庭の梶の木(雄花)
数年前に冷泉家が遺す七夕の行事(なごみ、茶のあるくらし 2007.7七夕に遊ぶ)を読み、
梶の葉に和歌をしたためる遊びや、短冊として、いつかは茶事に取り入れたいと思い、
小さな梶の苗木を植えておりました。
日々なにかと忙しく、顧みることがなく、忘れておりましたが、夏のような暑さに、
庭に水を撒いているとき、何気に目に留まりました。
写真を撮り、調べてみると、雌雄あり、我が家の梶の木は雄花です。
古代から神に捧げる神木として尊ばれていた為、神社の境内などに多く生えられ、
主として神事に用い供え物の敷物に使われるそうで、家紋にも取り入れられています。
また和紙の原料(クワ科コウゾ属)にもなるそうです。
後拾遺和歌集』に「天の川とわたる船の梶の葉に思ふ事ことをも書きつくるかな」