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石蕗(つわ)の花
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観賞用で庭の隅などに植えられていることが多い
園芸栽培の歴史は古く
1827年ごろの「草木奇品家雅見」には精密な図画とともに
当時の流行がうかがえる記述があります
葉っぱは吹きとよく似ていて和えもの煮物、佃煮など
食用にされていたそうです
九州南部では「オオツワブキ」という種類は
食用栽培もされていたそうです
また生の葉を火であぶってさまして
腫れものの吸いだし軽いやけどや湿疹などに
貼ると効果があるとされています
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「石蕗咲くや心魅かるる人とゐて」 清崎敏郎
「静かなる月日の庭や石蕗の花」 高浜虚子
(画面隅のブックマークからも行けます)