高知県・高知市病院企業団議会臨時会報告

　7月15日、高知県・高知市病院企業団議会臨時会が医療センターで開かれました。提案されたのは、来年度業務委託される清掃業務（3年間で約4.6億円）と検体検査業務（5年間で約23.7億円）について。検査委託についてはプロポーザル公募を行うこととしていますが、募集要項や配点基準などが示されないのは問題であること、全国大手の3社しか委託先がないことによる競争性確保について質しました。
　あわせて開催された議員協議会では、今年度から5年間の「経営計画」が報告されました。コロナ患者さんの受け入れに伴う国からの空床補償などで昨年度は黒字決算となりましたが、ここ数年赤字基調で、基金が枯渇する恐れがありました。県内の医療機関はコロナの影響による経営危機、医師不足による廃院など厳しい状況にあります。地域連携の強化と支援など医療センターの役割を大いに発揮すべきであり、経営面でも重要な課題であると指摘しました。
　コロナ対応で感染症ベッドが全国的に不足し医療崩壊が危惧される中、今後「スーパーICU」導入を目指し、ベッド数を削減する方向性が示されており、注意が必要です。

＜議会報告会・市政懇談会のご案内＞
7月23日（祝・金）14:00～15:30予定
県民文化ホール第6多目的室
6月議会の個人質問ほかご報告いたします。あわせて市政に対するご意見などもお聞きする会です。
ぜひご参加ください。
＊マスク着用など感染防止対策にご協力をお願いいたします。