hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

都営バス大塚車庫

2015-03-27 05:00:22 | 日記

バスシリーズ その7。昭和3年(1928年)に開設され、都営バスの営業所の中でも最も古い歴史を持つ大塚車庫(正式に巣鴨自動車営業所大塚支所)が3月29日を以て巣鴨自動車営業所に統合され、廃止される。


現在、この車庫が所管する路線は都02系統(大塚駅~御徒町駅~錦糸町駅)、上60系統(池袋駅東口~春日駅~上野広小路・朝夕のみ)のわずか2系統。


しかし、小生がこの近くに住んでいた昭和50年頃は学04系統(池袋駅~教育大学)、茶60系統(池袋駅~御茶ノ水駅~水天宮)、楽67系統(池袋駅~一ツ橋~有楽町駅)、学01系統(上野駅~東大構内)、学07系統(御茶ノ水駅~東大構内)などを所管していた。

何しろ高校への通学で毎日この大塚車庫のバス停から乗っていたのだから、感慨深い。茗荷谷駅周辺も都電16系統が廃止になり、今の茗荷谷駅(当時の教育ビル)も建て替えられたほか、女子アパート、窪町小学校、茗溪会館など戦前からの懐かしい建物は全て建て替えられてしまった。昔懐かしい建物で今も残されたのはこの営業所位になってしまった。そしてこの営業所にもピーク130台いたバスも今は38台、まあ、統合されても致し方ない数字である。

本当は3月上旬に行われたイベントに参加したかったが、それでも廃止される前に大塚車庫の姿を見られただけでも良かった。それにしてもバスの誘導員の2人のおじさん(おじいさん?)も寂しそうだった。


こうして昔からのものがまた一つ消えていくのであろうか。やはり、残されるのは『坂道』くらいなのか、とも考えたりする。