多摩市や八王子市の南に位置する東京都町田市は神奈川県の川崎、横浜、大和、相模原各市に接している。
市内には川崎市の飛び地があり、境川の右岸が町田市だったり左岸が相模原市だったり入り組んでいる。
面積は八王子市の半分以下だけれど東西の長さはあまり差が無い。西の方向に細長く延びているからだ。
相原で横浜線を越えて奥へ、高尾山の南あたりが町田市西端、ここ大地沢だ。境川の源流でもある。
大地沢には青少年センターがあって野外活動を通じて自然とふれあえるようになっている。
田んぼ木道に小さな池があって、シオヤトンボが縄張り保持に飛んでいた。
そこにクロスジギンヤンマがやって来た。
シオヤトンボは脅かしに入るが、クロスジギンヤンマは平気なものだ。
このクロスジギンヤンマは雌で、産卵のために来ていたのだ。
シオヤトンボなんか気にしている暇はない。
池のあちこちに産卵して回っているが、この葉は気に入ったのか少しだけ長居をした。
お尻を少し移動してみたり・・・
ついには180度回転して産卵を続けた。
よく見ると腹をクランク場に曲げて産卵管の部分を葉にしっかり密着させているようだ。
相手にされなかったシオヤトンボのほうは仕方なく杭の上でじっとしていた。
東西に細長い形をしているのですね。
自然豊かな地域と街中と変化に富んでいそうです。
その自然豊かな地域では、子供を増やしたい虫たちの活動も盛んですね。
産卵に一生懸命なクロスジギンヤンマは、シオヤトンボの縄張り宣言なんぞ
目じゃないという態度。シオヤトンボの方は肩透かし食らった気分だったか
どうでしょうね。
小山田緑地その他に自然観察などで行くことも多くあります。
それでも大地沢は少し遠いので数年に一度ぐらいしか行っていません。
今回、自然の豊かさを改めて感じました。
クロスジギンヤンマは大きいので、シオヤトンボがちょっかい出しても動じない感じでした。
子供のためにも負けていられませんからね。