hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

山羊坂・狸坂

2014-12-09 05:00:02 | 日記

『江戸の坂・東京の坂』番外編(1)。小生の昨年の年賀状は『うま』の字がつく駅を集めたデザインだったが、来年の干支、『ひつじ』を探してみると日本の駅にはない。(これは『羊・未』のどちらの字を使ったものもない)羊だけに北海道にあるのではと思うが、札幌近郊の『羊ヶ丘』にはバスしか通っておらず、秩父の羊山公園にも駅はない。やむなく、寺や神社、坂などのジャンルを探す。

羊神社は愛知県と群馬県にあるが、都内近郊にはない。寺は韓国にしかないし、困っていたら、坂だけは横浜にあることを発見。それならと今回は番外編として『横浜の坂』を訪問した。

場所は横浜市南区、市営地下鉄の阪東橋駅で降りて地元では有名な横浜橋商店街に向かう。まだ、時間が早いので開店準備をしているが、八百屋・魚屋・総菜店は充実、さらにキムチをはじめとする韓国食材、中華まんなどの中華総菜店などが充実している。

三吉橋を越えるとかなり鄙びた街並みに、左手に神社があり、その先のローソンの手前を左折。突き当たりを右に緩い坂を登ると幼稚園、この辺りから勾配がきつくなる。目の前に階段がでてくるが、これが『山羊坂』である。『ひつじ』という字を使う数少ない地名である。山羊坂の起源は坂の途中にかつて山羊を飼う牧場があったことによる。(高低差40m、平均斜度9度)

厳しい階段の坂を登るが、その登り口にある家に飼われている犬に猫がなぜか寄っていくが、喧嘩になるかと思うと仲良しでビックリ。


坂をぜいぜい登るが、幼稚園に通う子供たちが降りてくる。毎日この坂を登り降りするのは大変だなあと勝手に考える。
坂の上には住宅街が広がり、さらにもう少し先にはバス通り、桜木町駅~みなとの見える丘公園~保土ヶ谷駅の路線が通る。バス通りを左に折れて平楽中学校の先を左に行くとやはり階段の坂がある。この細い坂が『狸坂』。狸坂の起源は狸にまつわる家(狸の置物を飾る家、屋根に狸の瓦を使った家など)があったことによるらしい。ただ、細くて曲がりくねり、さらに藪がある今にも狸が出てきそうな場所でもある。(高低差36m、平均斜度9度)


とにかく、山羊の隣が狸というのは面白いが、山手の坂は急で階段も多く、さらに坂と坂の間も傾斜があり、良い運動になる坂巡りである。せっかくここまで来たからとあと3本の坂巡りをしたので改めてレポートする。