの頃の思い出として覚えているのは・・・・・
なかなか断乳できない子どもがいると
お母さんはお乳の先にニガナの汁を付けて子どもに飲ませる。
そのあまりの苦さに、子どもはお乳を飲むことを諦め断乳成功!
・・・と言うことを見聞きしていた。
赤ちゃんの口に含ませてさえも安全なんですね~あの苦み。
ニガナと言えば苦い・・と敬遠していたばばだが・・・・・・・・・
じじが5年前に大手術をして退院してきてから、
ばばは仕事をしていたので、しばらく昼ご飯はじじが自分で作っていた。
その時のメインメニューが「じじスープ」。
身近な食用野草をどんどん放り込んで味噌汁にした物。
約2年くらい、毎日じじはこのスープを飲んでいた。
ばばが退職して、一緒に夕方の散歩をするようになってからも
山に近い道端のニガナを摘んできては卵焼きに入れたり
野菜炒めをしたりして、ばばも食べていた。
「元気になったのは、ニガナの入ったじじスープも
効果があったのかも」って、じじは自画自賛している。
つい先日、じじが「ニガナ」の写真を写してきた。
ところが植物事典で「ニガナ」の項目を捜しても出ていない。
「ニガナ」と信じて疑わないじじとばばは、びっくりした。
その後もじじは調べ続け、
ついに「正式にはホソバワダンと言うんだって」と突き止めた。
ネットで「ニガナ」を調べると載っているんだけど、
ホソバワダンって、ニガナの一種で
「ホソバワダン」という固有名詞を持っているのかなあ。。。。。
最近ばばは解らないことが多すぎて困ってしまう・・・・・・・・・・・