その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

山茶花 2

2011年11月14日 | Weblog

 

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山茶花 2

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先日山茶花が咲いたのでブログに登場させましたが

ようやく街の中でも目につくようになってきました

今日は歳時記から少し離れて思い出話です

母が山茶花が好きで私もそのせいかとても好きです

椿と違って花びらが一枚いちまい散るからいいと言っていました

以前住んでいた家の庭の真ん中にほっそりとした木が

二本あって紅白で植えてありました

純白と紅色の花びらが緑の葉とベストマッチ

小さく切れ込みのある足袋のような形の花びらは

とても昔風の木でも上品で気品に満ちていて

子供心にも気がついたころには好きでした

この木が一番美しく見えるのは

秋も終わりに近づき寒々とした空気の庭に

丸く円を描いて花びらが散り敷いている時で

ストーブを入れようか迷うような寒い日でした

部屋のガラス越しに見る庭は~

♪さざんかさざんかさいたみち~~で知られる

文部省唱歌さながらの風情でした

山茶花は昭和の日本の暮らしをほうふつとさせます

今でも山茶花を見ると昔の庭を思い出します

山茶花は見た目と少しイメージが違う花ことばがあります

「愛嬌」「ひたむきな愛」で明るい花ことばですよね

別名 ヒメツバキ 山茶花は漢名の山茶(サンチャ)に由来します

学名 Camellia sasanqua 英名 sasanqua

 

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