Takekida's log

千里の道も一歩から

食欲はタンパク質を中心に回っている

2023-09-09 23:03:40 | Books
 
食欲人(EAT LIKE THE ANIMALS)
デイヴィッド・ローベンハイマー (著), スティーヴン・J・シンプソン (著), 櫻井 祐子 (翻訳)
 体重を左右するのは何か?と聞かれるとカロリーや糖質、脂質が注目されてしまうのですが実はたんぱく質摂取量が人間の食欲を支配していたという事実が明かされる本。この本の中ではマウスでの実験をベースにして人間や実際のフィールドワークを通じて得られた成果から普遍的な結果を導き出していて納得できる内容です。 低糖質、脂質のダイエットがもてはやされていますが…食欲を抑えるにはタンパク質で満たされる食事をするのが良いというのがわかりますが寿命とはトレードオフになっていることがわかっており、人生のステージに応じてたんぱく質摂取量を調整した食事が必要であることを示唆しています。以下がポイントとなりますがこのたんぱく質中心の考え方は自分にとって驚きでした。アスリートは+αでタンパク質を取らないと体を壊してしまうと思われるのでやりすぎは良くないにせよ、高たんぱくを意識することが更に重要になっていると思います。
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―生物の食欲はタンパク質に支配されている、つまりはタンパク質摂取量が満たされるまで食べる。ゆえに低タンパク質比率の食事ではカロリーを取りすぎて肥満を招く可能性が高い。ゆえに必要な短波買う質量が通常の食事のみで満たされるように献立を組むことが必要。
(自身の必要タンパク質量はハリス・ベネティクトの式から基礎代謝量を求めて子供はこれの15%、若者は18%、妊婦20%、大人17%、中年17%、老人20%が指標)
ー一方で極端な高蛋白質/低炭水化物食は寿命に対して影響を与える可能性が高い。
 (世界で長寿な人はむしろ高炭水化物/低タンパク質のホールフード食)
イカが食事に対する教訓
ー超加工品(添加物や原形をとどめていない食べ物)を避ける
ータンパク質の供給効率の高い高たんぱく食品を食べる
 塩っぽいもの、うま味を求めるのはタンパク質が足りていないサイン
ー食物繊維をとることでおなかを満たす
ー食べ物を混ぜ物にするのを防ぐ(塩、砂糖の使用は限りなくさける)
ー空腹の時に食べるようにする(食間のカロリー摂取を限りなくさける)
ー食事間隔をあけて食べない時間を作る=断食することでDNAの修復、回復のための回路がオンになる

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