hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

松葉ガニ

2014-12-01 05:00:41 | グルメ

毎年11月最後の週末は松葉ガニを食べることにしている。普段、なかなかカニを腹一杯食べることなどないが、年に一度の贅沢。さらに家族サービスと思って長い時間をかけてカニを小生が捌く。

松葉ガニは面白いカニで取れる場所で名前が違う。一般名称はズワイガニで『ズワイ』とは細い木の枝を指す『楚(すわえ)』が訛ったものらしい。呼び方は山陰地方では松葉ガニ、丹後地方では津居山カニや間人(たいざ)カニ、福井では越前ガニなる。まあ、カニが方言を話す訳ではないから同じだが。


小生はいつもは茹でた親ガニ(香箱カニ)を3杯、オスカニを1杯買うのだが、高い買い物だけに親ガニの足までちゃんと剥いて食べる。親ガニは身は食べない人もいるくらいあまり大したことはないが、外子と内子は珍味である。外子は丁寧に外して醤油と酒で味付けして食べるがプチプチ感がいい。

内子はねっとりしており、少量の身と味噌と混ぜて食べる。これだけで酒は幾らも呑める。

オスカニはやはり脚の身が最も美味い。10本しかないがやはり大きい方がなんとも言えない甘みがあって美味い。甲羅の中の身は味噌と和えて食べるが、これもいい。食べ終わった後に熱燗を注ぎ呑むのがまたいい。

今年は贅沢をして、活カニも小さいサイズを買った。やはり、脚の大きいところは焼きガニにして、あとはカニすきで頂く。

まあ、2時間半かけて剥いたカニは30分で食べ終わるが、城崎に食べに行くことに比べれば安いもの。因みに11月の末に食べるのは12月になると値段が上がり、1月になると親ガニが禁漁になるからである。あとの楽しみは牡蠣と河豚だがかねがもつかな?