こんにちは!高知県議・細木りょうです。

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物部川氾濫対策について

2019-01-15 23:52:25 | 日記
※前回のブログでお知らせしました12月議会報告会(1月19日)は15:00スタートに変更となりました。よろしくおねがいいたします
 昨年をあらわす漢字は「災」が選ばれたように、豪雨や台風、地震などが多発しました。今年は災害のないおだやかな年になってほしいものです。
 12月議会では、風水害対策、特に東部地域と関連の深い物部川の氾濫対策について質問を行いました。
 国が作成した物部川での想定最大規模の洪水浸水想定区域図では、本市の布師田、大津、介良、五台山地域が水深30㎝~3mまでの浸水が想定されています。7月9日に国交省が発表した報道資料では、深渕上流の流域平均で約1200㎜の雨を観測、深渕水位観測所で観測開始以降第2位の4.52mを記録(氾濫危険水位まであと3㎝)、下ノ村箇所の引堤事業がなければ堤防が決壊していた可能性があったとのことです。こうした状況の中、本市も高知市東部の避難地域6地区に高齢者避難開始を発表しましたが、避難率はわずか0.09%(8名)であり、物部川氾濫に関わる情報が住民に十分理解されていないと考えられます。
 物部川の特徴について、河床勾配は下流部でも280分の1と急流、下流域の右岸の平野は扇状地性低地であり、堤内側の地盤高が物部川の計画高水位より低く、西に離れるにしたがって徐々に低くなる傾向にあり、潜在的に堤防の決壊による被害拡大の危険性を有する地形を持っています。
 2年前に「物部川大規模氾濫に関する減災対策協議会」が発足しており、本市も他の流域自治体とともに参加していますが、この協議会の目的は、“逃げ遅れゼロ”を目指し、そのために⓵円滑かつ迅速な避難行動のための取り組み⓶洪水氾濫による被害の軽減及び避難時間確保のための水防活動等の取り組み⓷社会経済活動を取り戻すための排水活動及び施設運用の強化、等に取り組んでいます。また来年度には国分川の洪水想定とあわせて最大規模の洪水ハザードマップを作成し、住民のみなさんに配布される予定となっています。


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