放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

観劇日記「シネマ歌舞伎 阿弖流爲」

2016年07月18日 01時58分35秒 | 観劇日記
観ました。
劇団☆新幹線エンパワメントした歌舞伎「阿弖流爲」。

阿弖流爲は市川染五郎
坂上田村麻呂に中村勘九郎
謎の女・立烏帽子に中村七之助。

新橋の演舞場に19台もカメラを置いて上演(撮影)されたそうで。

まぁー殺陣がすごい。
みんなよく動く。
(直刀の時代にあんな円を描くような刀の使い方したか疑問だけど)

エミシの剣も鉄器だという割に青銅剣みたいなのはなんでだろう?って思うけど。

阿弖流爲の強さと悲しみが不思議な色を放っている。
田村麻呂の飄々としていて、だけど正義感の塊みたいなエネルギーが気持ちよかった。
そして謎の女・立烏帽子。
一言で言えば美しい。世話物とかで見る若娘よりもずっとキレイだったかも。歌舞伎ってなんでもアリなんですね。

御霊御前と右大臣の底知れぬ恐ろしさも、うん、恐ろしかった。

大掛かりな構成で、時間も長い。
あんまり長いから、映画なのに休憩が入る。

コレ、ナマで観たかったなぁ。
東北には来てくれないもんなぁ。そんなステージ組める舞台もないし。

ずしん、と来る満足度でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 老いる、ということ(ひとつ... | トップ | 一関気仙沼南三陸紀行(1)... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

観劇日記」カテゴリの最新記事