hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

駒形どぜう~浅草グルメ

2014-12-22 05:00:14 | グルメ

毎年暮れが近づくと翌年の干支の手拭いを買いに浅草に行くのが慣例のようになっている。

まずは浅草寺にお参り、すでに仲見世には初詣用の飾り付けが住んでいる。毎年思うが、暮れのこの時期は人も少ないような気がする。

その後、観音横のふじやという手拭い屋で未の手拭いを購入。折角、浅草に来たのだからと『駒形どぜう』まで足を伸ばす。

少し時間が早いせいもあるが、特に待たずに1階に通される。下足番が札を渡してくれ、受け取り入店。1階は火が炭なので焦げにくく、小生の好み。先客の隣の2人は若い女性と60代の男性カップル?不思議な組み合わせが多いが、意外に若い人が多い。

まずはビールで乾杯だがラベルはスカイツリーとふるっている。丸なべ(ドジョウを酒で煮たものが並んだ鍋、裂いたさき鍋もある。)を注文、これにネギをいやというほどのせてネギがしっとりしたら食べどき。

数えるとドジョウは18~20尾ほどでさき鍋の倍近くおり、お得である。柔らかくなるまで煮てあり、骨も泥臭さも全くなく、とにかく美味い。

次にドジョウの蒲焼が登場、5尾(写真は奥様が1尾食べた後のもの)裂いたドジョウが蒲焼にされており、山椒をふって食べると香ばしい。

この辺りで燗酒にきり変える。猪口にも『どぜう』の文字が。やはり、4文字を嫌った江戸っ子が3字のどぜうにしたらしい。

鯉のあらいも登場。酢味噌に紫蘇の実などを入れて食べるが、熱い炭床の前にいると冷たいものが嬉しい。床に板を渡しただけのテーブルのため、屈んで食べると足が段々痛くはなるが、やはりこの店は1階が好きだ。

丸鍋を追加して、燗酒をあと1合呑んで8000円、少し高いが、やはりどぜうは美味い。冬の時期はナマズ鍋もあるらしい。


昔はどぜうを扱う店もかなりあったが、今は高橋のいせきも閉めて、この店か浅草の飯田屋くらいしかないのが寂しい。

駒形どぜう本店
台東区駒形1ー7ー12
0338424001