ひーず のーと

旅、食、落語・・・と日々思うこと、思い出したことの備忘録

ゆしま扇・松茸弁当(四季弁当)

2006-11-08 22:41:52 | 今宵の逸品&お弁当
今日の夕食は、ゆしま扇の松茸弁当(1260円)。
ご飯は、松茸ご飯に栗と紅葉麩が乗って楽しく。
むつの照焼きは脂っぽくおいしく。厚焼き卵、はじかみ、シバ漬が右上のおかず。
左上は、衣揚げで、えび、サツマイモ、かぼちゃ、しし唐、茄子。
左下は煮物。人参、タケノコ、昆布巻き、がんもどき、蒟蒻、絹さやと上品。
右下は、しそごぼう、揚げ胡麻豆腐、大福。
上品なお弁当でした、季節の味わい、雰囲気もあったし、よかった。
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永田町・蕎麦こいけ・黄門そば

2006-11-08 21:27:13 | 食べある記・飲みある記
地下鉄南北線の永田町駅から都道府県会館(地下1階)に出て、蕎麦屋さん。
今日は出先で、時間がなかったので、蕎麦を。黄門そば(900円)を注文。
黄門そばとは、何でしょう。黄門といえば、水戸。水戸と言えば納豆。で、納豆そばにタマゴ入りです。ちょっと、つゆはしょっぱめ。卵の甘さが打ち消されてしまう。そういう意味では、卵がなくてもよかったんだけど。
他に、昼はランチセットも多数。ランチのの方が早くできたみたい。
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遠藤周作 満潮(みちしお)の時刻

2006-11-08 21:24:03 | マイ ブック
新潮文庫の遠藤周作「満潮の時刻」。1965年に1年間連載されたものが、2000年に遠藤周作全集に収められ、初めて本になったという、小説。それなので新潮文庫の遠藤周作本の最新刊(2002年)なのに、話が、古くてびっくり。肺結核で、病院に入院するという設定が古く、なつかしい小説だなあと。病人たちのありさまから、主人公がいろいろと生と死について考え、時にこ虚無感におそわれていく、主人公。
その中で、「痛いとか苦しいとか叫んでいる患者さんも、私たちが手を握ると、おとなしくなっていく」という看護婦さんの言葉に対し、苦痛や不幸にぶつかるとき、その感覚はなまなましいから、どんな人間も自分だけがこの苦痛を被っているような錯覚にとらわれ、人間に孤独感を同時に与え、この孤独感が苦痛や不幸の感情を増幅する。その時、だれかが手を握ってやる。手を握られた者は自分の苦しみや痛みがこのつなぎ合わされた手を通して、相手に伝わっていくのを感じる。だれかが、自分の苦しみや痛みをわかち持とうとするのを感じる。孤独感はその時いやされる、と分析をし、このことを何度か考えていく主人公。そして、さらに死に立ち向かうに手を握るしかないところに生きることのすばらしさを感じた、というのは考えさせられる、一つのテーマ。
また、3度目の手術のあと、踏み絵の夢を見ると言うのは唐突に感じたけど、九官鳥の話などと相俟って、なぞ解きがされて、キリストの救いの話へと展開していくのは、遠藤周作らしい。
満潮の時刻というのは、死が引き潮の時にたいして、生は満潮の時に来ることから、手術によって、命を助けられたということや、いろいろな想いが生じたとことから、新たなものが生れたことからの題名。
久々の遠藤周作の小説だった。
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