hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

3月の木に咲く花

2015-03-25 05:00:10 | 日記

木の花には色々あるが、春になると順番がある。最初は梅、年にもよるが2月中旬頃に見頃を迎える。その後、3月末~4月上旬にかけて桜が咲く。そのあとは花水木が咲き、紫陽花と続く。しかし、梅と桜の間にも色々な花が咲く、今の久我山でそんな木を探してみた。


まず、最初に紹介するのはカンヒザクラ(寒緋桜)、桜の原種に近く、花は濃いピンクで下を向いて咲く。沖縄県では桜というとカンヒザクラを指すくらいである。カワヅザクラもこの仲間でヒカンザクラ群とよばれている。

次はハクモクレン、モクレンの一種で親戚に当たるコブシなどと同様に早春に白い大きな花を付ける。


因みにこの2つの種類は大変近く、中々区別がつきにくいが、その特徴をいうと、(1)ハクモクレンはチューリップのように半開きだが、コブシは完全に開花している。(2)ハクモクレンは花がうえを向いているが、コブシは横を向いている。(3)ハクモクレンの花びらは厚そうにみえるのに対し、コブシはやや薄い、決定的なのは(4)ハクモクレンの花びらは9枚だが、コブシは6枚であるという特徴がある。
因みに我が家のそばのコブシの花も満開だが、が、高さは5mを超える巨木である。



三番目はミモザ、これは少し前から花を開きかけていたが、今が満開である。その名前の起源を調べるうちに面白いことを知った。というのはミモザの語源はmimos(パントマイムの前身)でギリシャ語。つまり葉に刺激を与えると動く植物、つまりオジギソウを指している。

しかし、イギリスでフランスから輸入されるフサアカシアの切り花をmimosと呼んだことから今のミモザにこの名前が付けられた。もちろん、オジギソウと違ってミモザは触っても動きはしない。しかも日本ではこのフサアカシアのイメージからサラダやカクテルなど鮮やかな黄色のものにミモザと付けられたのが面白い。

もう、桜の開花予想時期も1週間を切っている中ではあるが、春は桜だけではないことをこれらの花が訴えているような気がした。