自分の〈ことば〉をつくる あなたにしか語れないことを表現する技術 細川英雄 (著)
自分の〈ことば〉をつくるとは…「自分のテーマをもって自身及び他者と会話すること」本書の最も言いたいことはこの一言に集約されています。振り返れば感想文というのを主体として文章を書くこと、そしてどっちかというと他者よりの目線となるレポートというのが教育でのメインであったように思います。高校の時は小論文という形で課題に対して自分の意見を述べることを勉強してきましたが型がかっちり決まっているのでどっちかというと他者よりなのかもしれません。
この本はどっちかというと自分よりの主張に対して自分の言葉をどのように積み上げていくかという視点になっており、どっちかというとより自分目線のはずなのですがやっていく作業は他者との対話も併せて自分の主張を紡ぐというのがポイントです。最後の大学付属高校で行われた授業での例が非常にわかりやすく自身との対話、他者との会話の中で気づきがあり、そして最後にそれを踏まえた主張を組み立てるという作業がわかりやすく述べられていてエッセンスが集約されています。自分のことばとするには
・なぜの問いかけ→理由→自分の考えの構築という手順を経て組み立てていく
・あくまで「正しい答え」を期待してしまうがそれは幻想。
・主張として考えた時に自分ごととして捉える。自分だったらどうするかを考える。
・なぜの問いかけ→理由→自分の考えの構築という手順を経て組み立てていく
・あくまで「正しい答え」を期待してしまうがそれは幻想。
・主張として考えた時に自分ごととして捉える。自分だったらどうするかを考える。
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