横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

依水園と吉城園

2016-11-25 06:56:15 | 旅行



ここは奈良の依水園。県庁と東大寺の間あたりにある。

京都は市内全域が紅葉の名所だが、清水寺をはじめ東福寺も嵐山も人がいっぱいらしい。
そこで、あまり秋には訪れたことのない奈良へやってきた。






依水園は時代の異なる二つの池泉回遊式庭園からなる。
こちらは江戸時代前期に造られた「前園」だ。
奈良晒の将軍御用達商人の清須美道清が「三秀亭」という茅葺屋根の別邸と庭園を造った。






三秀亭から清秀庵を望む。前園は周りとは隔絶された空間を作っている。
また護岸の石組や灯篭の配置にも工夫をしているそうだ。






清秀庵の脇を抜けて進んでいくと目の前が開ける。「後園」だ。
明治の実業家、関藤次郎が茶の湯と詩歌を愉しむために築山式の池泉回遊式庭園を造った。

東大寺南大門や若草山や広がる空などを借景として「前園」と趣を異にする。






もみじの落ち葉を踏みしめて歩く。






水車小屋の横を下りて飛び石で小さな沢を渡る。






いろんな木々の紅葉が見られる。手前の低いのはドウダンツツジだ。






引き続き隣の吉城園(よしきえん)も鑑賞した。
吉城園は興福寺塔頭・摩尼珠院の跡地に造られた明治・大正時代の庭園で、
奈良県が昭和59年に取得して庭園鑑賞や茶会等に広く利用されるようにした。






園内には、この「池の庭」に加えて「苔の庭」と「茶花の庭」がある。






こちらが「苔の庭」で向こうに見えるのは茶室だ。






紅葉を見ながら3つの庭を巡り歩く。途中には隣の依水園の様子を窺える場所もある。






こういうアングルで見る紅葉も面白い。






茶花の庭の紅葉を逆光で見ると秀逸だった。


依水園と吉城園。さほど混雑もなく落ち着いて紅葉を楽しめた。


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早くも初雪

2016-11-24 13:20:59 | 日記



朝から降り続く今年の初雪。横浜でも11月の初雪は54年ぶりだそうだ。






10時ごろが一番強く降ったが積雪までには至らなかった。

1時過ぎまだ降っている。






8時ごろ路面の一部が薄っすらと白くなった。
全面が白くなるのではなく四角い部分とかきれいな直線状とか・・・誰かが書いたみたいな。
地面の状態で何か違うところがあるのだろう。不思議な感じだ。

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日が暮れても大賑わい

2016-11-24 06:50:54 | 旅行



高校の同期会があったので京都へ行ってきた。
卒業して58年目。最近は毎年のように行われて今回は第40回だ。
数えで喜寿の祝を兼ねて60余名が集まった。






会がお開きとなって駅前に出ると何やらセレモニーが行われている。
平安京の正門である羅城門の10分の1模型(幅8m高さ2.4m奥行2.1m)が設置されたのだ。
羅城門は羅生門とも呼ばれ芥川龍之介の小説や黒澤監督の映画で有名だ。






この模型は1994年に平安建都1200年を記念して宮大工らが製作し、その後ホテルの地下で保管されていた。
今回「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」という団体が計画し、
自己資金、補助金、寄付金など3000万円をかけて移設した。
実行委員の千玄室氏や山田京都府知事などが参加してのオープニングだったようだ。







その後、東山の八坂神社から高台寺、清水寺などを歩いてきた。






八坂神社に隣接する円山公園の紅葉を見に来る人も多い。

この時期の京都は紅葉の名所が無数にあり観光客が急増する。
そのため今回はホテルを予約することもできなかった。






高台寺も紅葉で有名なのだが今回はパスして近くの霊山観音を拝んできた。






5時前には日が暮れはじめたが、清水寺へ向かう二年坂辺りは人がいっぱい。

中国語、韓国語が多いように感じた。






清水寺のライトアップも超満員。詳しくはいずれ記事にしたい。

この後、写真の左手に光っている京都タワーの近くにある京都駅まで歩いた。




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自然環境保全センターの秋

2016-11-23 06:41:15 | 日記



神奈川県自然環境保全センターも空きが深まり、
モミジバフウ、イチョウ、ナンキンハゼなどさまざまな木が色づいている。
コハウチワカエデなどカエデの仲間も次第に紅さをましつつある。





コハウチワカエデはイロハモミジなどとは葉の形がちょっとだけ違う。
ほかにもチドリノキとかメグスリノキは3小葉など、カエデ類で葉の形が違うものがある。






紅葉の季節には花が少ないのだが、谷戸で流れの向こうの斜面にリンドウが見えた。






曇りで気温が低いのでつぼんでいるのが多かったが、中に一輪だけ咲いてくれていた。






プラタナスの幹には色が薄いテントウムシが忙しそうに歩いていた。






数ミリの小さなテントウムシ。ちょっと拡大してみる。
名前はムーアシロホシテントウあたりだろうか。

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並んで待つ

2016-11-22 20:13:23 | 日記



横浜自然観察の森の湿地、木道の上を歩く。
花は少なくミゾソバやアキノウナギツカミが少し咲いていた。






しかし、よく見ると面白いものがあった。
チョウジタデがたくさん生えていて弾けた実から綿毛の種が顔を出しているのだ。






チョウジタデ(アカバナ科)
チョウジタデは9月ごろに黄色い花が咲く。






子房が長い棒状なので丁子の名前を頂戴した。
タデ科ではないけれど水辺に咲くのでつけられたか?






実るとかなり細長い棒になって、熟すのを待つ。






熟すにしたがって果実の先端の方から4つに裂けていく。





綿毛をよく見ると一つづつ茶色っぽい種子がついている。
一列に並んで飛び出す順番を待っているようで面白い。




都合によりコメント欄を閉じさせていただきます。
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