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ニューヨーク・フィルハーモニックと五嶋龍を京都で

2018-03-12 12:35:57 | 音楽
今朝のラジヲから「ニューヨーク・ニューヨーク」元気の出る
ライザ・ミネリの圧倒的な歌唱力、ご自分の誕生日を祝福かも
カバーされたフランク・シナトラとどちらがお好きでしょうか。

ニューヨーク(NY)での思い出は2001年3月、家族5人揃って
三大美術館とMETのオペラとブロードウェイミュージカルを鑑賞
し、NBAや五番街、セントラルパークや自由の女神やエンパイ
アステートB.を昇り、見る物全て大きくて華やか・・・
対岸から観た夕やみ迫るマンハッタン島の摩天楼の明り、それが
半年後9月11日のアメリカ同時テロで世界貿易センターが・・・
災害は忘れた時にやって来ますが、7年前の東日本大震災の記憶
も風化させてはいけませんね。合掌

昨日はそのNYを拠点とするニューヨーク・フィルハーモニック
(NYP)とNY生まれの五嶋龍のバイオリンを聴きに北山へ。

NYPは1842年に設立、指揮者はマーラー、ストラヴィンスキー
トスカニーニそして生誕100年のバーンスタインの名も。
今春のジャパンツアーは2013年にベルリン・フィルにデビュー
し次期音楽監督に抜擢の若きヤープ・ヴァン・ズヴェーデン
初めて指揮ぶり、そして五嶋龍さんは11歳の時の演奏以来で
29歳になられた成長ぶりが楽しみに。

北山の駅前の植物園も春の温かさに誘われ家族連れで賑い、

フロアから大文字山を望める京都コンサートホールも春模様。
 
チケットは早くから完売で、エントランスでは外国からの方や
若い方や子供連れ、参議院議員さんも子供連れでお見えなど、
いつものとは違う賑やかさが・・・
実はホール内では楽団員の皆様はもう舞台に登場され、個々に
練習中で、その賑やかも加わっておりました。
チェロ(Vc)が右側、アメリカ式配置のオケで重低音が良く響き
音の輪郭もよく判りますが、ビオラ(Va)の優しい中音が響きに
くいのですが・・・

プログラムは
ヨハン‣ワーヘナール:序曲「シラノ‣ド‣ベルジュラック」op.23
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
・・・・休憩20分・・・
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
アンコールは、
ワーグナー:ワルキューレ第三幕前奏曲「ワルキューレの騎行」

コンサートマスターに続きズヴェーデンさんが登場され始まり
出だしの「シラノ・ド・ベルジュラック」の数拍から、NYPの
華やかでエネルギーに満ち溢れたサウンドに感嘆、そして
ズヴェーデンさんのドライブもあり、のりに乗った演奏に。
続く五嶋龍さんの「メンコン」は熱演!、でもよく知った曲で
アメリカ式の配置の欠点、中音域が聴こえにくくなっており、
名器ストラディヴァリウス「ジュピター」をもってしても少し
、これは前から3席目のせいなのでしょう。でも残念なことは
お母様?にバイオリンを渡し再登場されてアンコールは無に。
無いことはありますので、いいのですが・・・。
休憩後の「春の祭典」スペクタクルそのもので、不協和音と
強烈なリズムの圧倒的な圧力が体の中を吹く抜けており、
アンコールの第三幕の前奏曲「ワルキューレの騎行」が
優しく聞こえてまいります。
心を満たしてくれた素晴らしい演奏を思い出しながら帰路に。

帰宅後、今日のプログラムを手にしながらTVの日曜美術館・
アートシーンを見終わると、次のクラシック音楽館には
なんと五嶋龍さんが登場され、バーンスタイン生誕100年記念
のプログラムで、「セレナード・プラトンの「饗宴」による」
も鑑賞することが出来ました。

なおNYPのアジアツアーは、10日の北京での演奏会の後、
日本での4公演の日程で、昨日の3月11日(日)京都の後は
3月13日(火)東京サントリーホール、ユジャ‣ワンと春の祭典
3月14日(水)東京サントリーホール、五嶋龍、マーラー5番
3月15日(木)名古屋市民会館(旧)、京都と同様
その後、台湾の台北で18日まで。

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