大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

秋田100キロ 2014 (おおはら)

2014-10-18 00:13:36 | 100キロチャレンジマラソン秋田
完走者ばかり書いてるので、ここでリタイア者の記事を(笑)。

初ウルトラ走ってきて、洗礼を浴びてきました。

【練習距離】
7月:116キロ
8月:251キロ
9月:207キロ

秋田があることはわかっていたので、それに向けてそこそこ練習。40キロ練を合宿含めて3回行い、長い距離にも少しずつ慣れていこうとした。

【前日】
新幹線で角館へ向かい、買いだし、会場での引き換え、前夜祭での食事を終え、宿に向かう。夕飯を軽く食べ、9時には寝た。応援メールをもらい、完走しようと決意する。

【当日】
2時30分に起床し、朝食のパンやヨーグルトを食べつつ、会場へ向かい、準備をする。寒かったので、ビニールをはおって出走しようと決める。M川氏からの応援電話に感謝しつつ、気合を入れる。

【レース中】
ラップごとのタイムは正確には覚えていません笑。

 4時半に、完走を目指して後方からスタート。最初はキロ6強で行こうと決める。走り始めてすぐ、S氏が後方集団から抜け出した。ここで、S氏のペースが自分の足に合っていればついていこうかなと思ったが、わずか2キロで断念。再び後方集団に吸収される。F木氏、I栗氏、H坂氏と並走を始める。5キロの通過が34分くらいだったような。
 7キロくらいから18キロくらいまで、ずっとH坂氏らと並走。まあトイレに行ったりとかはあったけど。10キロの通過が65分であり、いいペースだと感じていた。10キロ地点で初めてのエイドがあった。十分休もうか迷ったが、関門で切られること、まだ寒かったので、体が冷えて低体温症になること、ペースが乱れることを恐れ、、水を少し飲むだけにとどめた。14キロ、18キロのエイドでもそんな感じだった。この判断が後になって重大なミスだったことに気付かされようとは…。
 18キロ付近から、並走していたF木氏、I栗氏、H坂氏との距離が徐々に開き始める。ペースが落ちてるわけではなかったので、このままのペースを維持していこうと思い、追いかけることはしなかった。20キロ通過は2時間12分くらいだったか。
 ここから、上り坂にシフトしていくと、一気に走りがきつくなってきた。まあ気のせいだろうと思ったいたが、H谷川氏、SSP氏に抜かれ、明らかにペースが落ちていると感じた。そして、36キロのエイドから足を前に出すのがきつくなってくる。やばいと思いながらも、あともう少しで上りが終わりだと思い、必死に前に足を運ぶ。上りの途中で、I藤氏、K池氏、Y口氏に抜かれる。この時点で、歩いたり走ったりを繰り返していた。そして40キロ付近でA倍氏に追いつかれる。ここで2人で話し、励ましあうことで、厳しい状況だが、完走を目指そうともう1度決意した。42キロ付近で上りが終わり、自分としてもやりやすい下りに入ったので、気合でスピードアップし、49キロの中間エイドに到着。5時間47分くらいだったかな。ここで、M氏、ささみ氏からの応援を受ける。元気をもらい、しっかりと給水、給食を取り、残り7時間というところで再スタート。全員完走の文字を見て気合を入れた。ここからキロ8くらいで走れば、完走できると思っていた。しかし、俺の足がもう限界を迎えていたことに気付いてはいなかった。
 55キロ通過が6時間40分くらい。この時点から、いよいよ足を前に運べなくなってくる。エイドで俺より後に出たK池氏、S藤氏、Y口氏にも颯爽と抜かれて行った。58キロ付近で、休んだ方がいいよと後ろのランナーから言われ、少し休んでから先へ進むが、もうフラフラ。なお、この休憩中にA倍氏に抜かれ、再スタートしても追いかけることは不可能だった。60キロのエイドで10分ぐらい休む。この時点で、完走は厳しいかなと思っていた。しかし、エイドの人に、まだ完走はいけると言われ、少しでも前に進もうと決意。全員完走の目標を自分で達成不可能にしてはならないと思い、フラフラになりながらも走り始める。しかし、歩くことしかできなくなり、近くのランナーからも心配されるというすごい危険な状況に。そして62キロあたりで、次のエイドでリタイア宣告しようと決めた(多分エイドまで行ってたら励まされて頑張ろうって思ってまた走り出していたかもしれないけど笑)。64キロまでは頑張ろうと決意。
しかし、64キロのエイドの300メートルほど前(だったらしい)で、足が固まってしまい、動けなくなってしまった。近くの運営係の人に、通りがかった運営車に乗せられた。いわゆるドクターストップである。車に乗せられ、気付いたら病院にいた。車いすに乗せられ、ベッドに運ばれ、点滴まで受ける羽目になった。診断結果は、脱水と熱中症だった。64キロ地点でのタイムは8時間27分くらいだったかな。本当に応援してくれた人に申し訳ない結末となってしまった。

【このレースから得た教訓】
 練習はそこそこしてきたし、コンディションも悪くなかったので、1番早い段階でのリタイアという結果には全く満足していない。結果的には、早い段階での給水不足が、後々に響いてきてしまったのだろう。早い時間帯において、寒かったにもかかわらず、汗を予想以上にかいていたようだ。自分のように体が大きく、かつ汗をかきやすい体質の場合は、給水を人一倍取らねばならなかったようだ。
 ただ、このリタイアは悔しかったが、ホノマラに入ったとき体重83キロだった自分がウルトラに全く向いていないとは思いたくなかった。機会があれば、リベンジしたいかもしれない。次に100キロの大会に出るときは、しっかり練習して、しっかりと給水を取って、完走をしたいと思った。

ではこのレースにおける教訓
①練習はちゃんとしましょう。練習不足はどのレースにおいても、記録が出ないだけでなく、怪我の原因になります

②給水、給食、休息は全エイドで十分に取りましょう。脱水になるととにかく体が動かなくなります。

③コンディションは万全にしましょう。

④どうしてもリタイアしたくなったら、リタイアできる体調で、体が動かなくなる前にリタイア宣告しましょう。フラフラの状態でドクターストップというのは、とても申し訳ないですし、金もかかります。下手すると命にも関わります。まあリタイアしないのが1番ですが。

まあ皆さんの参考に少しでもなればうれしいです。リベンジしたいけど、親の許可が出るかどうか…。

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