バスシリーズ その6。六本木ヒルズからバスに乗って五反田駅まで向かう。実は六本木ヒルズは都営バスの乗り場がビル内に設置されており、3系統(それ以外にもコミニュティバスあり。)のバスが走る。うちRH1系統は渋谷行急行バスでヒルズを出ると六本木けやき坂に止まり後はノンストップ、反対は直通運転である。また、都01系統はRH1の各駅停車版である。そしてもう一つが本日乗車する反96系統、六本木ヒルズ~六本木~麻布十番駅~魚藍坂~品川駅高輪口~五反田という路線。
乗車したのは18時11分、定刻通りだが、なぜか外国人の利用が多い。バスは六本木交差点を飯倉方面に左折。
相変わらず人が多く、ロアビルも昔のまま、ただ、1階のサクソンが居酒屋ニジュウマルに変わったが。六本木バス停から乗車する親子連れもいる。耳をそばだてなくても会話が聞こえるが、六本木まで習い事に来ているのだが、母親はこの町の柄の悪さが嫌だと話している。これに対し、子供は答えに窮して、いろんなかっこしている人がいるからかな?などと答えている。中々よく観察していて驚く。
飯倉片町などからも乗客はドンドン乗ってくるが、最近乗ったバスの中では平均年齢が低い。麻布十番駅ではかなり降りるが、かなり乗る。もう立っている人も多い。ニノ橋、三の橋、古川橋と立て続けに止まり、さらに乗って来るが、この辺りは少し不便な場所だからであろう。
魚藍坂から伊皿子坂を越えて先日お参りした泉岳寺の前を通過。道は混んでいないが、信号が多く、殆どつかまる。まあ、この間に周辺を見るのが、バスの醍醐味だが。
泉岳寺駅から国道15号線を右折するとバスも今迄ノロノロ走っていたのが嘘のように飛ばす(都バス?)。高輪北町など旧住居表示のバス停にも止まり、品川駅高輪口。さすがに大半の乗客がここで降りる。
その先、八ツ山橋で国道と分かれて左側に行くが、この辺りが御殿山、高層マンションも多く、急に静かになる。そうしていると東五反田1丁目、3丁目とすぎ、すぐに五反田駅、到着時間は18時44分で定時に近い運行のようである。かつては六本木~泉岳寺駅間には地下鉄やJRの駅などなく、都バスの独壇場だったであろう路線だが、今も十分回転がよく、乗車率もいい、なかなか効率のよい路線かも知れない。
この系統は元は100系統丸子橋~五反田~赤羽橋~東京駅南口という15kmを超えるような路線だったが、1984年に丸子橋~五反田が廃止、東90系統になり、東急バスとの共同運行も止めて都バス単独路線となったもの。一旦は新橋~五反田と路線変更し、今の系統番号に変わった。その後紆余曲折があり、今の状態になったのが2006年4月である。