鉄道シリーズ その85。今回は東京メトロ東西線葛西駅の高架下にある地下鉄博物館についてである。地下鉄の高架下というのにはやや違和感があるが、葛西駅は地上駅で環状七号線を越えた先のまさに高架下に地下鉄博物館はある。
JRの鉄道博物館は行ったことがあるが、あまり私鉄の博物館には行ったことがない。(京王レールパークくらい)入ると券売機があり、大人210円、子供100円を支払い入場券を購入。それを自動改札機を通して入場する。
入るとすぐに丸ノ内線で長い間活躍した300系と銀座線1000系がお出迎え。中も入ることができて300系のバネ式のつり革に掴まることもできる。この時代の車両は第三軌道から離れると車内の照明が一瞬消えるため補助ランプが付いているのが懐かしい。
また、銀座線1000系には中にマネキンが乗っていて当時の上野(うへの)駅を再現している。
周りには年表や地下鉄の父『早川徳次』の胸像などに加えて、自動改札機以前に使用していたハサミの入鋏の種類や回数券、当時よく行われたストの際に配られた全線利用券なども展示されている。
反対側のコーナーには地下鉄だけが走るジオラマや運転シミュレーター、自動ドアの模型などが展示、特にジオラマは中々の規模で車載カメラも付いていて大人も楽しめる。
特別展示として1974年10月30日に開通した有楽町線40周年を取り上げていたが、開通当時、護国寺駅近くに住んでいたこともあり、懐かしい写真が飾られていた。当時、まだ池袋~銀座一丁目間のみでのんびりしていた頃を思い出した。