放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

<花巻界隈(風鈴)紀行15>

2014年09月22日 12時35分21秒 | あんなこと、こんなこと、やっちゃいました
 平成26年8月11日(月)。風鈴紀行もついに最終日。
 昨夜から心配していた台風も、日本海側を北上してくれて、心配していたほど大風は吹かなかった。
 さて朝食。
 バイキング形式だったが、淹れたてコーヒーがうれしかった。今回ビールで楽しめたが、今までおいしいコーヒーを飲む機会がなかったからね。
 ソーセージもうまい。粗挽き肉の肉汁が口のなかに広がる。また食べすぎちゃう。
 牧場と契約しているのだろうか、玉子も牛乳もほわほわしている。

 お腹を満たしたら荷物をまとめよう。
 もう少し二階のソファで漫画を読みたかったけど(読みかけのマンガが・・・゜_゜;)。

 出発は8時半すぎ。
 少し急がなければならない。
 10時まで一関に戻る。大船渡線(通称「ドラゴンレール」)に乗って猊鼻渓(げいびけい)を覗きにいく予定。
 ここ(花巻市東和町)から一関に行くには・・・、やっぱり東北道に乗るのが確実なんだろう。
 東和ICから上がることも考えたが、すこし遠回りになる。思い切って花巻南ICまで行こう。

 再び県道12号線で西進。さすがに慣れた(笑)。

 高速に乗って南に進路を取る。
 この辺は北上川が作った田園地帯がつづく。だから眺めがいい。
 ひらけた空いっぱいにちぎれたような雲が展開している。積雲も多い。こりゃ、来るな。
 やがて文字通り進行方向に暗雲が垂れ込めてきた。
 フロントガラスにぱたた、と水滴がかかる。とたんにバケツをひっくり返したようなどしゃ降りになった。
 あわててワイパーを振る。けどぜんぜん追いつかない。スピードを下げて走行する。みんなハザード点けている。
 きっと台風からこぼれた、はぐれ雲純情派とかいうんだろう。このごろの天気は凶暴だ。どこが純情派?
 
 雨はこの後も突然降ったり止んだりをくりかえす。「夏の雨は馬の背を分ける」というけど、ほんとに極端。
 雨がだあだあ降っているのにあちらの空が晴れていたりする。
 かと思うと、晴れていたのに突然ざあああとものすごい降りかたをする。

 水沢を越えた。すこし気温が上がってきている。暑くなる予感。

 JR水沢駅の風鈴はキレイだそうだ。もちろん鉄風鈴。
 予定があえば風鈴を聴きに行きたかった。
 せっかく岩手に来て、駅の風鈴を聴かないと何だか物足りない。車を降りてでも聴きに行く価値がある。
 JR一関駅ではどうだろう。

 平泉を越えて一関ICが見えた。けっこうギリギリ。
 すこし迷いつつ、JR一関駅を目指す。
 手近かな有料駐車場に車を入れる。個人経営のところみたい。
 一日500円。まあいっか・・・。
 おばあちゃんが窓口のところで手をひらひらさせていた。(脱衣婆?)
 料金を払うと飴をどっさりくれた。(白衣観音?)

 線路に沿って歩く。タイミング悪く晴れたので地面から立ちのぼる湿気がすごい。こりゃ気温30℃いってるな。
 
 JR一関駅へ10時10分。おおーっ、なんとかなった!
 切符を買い、改札を抜ける。なんだか人が多い。
 そうだ、世間では普通の月曜日だった。
 大船渡線各駅列車が横たわっている。ここも学生さんがいっぱい。(ってか10時って遅くね?)
 4人ばらばらに席を確保。なんとか座れた。

 通称「ドラゴンレール」。猊鼻渓、千厩を越えて宮城県の気仙沼、唐桑と三陸海岸をめぐる。奇跡の一本松、陸前高田、大船渡と北上し、盛駅が終点。時間さえあればゆっくり往復したいローカル線だ。
 ちなみにドラゴンレールの名称は、河川にそって龍陀のごとくレールが続くから名づけられたそうな。
 
 あいにく時間に制限があるから、途中で引き返すことになる。どこまで行こう?
 いろいろ話しあって「千厩」までいくことにした。

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