利尻島の最北、富士見園地とペシ岬の間に夕日ヶ丘展望台というのがある。
日の出の時刻は過ぎていたが、早朝の散歩がてら上がってみた。
頂上は標高56mぐらい。三角点もあった。
西の方向に礼文島が見える。島の左辺りに落ちる夕日がきれいなのだろう。
右側の島はポンモシリ島だ。アイヌ語でポンは小さい、モシリは島とか大地のことだ。
眼下にはたくさんの小舟が浮かんでいる。
写真では分かりにくいが、ウニ漁のようだ。
足で櫓を操作し箱眼鏡で海中を覗き長い竿の先の網で海底のウニを掬う。
乱獲を防ぐ協定で早朝だけの漁なのだろう。
鳥の飛ぶ姿が見える。
断崖のまわりを飛んでいる。
大空でも群れを作って飛び回る。
イワツバメのようだ。冬はどこへ行くのだろうか。
展望台までの道の両側にさまざまな草花が見られる。一部を列挙する。
利尻、礼文に多いキタノコギリソウ(キク科)はここにも咲いている。
ツリガネニンジン(キキョウ科)も利尻、礼文のあちこちに多い。
チシマフウロ(フウロソウ科)の姿もところどころで見られる。
クサフジらしいのも咲いていたが、小葉の形からヒロハクサフジ(マメ科)かな。
ナミキソウ(シソ科)は波来草、つまり海岸性のタツナミソウの仲間だ。
夕日ヶ丘は季節によりいろんな花が楽しめそうだ。
利尻富士に雪の残っている頃、朝日も夕日も眺めてみたい
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