放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

TEO TORIATTE

2011年07月01日 11時16分11秒 | Weblog
 「QUEEN」の名曲「TEO TORIATTE」(手をとりあって)を久しぶりに聴いた。
 3.11震災から聴かれることが多いという。
 (僕は昨日初めて知ったけど・・・)

 そういえば、今年はフレディ・マーキュリー没後20年。
 彼の霊が哭いているのかもしれない。

 「手をとりあって このまま行こう
  愛する人よ
  静かな宵に光を点し 愛しき教えを抱(いだ)き」
 (このフレーズ(サビです)、なんと日本語でそのまま歌っています)

 なるほど、この言葉は沁みる。
 手をとりあうのはなにも生き残った人だけでなくていいと思う。
 もう会えない人、どこにいるかわからない人、そういう人とも「愛しき教え」は共有できる。

 「愛しき教え」がなんなのか、そこは別に何だっていいんだ。
 その人との共通理解で、いちばん思い出にのこっていること・・・、それが「教え」でいいじゃない。

 20年の時を超えて、フレディがメッセージを送っているような気がする。
 
 「強くあれ。決して想いを曲げるな。
  あなたが全て、僕のすべて、いつまでもいつまでも」(私訳byCOZY)

 このあたりは福島の人たちと一緒に歌いたい。
 すべての被災した人、犠牲になった人たちと歌いたい。

 一緒に推移を見守ることしか出来ない。
 みんな人心地つける日がくることを、放射能が一刻も早く消えることを、海と里の恵みが戻ってくることを、祈ることしかできない。
 だけど伝えたい、差別や排除にだけは負けるな。

 なにも手立てが尽きたその瞬間から、さらにもう一日、もう一日と、生きていてほしい。砂を噛むような、けれどがむしゃらに生きてほしい。
 そして声を出してゆこう。書ける人は書こう。描けるひとも描こう。歌う人は歌おう。怒れる人は怒ろう。笑える時はみんなと分かち合おう。泣きたい時はみんなも巻き込もう。疲れた時は目を閉じよう。動けるときは力を出そう。
 そして明日のために力をほんの少し残しておこう。

  
 
   
 
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