気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

2016パリ管を京都で

2016-11-21 10:05:18 | 音楽
パリ管弦楽団16.11月来日ツアーが18日(金)から始まり、
NHKホールでの評判は良かったみたい・・・一例は
精巧な弦ユニゾンの透明感と、繊細な管セクションとの評価
音楽監督がP・ヤルヴィから9月にダニエル・ハーディングに。

美、洗練、艶、魔法から始まる紹介コピー通りの音楽?
私はパリのエスプリの利いた音楽を聴かせもらいたく京都へ。
 
20日15時から京都コンサートホールでのプログラムは後半変更が
ブリテン:オペラ『ピーター・グライムズ』から4つの海の間奏曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
     (ヴァイオリン:ジョシュア・ベル)
  * 休憩 *
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」op.17 から
      ロメオひとり-キャピュレット家の大宴会
      愛の情景
      マブ女王のスケルツォ
      キャピュレット家の墓地にたたずむロメオ
やや空席がありますが、D・ハーディング登場、始まりました。
16型対向配置のブリテン、現代オペラの傑作、初めてなんですが、
なんだか手探りの状態で、今一つ出だしが揃わない夜明け
終わり次の日曜の朝のホルンと木管が詠い、
月の光ではチェロ・コントラバスが波の様子を
そしてハープとフルートが印象的で、最後のへと
駆け込みます。抒情感があふれた演奏になりますが、
パリ管独自の風合いが薄れておりました。
2曲目は12型?に縮小してのブラームス

ジョシュア・ベルのヴァイオリンは骨太で情熱的なボーイング、
でも指揮者側に体を反らす動きが大きく、どんどん指揮者側へ
指揮者やパリ管の方々に煽り挑発的な動きにも見えます。
この動きで、一度は指揮棒と接触もあり、私の耳には
ギブソンのストラドも鳴ってはいるのですが、
その割には音が抜けてしまっておりました。
そのせいか三者三様でまとまりのない演奏に聞こえます。
でも中頃からはハーディングが上手くまとめては
おられました。
ベルリオーズ、もっとフランス的と思っていたのですが・・
マブ女王のスケルツォのホルンは良かったですね。
結論としては、はっきり言って、もう少しオケを
ドライビングするのには時間がかかりそうにも。
18日のNHKと同様にアンコールはなかったのですが、
両者ともヴァイオリン、指揮棒を持たず登場されており
京都でパリのエスプリを味わいたかったのですが、
22000円、やや損をした気持ちに。というのも
11/5の感動すら覚えたマエストロ・ブロムシュテット指揮
バンベルグ響
と諏訪内さんとつい比較してしまいますね。

続きの来日公演の予定では、
きっと真価を発揮してくれるでしょう。
■11月22日(火)19:00大阪/ザ・シンフォニーホール
■11月23日(水)15:00アルモニーサンク北九州ソレイユホール
            (旧九州厚生年金会館)
■11月24日(木) 19:00 東京芸術劇場
■11月25日(金) 19:00 東京芸術劇場

最新の画像もっと見る

コメントを投稿